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第2話 いきなり15歳です

いきなり年取ります…ええ、書くのがめんどいだけです

(さて、なってしまったものは仕方ない…あの女神め…)

元々勇者に転生することになっていた俺、二宮一歩はどういう訳か魔王の娘に転生させられていた。

(あの女神のいうことがほんとなら…将来俺は勇者に倒されるかもしれない…何とかしないと…)

(そうだ!確か三つのスキルを貰ってたよな…どうやって確認するんだ?)

そうすると自分の目の前にゲームのステータスのような者が表示されていた。


(これか、えっと、スキルスキルっと…)

そこに表示されていたものは


ハル=インビジブル 生後5ヶ月

『称号』

魔王の娘

転生者

世界最強の遺伝子を継ぐもの


『ステータス』

HP 6000

MP 10000


ATK 200

DEF 800

M ATK2000

M DEF4000


『スキル』

「女神の加護」 HP MPを100%アップ

「魔眼」 すべてを見通す力

「魔神の化身」 魔神 アダムスの力を100%使える。ただし、15分間のみ


(…これ、やべぇんじゃねーの?どう考えても赤ん坊のステータスじゃねーだろ!?何これ!)


いや、このステータスはおそらく魔王の娘だからだろう。これ、むしろ勇者に転生するより強いんじゃねーの?


(まぁ、いいか。強いと安心できるし。とりあえずは…普通に過ごすか…)




こうして…15年の月日が経った…


「ハルちゃん!15歳の誕生日!おめでとーーー!!」


「ありがとう!」


「ハルもついに15歳か…早かったなぁ…」


「うんうん!あっという間でしたね!」


「こんなに可愛く育って…」


「しかもこんな美人…」


「「最高だな(です)!」」


「そんな事ないよ!私よりお姉ちゃんの方が可愛いじゃん!」


「ん?私?何言ってるの!あなたの方がずっと可愛いわよ!うんうん!あなたは自慢の妹よ!」


「えへへーありがとう!お姉ちゃん!」


(ふぅ…女の子のふりするのも大変だなぁ…とりあえず褒めときゃなんとかなるだろ。)


「そういえば、もうすぐ第一魔族学校入試だな!」


そう、この魔界では15歳になる子供たちは魔族学校へ通うことになっている。だが、第一魔族学校は入試の結果によってクラス分けされ、上のクラスほどレベルの高い魔族が集まり、それぞれのクラスに合わせた授業を展開する。

ちなみに最上位クラスは入っただけで将来が約束されるほどだ。それほど、入るのはかなり難易度が高い。入試は筆記テスト、魔力テストの二つで決定する。 俺は昔から自分の好きなことはのめり込むタイプだ。そのため、異世界の知識はマンガやラノベを読むように楽しかった。そのため…現在俺の魔法やこの世界の歴史などの知識量は学者レベルだ。そのため、称号に「飽くなき探究心」と「魔法学者」が付いた。


「ハルちゃんなら大丈夫よ!私でさえ知らないことも知ってるのに!」


「あぁ!俺の持ってる知識もすべて覚えたんだ!素晴らしい才能だ!こりゃ首席も夢じゃないぞ!」


「もう!二人とも!あんまりハードル上げないでよ!」


「あはは!ごめんごめん!けど僕は確信しているよ!君は将来僕を超える大物になる!そんな気がするんだ…!」


「そ、そうかなぁ…?」


「まぁ、でもまずは入試に集中しなさい。ちゃんと入学できたら…そうね、お姉ちゃんがなにかプレゼントしてあげるわ!」


「ほんとに!?ありがとうお姉ちゃん!大好き!」


「…/////分かったからもう寝なさい!」


「はーい!」


「…あの子はほんとに…」


「なにぃ~?お姉ちゃん」


「なっ!いつの間に…な、何でもないわよ」


「そう?じゃあおやすみぃ~」


「今の…僕でさえ分からなかったんだけど…」


「わ、私もよ…」


「本当に…ハルは僕を超えるかもしれないな」


そして、入試当日


「じゃあ!パパ!ママ!お姉ちゃん!行ってきます!」


「行ってらっしゃ!落ち着いてやるんだよ~!」


「帰ったら試験のいろんな話聞かせてねぇ~!」


「あなたなら絶対に大丈夫よ!なんたって私の妹なんだから!!」


普段はこんな砕けた感じだが、魔界の重鎮たちが遊びに来た時は俺も、姉ちゃんもちゃんと敬語を使ってるぞ!


「よし!いっちょやりますか!」


とてもこんな美人から出たセリフとは思えない…

誰にも見られていないとは言っても油断は禁物だ…

分かってるんだけど…


「まぁ、いきなり女になれって方が無理なんだよなぁ…たまにこうやって素で喋らなきゃ変な気分だ。」


第一魔法学校は家を直線3キロほどのところにある。


「あー…体力はほぼ無限だからいいけど…チャリ欲しいなぁ…」


色々愚痴を言ってると前に同じような身長の髪の長い子が歩いていた色は赤だ。ちなみに自分は髪の毛は肩甲骨あたりで止めている。あまり長いと首がしんどい。色はシルバーだ。俺の家族はみんな同じ色だ。

ずっと黒髪だったから最初はすごい違和感だったけど…


「思い切って話しかけよう…おーい!」


その子は声に気づいてこちらに振り向いた…

うわ!めっちゃ美人や!姉ちゃんとため張るぞ…ありゃ


「あなたは…誰ですか?」


「私は…」


ここで名字を名乗って魔王の娘と明かせば友達じゃなくて部下と上司みたいな関係になってしまう…!

それはまずい…!俺が最も嫌う関係だ。


「私はハル!あなたは?」


「…ルシルよ」


「ルシルちゃんね!あなたも第一魔法学校に?」


「そうよ」


「じ、じゃ一緒に行かない?」


ヤベぇ!友達作りとか全然しなかったからわかんねぇ!大丈夫かな?変に思われてないかな?


「ええ、いいわよ。私も一人で寂しかったし」

「ありがとう!!」


「でも、あなたも一応、私の敵だから」


ですよねぇ…入試なのにこんな気安く話しかけちゃやっぱまずいっすよねぇ…


「そ、そうだよね…でも!私もルシルちゃんも入れたら…友達になってくれる?」


「入れたらって…よっぽど自信があるようね。いいわよ…お互い頑張りましょ」


「ありがとう!頑張ろうね!」


よっしゃぁ!友達一人確保ー!賢そうだしなんかエリートっぽいしこの子は受かるだろう。


「でもあなた…どこかで…」


ギックゥゥゥゥゥゥゥ!!


「エエエエエ、シ、シラシラシラ、シラナイハズダヨ!!」


「どうして突然片言になるのよ…まあいいわ。ほら、見えたわよ」


「あ!ホントだね!って…こんな大きいんだね。」


いやいや……デカすぎだろ!!マジで!



こうして、第一魔法学校 入学試験が始まる…

女の子キャラを演じる男の子…なんて書くのが難しいんだ…けどやりがいあり!頑張りますよォ~

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