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序章 幸せな記憶
戦い描写が苦手なので、いっそのこと戦い描写をなくそう!
そう思って出来たのがこの小説でした。
わりと書くのが楽しみでしかたありません。
見ていただければ幸運です。
古びた研究所。
それが、僕とマスターのすむ世界。
そこで僕とマスターは一緒に暮らしていて、僕はマスターにたくさんのことを教えてもらった。
何をするにも満足にできない僕に、マスターはいつも「ゆっくりでいいよ。これから出来るようになればいいんだから」と笑いかけてくれた。
優しい優しいマスター。
いつも穏やかに笑っていて、僕を息子のように可愛がってくれた。
マスターには口癖がいくつかあって、中でも一番言っていたのはこの言葉。
『争いや戦いは、憎しみや悲しみしか生まないんだよ。だから、決して戦ってはいけないよ。お前は、私の希望なんだ』
僕にどんな力があるのか、どうして希望なのかは分からない。
それでも、僕はマスターが大好きだから。
たくさんのことを教えてくれて、たくさんの感情を僕にくれたから。
だから僕は……