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バイト〜2年以上ありがとう〜

作者: 高校3年rin

バイトの経験は、ありますか?

私は、初めてのバイト先が閉店してしまいました。

2年以上務めていました。たくさんのことを経験し、たくさん成長しました。昔から通っていたケーキ屋さんです。辛い経験もしました。高校3年生が今のお気持ちと共に書いた小説です。

〜2年以上ありがとうございました〜

はじめてのバイト先、社員さんの誰とも話せなくて何もわからない私に接客ではなく、ずっと掃除をさせ、

「掃除終わったら、ケーキ覚えて。」

覚えれないし、見て覚えるなんて無理で接客なんてさせてもらえなかった。

月日が経ち私も接客をさせてもらえるようになった。それでも私の入っている時間は、お客さんが全然来ず掃除ばかりだった。月に3回しかいれてもらえないこともあった。

私は掃除ばかりで、厳しくシフトも全然いれてくれないその人が怖いし、嫌いでした。

「辞めたい。辞めようかな。」

そう思う日々が続いた。


ある日その人が辞めた。

急に怖さもなくなり土日もたくさんいれてもらえるようになった。

それでも大人が怖く、あまり話せなかった。


その人が辞めてから2ヶ月ぐらいしたとき20代前半の人が入った。

すごく優しく明るい彼女と打ち解け仲良くなった。それからバイトも楽しく社員さんとも明るく話せるようになった。それでも怖い社員さんはいて、よくわからないことで怒られたりした。辞める勇気もなく高校卒業と一緒に辞める。早く卒業しないかな。そう考えた…


彼女はたくさん話してくれたり、相談きいてくれたりたっくさんご飯も行った。


2020年3月突然彼女は言った。

「10月ごろにお店閉まっちゃうの。」

え。驚いた。卒業まで…いや私の誕生日もここでケーキが買えなくなる…?

そのときはまだ軽い気持ちだった。


8月に入ってからグループLINEに

『急にすみません。今月でお店を閉めます。』

急に不安が襲った。あんなに辞めたかったのに。なのに悲しい。そう心に浮かんだ。


今日8月31日。最後のバイト。


幼稚園のときから、このお店でケーキを買っていた。小5の職場体験でここにきた。高校入ってバイト先を探してる時にここの名前が浮かんだ。ちょうど募集していてここに決めた。

はじめた時とは全然ちがう。辞めたくない。まだ働いていたい。そう思った。


たくさんの思い出、クリスマスのときトナカイのコスプレしてケーキ販売したり、今年の夏浴衣きて接客したり

工場のお兄さんに会う度可愛いねって言われたり

最初より明るくなったねとか、接客上手くなったねとか、今の対応めっちゃよかった!とかたくさん褒められ成長した。去年の誕生日ケーキは豪華にしてもらったり…ね…


いやだ。今日がきて欲しくなかった。

はやいよ。お別れしたくない。まだここでバイトしていたい。なくならないで欲しい。バラバラになりたくない。

来年も再来年もその先もずっと誕生日ケーキ買いに行きたい。成人の日も振袖きて行きたかった。



最後の日、シフト入れてくださりありがとうございます。

特別にオリジナルケーキ予約して、作っていただきありがとうございます。涙がとまりません…


今日最後の日。過去1番の笑顔で接客して、後悔ないよに笑顔で終わらせる。ありがとうございましたってお礼しながらもう開くことのないお店に感謝の気持ちとお世話になりました。お疲れ様です。そうちゃんと言おう。




それでは。行ってきます。


この小説を読んでいただき誠にありがとうございました。本当に年月が過ぎるのは、はやいですね…

私にとって最初のバイト。ずっと記憶に残るものです。それがこんな形で辞めることになってしまったのがすごくショックです。今でも閉店なんて信じられないです。9月に入ってもまたバイト先に行ってしまいそうです!

新型のウイルスが流行っていてみんなで送別会が出来ないのがすごく残念です…それでもここで経験したことを就職先で活かして行こうと思います!

この物語は、ノーフィクションです。誰かの心に響きますように……

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