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 出勤すると、カフェにみんな揃っていた。まだ図書館の鍵、私しか持ってないんだったね。

 朝はおばあちゃん達が掃除で来るから開けとかなきゃだけど……パートさんに鍵預けるのも責任が重いかな?

 とりあえず一番早く出勤するボブさんに、カフェの鍵同様預けようかな。

 閉館後閉めるために、ケビンにも預けとこう。ちなみに写真屋さんの鍵はおじちゃん、カフェはボブさんとサミーが持っている。


 汚れてもいい服装でって言ったけど……男性陣はまあいいんだけど、女性陣はワンピースとかで、本当に汚れてもいいのかな?

 とりあえず厚手のエプロンを用意して、着て貰おうかな。いや、Tシャツとジャージでも出す?棚に並べる時にしゃがんだりするしね。うん、そうしよう。


「女性の皆さん、すみませんがこれに着替えてください。私とお揃いで~す」


「ええ、ズボン……?」


「このメンバー以外誰もいませんし、今日はズボンじゃないと作業が難しいので、よろしくお願いします」


 恥ずかしがっているが、慣れているカレンちゃんとカーラさんがあっさり了承したことで、仲間がいるならとみんな覚悟を決めてくれたようだ。

 着てしまえばピッタリしてないジャージにお尻まで隠れる大きいサイズのTシャツだから、抵抗感が和らいだらしい。


「では、仕事内容を説明します。まず、この魔石をここに貼り、カバーもテープで止めます。

 10冊くらい出来たらここの受付に持ってきてください。えっと、誰か2人……ダリアさんとミーナさんに渡してください。

 2人はここに座って、この金属部分の上に本を置いて、魔力を少し込めて本のタイトルを登録していってください。

 表紙にある本の題名を魔力を込めた指でなぞればいいそうです。終わったらこちらに避けていってください。

 このカートがいっぱいになったら、棚に並べていって貰います。図書館スタッフの5人がメインで並べてください。

 場所はその都度指示しますが、大まかな配置図は後ろの壁に書いてあるので、よろしくお願いします。

 と言うことで、まずは全員で魔石を貼る作業から開始しましょう」


 図書館のエントランスにテーブルと椅子を並べ、黙々とテープで貼り付ける作業を開始した。

 暫くして、少し本がたまってきたので、ダリアとミーナさんに受付に移動して貰い、入力作業をして貰う。

 コの字型の受付カウンターになっていて、カウンターの半分くらいの位置に10cm位の幅の金属がぐるっと帯状に取り付けてある。

 その上に魔石の付いた本を置き、借りる人の魔力をピッと流せば、誰が何の本をいつ借りたって言うのが登録されるらしい。

 詳しいことはよく分からないのだけど、金属の中に魔石が埋め込まれているそうだ。

 ちなみに国民の義務とやらで、魔力は国に登録してあるので、ピッと流すだけで名前に住所が分かるようになっているのだとか……マイナンバーカード的な感じかな?ちょっと違う?


 返却は本を乗せるだけでいいそうなので、本人が来る必要は無い。返却期限が過ぎると、ライアンのアイテムボックスに回収される。

 ペナルティーもちゃんと登録しているので、しれっと次に借りようとしてもエラーになって借りられない。

 エラー内容は、また別の携帯くらいのサイズの金属の板をエラーになった本に乗せると文字が出て教えてくれるのだとか。

 返してなかったので、ペナルティーとしていついつまでは借りることが出来ませんよと伝えて、お引き取り願うと言う感じだ。

 

 棚にも魔石が付いていて、並べた本を登録することが出来る。なので、棚に並べて登録された後に受付に本を持ってきたら、どの棚に並んでいた本だと言う情報も追加されているのだとか。

 日本の図書館も、検索機で調べたらどの棚にありますよ~と出てくるよね?そんな感じなので、返却後に並べる作業が楽になる。

 ちなみにさっきの携帯サイズの板を置くと見れるので、図書館スタッフは1人1枚持って、作業する感じになるだろう。

 図書館スタッフのアイテムボックスはみんな平均サイズらしいので、返却後の本を乗せるカートも用意した。

 エレベーターがないので、2階の本の返却作業は大変だと思うが、まあその辺は上手いことアイテムボックスを使いながら、頑張ってほしい。

 2階は専門書やBLなど特殊なものが多いので、そんなに借りる人もいないんじゃないかな~と思う。


 一応夜間返却ボックスも設置した。バサッとならないようにアンドレが何かしてたけどよく分からない……

 どうしても仕事で間に合わなかったと言うのを想定しての措置だ。翌日の開館前までに返却されていれば、ペナルティーの対象からは外してある。

 受付にもその辺の壁にもトイレにも、貸出しは1週間で過ぎればペナルティーがつけられるなど、ちゃんと細かく書いて貼っているので大丈夫だろう。

 スタッフにも受付の時に、返却は何日までですと言うように、徹底的に指導する予定だ。

 聞いてないとかいちゃもんつけられても困るしね。よし、どんどん並べていくよ~。


 とりあえず大体同じ位置に置くものをカートを別けて乗せていく。漫画、文庫、単行本、レシピ本、児童書、絵本等々、どんどん別けていく。

 一応出版社ごとに別けて、作者の名前をあいうえお順で並べて貰う。うん、めちゃくちゃ大変だよね……

 ブルーシートも各場所に用意して、棚に入れるよりも先に、出来たものから分類していく。

 ってやってる間にお昼だね……とりあえずカフェで休憩しようか……糖分が欲しい……デザートにチョコパフェとか食べちゃおうぜ。くふふ

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