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7話 両親のステータス

ステータスを貰った日は、いつもより少し豪華な夕食だった。


「なんか今日の夕飯は、豪華だね」


豪華と言っても、いつもよりスープの具材が多かったりするだけの少しの差だった。


「今日はアレイがいいステータスを貰えたからそのお祝いよ!それと、明日から団長の所に行くならちゃんと栄養を取って置かないとだからね!」


「もしかしてアルベルトさんって訓練がきついの?」


「そこそこのきつさじゃないかな? 剣の訓練とかだったらヤバイけど…」


父さんが遠い目をしながら呟いた。


「そうなんだ」


きっと現役の頃を思い出しているのだろう。きついと言ってもどのくらいきついのだろうか…

まあ、明日になれば分かることだし気にしないでおこう。

今まで鍛えてきた魔力もある事だし、多分大丈夫だろう…大丈夫だといいな…

父さんの顔を見ると段々不安になってくるんですけど…


「話ばかりしてないで、冷める前に食べちゃいましょう」


「そうだな」「はーい」


母さんが声をかけてきたので、食事をすることにした。


「そう言えば父さん」


「なんだい?」


「父さんの剣術スキルのレベルってどのくらいなの?」


「ステータスを見せたこと無かったか?」


「見たことないよ」


「そうかだったか… じゃあ見せてやろう!【ステータスオープン!】」



~~~~~~~~~~~~~~


名前:アドルク 年齢:28


Lv:86 種族:人族


HP:6000/6000

BP:700/700


物攻:1300

物防:1000

魔攻:30

魔防:500

筋力:700

体力:900

運 :90


スキル

剣術Lv7 盾術Lv4 槍術Lv5

身体強化Lv5 瞬足Lv4 守護Lv5

直感Lv10


~~~~~~~~~~~~~~~


「凄い! 物理攻撃力防御力が1000超えてるなんて!」


「な、なんだが照れるな…」


本当に照れてるのか、俯きながら後頭部を掻いていた。


「お父さんが見せたなら私も見せようかしら? アレイ見たい?」


「見たい!」


「じゃあ、見せようかしら。【ステータスオープン】」



~~~~~~~~~~~~~~~


名前:エストリア 年齢:27


Lv:73 種族:人族


HP:4000/4000

MP:6000/6000 (共有中)


物攻:600

物防:500

魔攻:1500

魔防:1200

筋力:500

体力:700

運 :350


スキル

契約魔法Lv7 棍術Lv3 風魔法Lv6 雷魔法Lv5

魔力共有Lv5


テイム中モンスター

シャドーウルフ亜種:1

シャドーウルフ:20

シャドードラゴン(幼体):1 (:何匹)


~~~~~~~~~~~~~~~


「ド、ドラゴン!?」


「まだ幼体だけどね」


「それでも凄いよ! 本で読んだけど幼体でも村一つを殲滅できる力を持ってるんでしょ!」


「そうね、だけどテイムしていても言うことを一切聞いてくれないのよね…」


「え!? それって大丈夫なの?」


「大丈夫よ。あの子はこの大陸じゃ無くて少し離れた小島に住んでいるから。呼びかけにも応じずにね」


「そうなんだ…」


「そうよ。自慢できないわ、こんなの…」


「気にしなくていいんじゃないかな? テイム出来たのは本当の事なんだし」


「息子に慰められるなんて… もっとしっかりしなきゃね! それよりも早くご飯食べてしまいましょう!」


「そうだな。明日のためにも早めに寝たほうがいいからな」


母さんが立ち直り食事を済ませ、眠りについた。




▪▪▪▪▪▪


朝から投父さんとの剣の鍛錬のために家の庭に出た。すると、


「おはよう!アレイ!」


やる気に満ち溢れた父さんがいた。


「おはよう。父さん」


「剣術のスキルを貰った事だし、今日から厳しめにするぞ!それと毎日鍛錬をするぞ!」


だそうだ。厳しめってどうなるのかな?


「まず今まで同様に素振りを100回!」


「分かった。 1ッ ……?」


そう言う事で素振りを始める。

1回振ってみて今までと何か違う感じがした。

なんと言うか、綺麗に振れている感じがするのだ。


そんなアレイを見てアドルクは、


「気がついたかアレイ。その感覚ががスキルを持っていると言う事だ。スキルレベルが上がれば、その感覚はより強く感じる。つまり、無駄のない動きをする者はスキルレベルが高い証拠だ」


「なるほどー」


「さっ、素振りを再開して、あと99回」


「うん!」


剣を振り上げ、振り下ろす。

今まで同じことをしてきていたはずなのに、今までとは全く違うことをしている様な感じがする。


「99ッ …100ッ! 終わったー!」


「終わったのか? スキルがあると本当に速さが変わるな… そんなことよりも、ステータスを見てみろスキルレベルが上がってないか?」


アドルクに言われ、アレイは自分のステータスを見てみた。

すると、


「ほ、ホントだ!スキルレベルが2になってる!」


「よし! それなら第一目標は達成だ!第二目標は、落ちてくる気の葉っぱを綺麗に着ることだ!これをすることによって、動体視力や反射神経、瞬発力に加えて、不安定に落ちてくる葉っぱを切ることによって、綺麗な太刀筋になるんだ」


「それって今日中にできるようになる様な事なの?」


「これは、4ヶ月以内には出来れば天才と言った所だ。剣術スキル4になれば楽勝だがな」


「さっき簡単に剣術スキルのレベルが上がったけど、レベル4ぐらいだったらすぐに上がるんじゃないの?」


「あれはアレイが今まで培ってきた経験があったからこそすぐにレベルが上がっただけだ。それにレベル3以上になるには、モンスターを倒さないとレベルは上がらないからな」


「だったらモンスター退治に行こうよ!」


「基礎をつけずにレベルを上げたら強くなれんぞ?それでもいいなら、モンスター退治行くか?」


時間をかけて強くなるか、短時間でそこそこ強くなるか、まだ時間はあるし地道に行きますか〜。


「基礎を付けてからにするよ!」


「じゃあ第二目標達成に向けて頑張れ! 第二目標クリアしたらモンスター退治に行っても大丈夫だろうからな!」


「分かった!」


そうしてアレイは、庭にある1本の木下で葉っぱが落ちて来るのを待っていた。








スキル説明(分かりにくそうなのだけ)


守護:自分と仲間の防御力(物防、魔防どちらも)を二倍にする。スキルレベル×1分間


瞬足:目にも止まらぬ速さで移動したする。スキルレベル×1秒間


直感:危険が迫った時などに何となくどんな攻撃が来るのかがわかる。1日にスキルレベルと同数回発動。



お読みいただきありがとうございます。

これからもよろしくお願いします。

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