表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/48

いつか、どこかの地の底で

「ハハハ! バッカだなぁ! 作者より頭の良いものなんて作れる訳ねーだろ!」

「うっせぇモヤシ! 黙ってろ!」


 ゴブリンは脇目も振らずに木偶人形をいじる。


「お前には出来たんだ。オイラにも出来るさ!」

「あァ? 俺ァ作った覚えないぞ。自分以上のものなんて」

「見ろよ、完成だ!」


 ゴブリンがナットを締めると、木偶人形の口がカタカタと動き出した。


「ハロハロゴブ、ニュニュニュ、ニューワールドブ!」

「10たす9は?」


 ゴブリンが尋ねる。

 木偶人形はガタガタ震え、やがてチーン! とベルを鳴らした。


「42」


 俺は「おぉ……」と、感嘆の声を漏らした。


「すげぇ。ちゃんと増えてる。確かにこいつはお前以上だ」

「うっせぇバーカ!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

script?guid=on
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ