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「お、間取り図出来たか?体育館時間かかるし、二手に分かれて作業してもいいかもな。まずはカフェから作ろう!」
「自分が食べたいだけでしょ?まぁ試作品とか作ったりしなきゃだし、カフェからがいいですね。
明日の午後にでも王都に行ってギルドで料理人とパン職人の募集をして来ようかな……」
「あ、料理人ならいい奴がいるぞ。城の料理人の1人なんだけど、若いからか変わったもの作りたがっていつも怒られてんの。
面白い奴だから、たまに研究手伝わせてるんだ。そろそろ城にも飽きたって言ってたし、ちょうどいいな」
「おお、いいですね~。でも、急には辞めれないですよね?もし来て貰えるなら、いつから来れるか聞いといて欲しいです。ってことで今日はお城に帰って下さいね。騎士団とかにマンガ渡さなきゃでしょ?よろしくお願いしま~す」
くふふ、これで今日は久々にゆっくり2人の時間がとれる……さっき買ったナースで……げふんげふん
昨日は熱い夜だったぜ。たまにはコスプレも悪くないな~……ちょっと体力的にキツいけど、若いからか回復も早い。にひひひひ
はぁ、もっとイチャイチャゆっくりしていたいけど、今日はゼニー子爵の弟さんと会って、カレンちゃんの予定が合えば王都に行ってギルドにも行きたいからおしゃれしなきゃ。
結構歩くよね?スニーカー履いてたがいいかな?スカートはロングがいいから……この花柄のロングスカートにしようかな。
上もあまり肌を出しちゃダメだから、レースを部分使いしたぽわんとした袖のブラウスにしようかな。
髪が邪魔だな~……いつもポニーテールにしてるけど、正直邪魔なんだよね。肩くらいに切りたい……
とりあえず時間もないし、今日もポニーテールにしとこう。
白いブラウスにターコイズグリーンに大きめの花柄の薄い素材のスカート、キナリのキャンバススニーカーで爽やかコーデの出来上がり。
建築現場に行くと、ゼニーさんと杖の爽やか系イケメンとメイドさんがいた。
しかも何故か爽やか系イケメンはアンドレとめっちゃ盛り上がっていた。
「おはようございます。弟のハンスを連れてきました」
「はじめまして、ハンスです。私にも出来そうな仕事があると聞いて……ご覧の通り片足で左手が上手く動きませんので、無理そうでしたら遠慮せずおっしゃってください」
うん、爽やか!話し方も声もいい感じ!これは……いいかもしれない。
「麻衣殿なら何かあるでしょ?こいついい奴でさ~、昨日兄貴を見てもピンと来なかったんだけど、社交界でたまに会って話す奴だった。
めんどくさいからああいう場は嫌いなんだけど、ハンスと話すのは楽しかったんだよな~。でも最近見かけなくて心配してたんだけど、元気そうで安心したよ」
「アンドレ様はおモテになりますからね~、めんどくさいと言うほど私もモテてみたいですよ。ははは」
「採用!」
「は?」
「え?」
「ぶわははははははは、さすが麻衣殿!面接もせずに採用するとは……くっくっくっくっく」
っち!なんかバカにされてるみたいでイラッとする。早く建設作業に行けばいいのに……
「とりあえず理由を話したいのでテントに行きましょうか」
暑いし立ち話もなんだからテントへ案内して冷たいお茶を出した。
「えっと、まず採用理由ですが顔です」
「「「は?」」」
「と言うのは半分冗談で、貴族のお屋敷に仕事をしに行って貰うので、とにかく社交的で感じの好い人を探してました。
さっきのアンドレ様との会話を見る限り、ピッタリの人材だと思いました」
「あの、有り難いのですが、その仕事と言うのはこの体でも出来ますでしょうか?」
ん~、出来ると思うけど、とりあえず試して貰ってからの方が早いかな?
と言うことでライアンにアイテムボックスから簡易テーブル、三脚にセットした一眼レフ、プリンター、ノートパソコン、発電機を出して貰った。
「写真と言うものを撮りに行って欲しいんですよね……このカメラと言うもので撮ります。レンズカバーを外して電源がここで、カチッとなっったらレンズを回して出して、ここを覗いて……いいところでレンズを止めて、このボタンを押すと写真が撮れます。
とりあえずアンドレ様でも撮ってみてください」
右手で杖を持っているので、シャッターを押すときバランスを取るのが難しそうだった。高めのスツールを出すと、軽く腰かけてライアンに教えて貰いながら自分で三脚の高さの調節をしている。
何度かレンズを回して納得したようにうなずいた。
「アンドレ様お待たせしました。さっそく撮らせていただきたいのでバシッとかっこいい顔お願いします!まぁ普段のお顔でも十分イケメンですけどね~はっはっは」
当たり前だとかなんとか言いながらノリノリでボーズを決めていく……わ~、想像以上に人たらしだわ……次にパソコンを起動して、カメラからSDカードを出してパソコンに入れて今撮った写真を出す。
アンドレと一緒に写真を見てすげーすげーとはしゃいでいる。とりあえず1枚選んでもらってプリンターで印刷する。
ここまでかなりスムーズだ。さすが若いと覚えが早いね~。次は組み合わせる練習をする。
まずは4枚。5枚。細かいサイズ調整も教える。センスがいいみたいで私より上手かった。そして、アンドレがイケメン風に写っていた……のせ上手で撮るのも上手いとか……天職でしょう!
「すごいすごい、初めてなのにめっちゃ上手ですね!これをやって欲しいんですけど、問題はアイテムボックスかな?これが全部入れば移動も楽ですよね……」
「大丈夫だと思います。このテーブル(休憩用の6人掛けテーブル)位のサイズまでなら余裕で入ります」
「おお、じゃぁちょっと遠方への出張になっても荷物は大丈夫そうですね!いや~、いい人が来てくれて本当よかったです」
「い、いえ……こちらこそ……いい仕事を……うっうう……一生懸命頑張ります!」
わ~、なんか泣かせちゃったよ……どうしよう……




