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 どうしよう……ちょっとトイレに行きたくなってきたから、急いでカフェに戻ろうと思ってたのに……うう、このままじゃ確実にランチの途中で限界が来る……

 ああ、もう少し大丈夫と思ってたけど、行きたいと思えば思うほど限界が近付いてくる~!


「ラ、ライアン……トイレ行きたい……」


 ライアンだけにボソッと伝えた。本当は言いたくないけど、久々に自分でトイレを流せないピンチに、ライアンに頼るしかなかったんだもん……


「……客間を借りてもいいか?妻が着替えたいそうなんだが……」


 おお!ライアンが……あのライアンが上手いこと言ってくれた!お城と同じような作りなら、客間にバストイレがついてるもんね!私に恥をかかせないように考えてくれたのね……うう、嬉しい。

 さらにライアンは案内された客間で、手伝いを申し出たメイドさんをやんわり断って2人きりにの空間にしてくれた。

 無事トイレを終えて人心地ついたはいいけど、急いで着替えなきゃね!

 ドレスは写真館で使おうとお気に入り登録してた中の1つである、グレーのドレスを選んだ。後ろの編み上げでサイズ調節するので、ライアンに少し緩めで結んで貰う。え?だって今からご飯だし……

 ちょっと裾が長いけど、その分高いヒールの靴を履こう。出来るだけヒールが太いものを……ピンヒールだと、階段でこけちゃいそうで怖いんだもん。

 髪はくるりんぱで誤魔化して、これまた写真館のためにお気に入り登録してた髪飾りをつける。

 イヤリングをつけて、ネックレス……もいいけど、ボディジュエリーシールを貼ってみる。うわっ可愛い!メイクもお仕事モードで色を入れてなかったから、ちょっと華やかにして……これでいいかな?

 え?ライアンまた写真撮りたいの?三脚出して、急いで撮るよ!パシャパシャ……いいね、急いで食堂に行こう!

 

 部屋を出ると、先程のメイドさんが待機していた。待たせちゃったなと焦ったけど、どうやらこの世界の貴族女性ではあり得ない位の早着替えだったようで、物凄く驚かれた。

 食堂でも騎士団長ファミリーに、腰を抜かすほど驚かれた。え?そんなに早かった?だってお待たせしてるから急がなきゃと思って……

 確かに移動中にドレスやアクセを考えて、トイレで1分、ドレスを買うのに3分、服を脱ぐのに1分、着るのに5分、髪をくるりんぱするのは10秒で、髪飾りやイヤリングをつけるのに1分、シールを貼るのに1分、メイク直しで3分のトータル15分だね。

 ライアンと写真を撮るのに3分くらいで、移動も合わせて30分くらいにはなんとか押さえたけど……これって早いのかな?

 まぁね、移動中に必死に早く着替えるための段取りを考えたし、ドレスやアクセを買い物かごに入れながら歩いたけどね。おかげでかなりスムーズに着替えれたと思うけどね。


 問題のランチは、メインがお肉の中々なコースだった……もうね、必死に人を見ながら真似して食べたよ!味しなかったよ!めっちゃ美味しそうだったけどね。

 何も言われなかったし、特に変な目で見られなかったから、大丈夫だったと信じたい。

 食後は男女別れて話をするようだ。花が綺麗な庭園のガゼボに案内された。

 座り心地の良さそうなソファーと、テーブルが置いてあった。食後のお茶がいるか聞かれたので、よかったら私の世界の飲み物でもどうですか?とタブレットを見せると、可愛い可愛いと喜んでいる。

 私これがいいと奥様が選んだものは、いつの間にかページが変わっていたようで、カクテルだった。


「あ~、すみません……これはお酒です……あ、こっちならジュースですよ」


「そうなのね……でもこっちが可愛いわ。今日はもう何もないし、いいんじゃないかしら……?」


 いいんだ?いいならお酒で乾杯しますか……くふふ

 息子さんのお嫁さんも別の味のカクテルを選んだので、私も飲んじゃう!こんな天気のいい日に綺麗な庭園を見ながら真っ昼間から飲むなんて……背徳的でヤバい~!くふふ~

 お酒だけだと何だから、ネットスーパーでカットフルーツと大袋入りチョコとナッツミックスを買ってみた。いつも男ばっかりだから、女子会って感じで楽しいかも!


「麻衣様は勇者様とラブラブなのね~。さっきも着替えに行くのに一緒に行くなんて……ふふふ、やっぱり新婚はいいわね~。

 やっぱりあれかしら……勇者様って普段はとってもクールだけど、夜は激しいのかしら?なんちゃって!ふふふ」


「そうですね~、体力ヤバいですね。でも、団長さんも筋肉凄いし激しそうですね~くふふ」


 ええ、ええ、酔っぱらってますよね~。酔った勢いでなんつーぶっちゃけトークしちゃってるんだ私……


「まあ若い頃は……ね。ほら、もう孫もいるでしょう?年も年だし最近ではすっかりご無沙汰なのよ~。貴方達はまだ若いしそんなこと無いんでしょう?次は女の子がいいわ~ふふふ」


「いや、お義母さん……実はうちもすっかりご無沙汰なんですよ~。男の子も生まれたし、安心しちゃったのかな~?」


 おおう、凄いな酒の力!嫁姑で夜のぶっちゃけトークとか何このカオスな空間!


「それなら気分を変えてコスプレとかしてみたらどうですか?騎士だしセクシーナースで看病するとか。くふふ」


 コスプレって何って言うから見せてあげると、いや~!と顔を真っ赤にして無理無理無理無理と言われてしまった。

 でもきっと喜ぶぜ?くふふふふ

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