泣いた転生者
本作はフィクションです。
短編にしようと思ったら、いつの間にかこんな字数(7400字)に……。
しおりを挿む 熱血系魔法少女かしわば 泣いた転生者たち 作者:単六電池
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「熱血系魔法少女かしわば 泣いた転生者たち」
をご愛読いただき、まことにありがとうございます。
4月8日に削除されるため、なんとか本日、完結まで持っていきました。
誤脱字が多いかも知れませんが、ご容赦ください。
掲載期間は短いですが、お楽しみいただけたら幸いです。
最終話をどうぞ。
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最終話 再会
誰もいない墓地。
郊外の森のなかにある教会の隣に、30近くの墓石が立っている。
多くは、経年により色あせていたが、一つだけ真新しい墓碑が建てられていた。
その新しい墓碑には「キーニック・シュバルトライザー」とだけ記されていた。
俺は、キーニックの墓の前にたどり着くと、抱えていた花束を墓前に捧げる。
ここには、古い教会以外にはなにもないので、周囲に人の気配は一切しない。
静寂に包まれた墓碑の前で俺は、あの日のことを思い出していた。
殺すつもりはなかった。
ただ、殺されそうになったユカちゃんを助けるため、とっさに収束電撃砲を転生者であるキーニックに放っただけだ。
普段の俺ならば、相手を気絶させる程度の威力に押さえることができた。
武器をねらい打つことも出来た。
しかし、突然の事態で手加減ができなかったのだ。
いや、言い訳はやめよう。
正直、キーニックに対する嫌悪感がなければ、俺は殺していなかったと思う。
一年前に京都から転校してきたキーニックは、3人のヒロインズに執拗なちょっかいを出し続けていた。
やさしいマキちゃんは真摯に対応していたが、ユカちゃんは露骨に嫌な顔をし、ランちゃんにいたっては、キーニックを完全に無視した。
そしてキーニックは、ヒロインズと仲良くしている俺に対して、露骨な嫌悪感をあらわにして睨み付けていた。
俺は、3人には友人としての感情しか持たなかったが、キーニックはそれも我慢出来なかったようだ。
いつも、俺に絡んできた。
とはいえ、原作が進むと、クレイドルズが出現する。
転生チート特典と言えるキーニックの能力は、クレイドルズ相手には役に立つ。
俺は、キーニックに協力を要請した。
3人のヒロインズ達は、キーニックの加入に不満そうであったが、俺の説得により納得してもらった。
一緒に戦うことになっても、3人のキーニックへの感情は変わることがなかったが。
キーニックは、それでもめげずに俺や3人のヒロインズとともにクレイドルズと戦っていた。
そして、クレイドルズが壊滅した段階で、改めて全員に告白していた。
予想通り、ユカちゃんは露骨に嫌な顔をして拒否し、ランちゃんは完全に無視した。
そして、予想外だったのがマキちゃんだった。
「私には、悠希くんがいるから……」
マキちゃんは俺たちの前で、小さくつぶやいた。
それを聞いた俺たちは驚いた。
いつもおとなしく、自分の気持ちを伝えるのが非常に苦手なマキちゃん。
誰にでもやさしいので、特定の相手に想いを寄せているとは思わなかった。
そして、俺に対してその想いを向けていたことを。
深紅のドレスで戦っていた、ユカちゃんが怒りのあまり全身を振るわせていた。
「マキちゃん!
抜け駆けは、だめって行ったのに!」
ユカちゃんが、突然マキちゃんに向かって叫ぶ。
そして、俺がいることに気がついて、ユカちゃんは顔をドレスと同じ色に染まっていく。
そして、ユカちゃんの両腕に気があふれんばかりに集中し、輝きを放っている。
「ランちゃん!」
俺は、そばにいるランちゃんに期待していた。
怒ったユカちゃんを止めることが出来るのは、いつも冷静なランちゃんだけだ。
「岸垣先輩の発言は、抜け駆け禁止条約第3条に抵触する行為。
よって、同条約第14条による攻撃を許可します」
「何を言っているのランちゃん?
攻撃はよくないよ!」
俺は、いつも以上に良くしゃべるランちゃんを制止する。
俺の言葉に反応したランちゃんは、無表情からほんの僅かだけ唇をゆるめ、かすかな笑みを見せている。
「金枠先輩からの要請でも、拒否します。
ライバルを物理的に消失させるチャンス」
黒いスーツ姿のランちゃんは、愛用しているスナイパーライフルを素早く取り出すと、銃口から気を射出し、マキちゃんに命中させる。
「!」
攻撃を受けたマキちゃんは、突然動きを止める。
「今のは、拘束弾。問題ない」
俺の反応に、いつもと変わらぬ冷静な表情で答えるランちゃん。
ランちゃん自身の攻撃力は弱くても、サポートの能力は頼りになる。
今回は、マキちゃんにとって最悪の事態だが。
「ランちゃん、ナイスアシスト!」
「倉北先輩、お願いします」
ユカちゃんは、金色に輝くこぶしをマキちゃんに向かって打ち込もうとしていた。
ランちゃんは
「待つんだ!
俺を愛する者達で争うなんて、悲劇だ!」
マキちゃんの言葉に対して、バッテリーが切れたおもちゃのように動きを止めていたキーニックが、獲物の大鎌を持ちながらマキちゃんの前に立ち、ユカちゃんの攻撃を抑えようとする。
……。キーニックは、マキちゃんの発言を無かったことにしたようだ。
ちなみに、キーニックの大鎌やランちゃんのスナイパーライフルは気の力で具現化したもので、普段持ち歩いているわけではない。
さすがに、普段から持ち歩いたら、警察に捕まるよね。
しかし、キーニックの身体は先ほどの発言で受けた動揺を、無視できなかったようだ。
大鎌を持つ手がわずかにすべり、迫ってきたユカちゃんに襲いかかった状態になった。
あの大鎌はあぶない。
大鎌の刃にかすっただけで、大量の血が流れる。
気の力で強化している俺たちでも、即死の可能性があった。
俺は、瞬時にバールのようなものを具現化し、湾曲した部分に気を集めて、キーニックに向けて振りかざす。
冷静に考えれば、キーニックの大鎌に向ければ良かったのだが、キーニックの腹をめがけて放たれた雷撃は、キーニックをはるかかなたへと突き飛ばす。
「!」
「キーニック!」
俺は、電撃で吹き飛ばされたキーニックに向かっていく。
キーニック自身は、ユカちゃんに殺意があったわけではない。
だから、俺は迷わずキーニックを助けようとした。
「キーニック!」
「また、か、おまえか……」
キーニックは、衝撃により、ほとんど身体が動かなかった。
いつも綺麗になびかせていた銀髪も、くすんで見える。
ゆっくりと開いたオッドアイもいつものような光の輝きが弱くなってきて、まもなく全てを失うようにしか見えない。
「しっかりしろ、キーニック!」
「いや、もうダメだ……」
俺が気による回復を行おうとするのを、キーニックが制止する。
「もともと、俺の身体は限界だった。
気の力が無ければ、指一つ動かせない……」
「だったら、なおのこと俺の気の力で!」
「俺の身体は、他人の気では治らない。
第2司令部のクリス先生が確認している……」
「そんな身体で、よくも……」
「先生にも叱られたよ。
まあ、俺を止められる人間はいないから、黙ってもらったけどね……」
キーニックは、少しだけ舌をだす。
直後に、苦痛で顔がゆがむ。
「無理するな!」
「おまえを慕っている、ヒロインズが助かったのだ。
俺には、それで十分だ……」
「何を、言っている?」
キーニックは苦笑した。
「知らないのは、おまえだけか。かわいそうに」
キーニックは視線を僅かに動かす。
視線の先には、蒼白な表情のマキちゃんと、呆然としているユカちゃん。そして、冷静な表情を初めて崩して涙を流すランちゃんの姿があった。
俺は、3人から慕われていたのか。
普通の友人としか見ていなかったのに。
「そういうことだ。俺が死んでも、誰も悲しまない」
「キーニックにも、家族がいるだろう!」
「大丈夫。天涯孤独の身だ」
「キーニック……」
「そんな、悲しそうな顔をするな。
ヒロインズが悲しむぞ」
キーニックは、俺を慰めると声がちいさくなっていく。
「じゃあな……」
「キーニック!」
キーニックの瞳から完全に光が失われた。
それでも、キーニックの表情はこれまでヒロインズに見せていた、どの笑顔よりも綺麗で優しい表情だった。
俺はキーニックの最後の顔を思い出した。
キーニックは、俺を見て笑っていた。
キーニックは、性別は違えども、彼女と同じ表情をしていた。
俺は、キーニックの笑顔を思い出すたびに、心の奥底に封印したはずの、転生する前の記憶を思い出していた。
俺と彼女である冬佳は激論を交わしていた。
「だから、ユカちゃんの最後の攻撃は即死してもおかしくないよ」
「他の主人公を殺すなんてあり得ない。
ただの尺の関係でしょう」
「確かに、子ども向けのアニメであれば、仲間同士が戦うことなどあり得ない。
だが、このアニメの視聴者層はどの世代だ?
魔法少女ものなのに「魔法を使わない」珍妙な作品を、一体どの年齢層が見る。
そもそも、放送時間が深夜枠という時点で、子どもを排除しているだろう」
「でも!」
「でも、じゃない。
現に、魔法を使用した「新魔法少女かしわば」の失敗は、誰の目にも明らかだ!」
「最終話を見て、そう言っているの!
あれを元に、再度視聴すれば魔法など何処にもなかったことなど明らかなのに!」
「もう一度、全話を見る?
それこそ、お断りだ。
俺は君のような、耐性をもっていないのだよ!」
「いいじゃない!
かわいい彼女の頼みを聞くぐらい」
「それと、これとは話は別だ!」
「知らない!勝見くんのバカ!」
冬佳は、俺の言葉に怒り出し、先に進もうとする。
「危ない!」
俺は、冬佳が飛び出した道路の先にトラックが突っ込んでいるのを視野に入れると、条件反射で冬佳を庇うようにトラックの前に飛び出した。
「!」
強い衝撃により、宙に舞う俺。
俺の視線の先には、トラックに激突し、道の外に飛ばされている冬佳の姿があった。
冬佳は、僕の方を見ていた。
頭から血を流し、顔色は蒼白だった。
しかし冬佳の表情は、付き合ってから一度も見たことのない、綺麗で優しい表情をしていた。
頭から血を流す冬佳が、大丈夫かどうかを確認出来る前に、俺は意識を失った。
「金枠祐希様ですか?」
俺は、背後からの声に反応して、回想から現実へと意識を取り戻す。
「そうですが。ええと」
振り向くと、牧師の服装をしている老人がいて、右手に俺の写真をつかんでいた。
だが、俺の知らない人なので、会話が続かない。
「初めまして、この教会を管理している者です。
シュバルトライザー様からのご依頼で、金枠様をお待ちしておりました」
「キーニックから?」
牧師は頷いた。
「立ち話もなんですから、どうぞ教会に」
俺は、老人の案内を受けて、木造の小さな教会へと進んでいく。
老人は、教会の奥にある一室に俺を案内すると、木製の小さなテーブルに座るように勧められた。
老人は俺の目の前に、一枚の封筒を差し出した。
「これは?」
「シュバルトライザー様からのご依頼で、金枠様に手渡すよう仰せつかったものです」
俺は、老人に小さく頭をさげ封筒を受け取る。
俺はこの場で開ける事ができず、すぐに自宅に戻った。
俺は、自分の部屋の机に座り、目の前の封筒を眺めていた。
ため息をつく。
俺は、正直読みたくなかった。
俺は、メールで3人のヒロインズに、「キーニックから手紙が来ていないか」問い合わせていた。
3人とも、メールは来ていないという返事とともに、大丈夫かと俺を気遣う一文が添えられていた。
キーニックが死んだことについて、俺を責める声は無かった。
キーニックの容態については、第2司令部の医療責任者であるクリス先生が証明してくれた。
クリス先生の話では、キーニックが短期間に異常なまでの鍛錬を続けた結果だと教えてくれた。
気の力があったとしても、身体が動くのは奇跡であり、司令部が誇る最先端の医療技術を持ってして、ももはや回復することが不可能であるというとだった。
そして、死んでいなければ逆におかしい状態だったそうだ。
俺たちは、キーニックの状態に驚愕すると同時に、俺は心の中でキーニックに謝罪した。
絶対的な攻撃力は、神様転生チートによるものではなく、命を削って産み出した事による代償であったということを知ったからだ。
そこまで、考えて逆に俺は、別の疑問が浮かんでくる。
「キーニックは命を賭けてまで、何がしたかったのか?」と。
原作に忠実であれば、ヒロインズは死ぬことはない。
さらに、俺が協力しているので、たいしたケガもしていない。
原作ではクレイドルズにも、魅力的な人物達がいたが、原作通り彼女たちも改心し、しばらくの軟禁生活の後、日常に戻れることになっていた。
ヒロインズと仲良くしたいのであれば、あんな態度を取るはずもないし、そもそも死ぬ間際に自分でも否定していた。
だからこそ、この封筒の中にある内容が、俺の抱いた疑問を解決する鍵だと確信していた。
そして、内容を読めば後戻りできないことも、同じくらい確信していた。
「だが、キーニックを殺した以上、その想いを聞かなければならないだろう」
俺は、覚悟を決めて封筒を開き、中に入っている手紙を読み始めた。
「勝見くん久しぶり、砂倉冬佳です。
いえ、こっちの世界での君は、悠希くんだったね。
悠希くんが、このメッセージを読んでいるということは、私はもう、死んでしまったみたいね。
本当は、こんなメッセージを残すのは卑怯だと思うけど、私の本当の気持ちを伝えたかったので書きました。
少し長くなるけど、我慢して読んでね。
知っていると思うけど、私は転生者なの。
勝見くんに、かばってもらったけど、結局あの事故で私も死んだの。
気がついたら、この世界で新たな人生を始めたの。
でも、この世界が「熱血系魔法少女かしわば」の世界であることを知ったのは、悠希くんの学校に転校してからでした。
悠希くんの姿をみて、勝見くんも転生したことを知ったときは驚いたわ。
これで、この世界でも悠希くんのそばにいることができるのだから。
それにしても、悠希くんは、アルバムで見せて貰った写真よりもかわいかったわ。
でも、その希望はやがて絶望に塗りつぶされたわ。
今の私が男だから、悠希くんとは仲の良い友達でいられると思っていた。
でも、悠希くんとかわいい女の子達が楽しそうに話をしているのを見るのは我慢できなかった。
でも、私の前世を告白して、彼女たちを排除しても別の女の子が現れる。
だから、自分はいない方がいい。
すぐに、転校することを考えたわ。
だから、ヒロインズたちにわざと嫌われるようにした。
彼女たちが悲しまないように。
それでも、悠希くんが原作に介入することを知ったとき、「今度は私が悠希くんを守る番だ」と喜んだわ。
でも、そのときの私には、力なんてなかった。
転校して初めて、この世界が「熱血系魔法少女かしわば」の世界だと知ったから。
私は、悔いが残らないように過酷なトレーニングを行ったわ。
そのせいで、クリス先生から「いつ死んでもおかしくない身体」と言われてしまったけど。
あとは、悠希くんを助けることができたかな?
あのときと同じように、悠希くんに助けられちゃうのかな?
もし、迷惑をかけちゃったのならゴメンね。
悠希くんは優しいから、許してくれそうだけど。
でも、そんな優しさに甘えてばかりだといけないよね。
最後まで、読んでくれてありがとう。
本当は手書きで想いを伝えたかったけど、手紙がにじむのでパソコンで書きました。
悠希くんは、この手紙を読んだら私のことなんか忘れて、別の彼女を見つけてね。
死んでしまったら、嫉妬することもないだろうから。
ありがとう悠希君」
最後まで読めたのは、奇跡に近かった。
頬から流れ落ちる涙で、手紙の端がにじんできた。
俺は慌てて手紙を離すと、感情を発露した。
夏休みが終わり、2学期が始まった。
夏休みの間、いろいろあったが、霧にかすんだようで、あまり思い出せない。
俺のことを心配して、ヒロインズ達がいろいろ誘ってくれていたが、全てを断っていた。
幸い、彼女たちとはクラスが(ランちゃんにいたっては、学年も)違うので、すぐに顔を合わせることもない。
昼休みや放課後に、自分のクラスに襲撃される可能性があるが。
俺は、ため息をつくと、机に座り寝ることにした。
クラスメイト達から声を掛けられたが、寝たふりをして無視する。
「久しぶり。
今日は、佐賀からの転校生を紹介します」
いつのまにか、担任が来て、ホームルームが始まっていた。
俺たちは、転校生が来ることは予想していた。
夏休み前には、俺の隣に無かった机が置いてあるからだ。
ちなみに、キーニックの席は空席のまま残っていた。
花瓶とかも置かれていないので、学校に情報が伝わっていないのだろう。
後で、司令部に確認する必要がある。
「美作恵です。よろしくお願いします」
俺は、顔を伏せたままだった。
どこかで聞いたことの有るような声だったが、一方でそんなこと有るわけ無いとあきらめる。彼女なら、いやキーニックは、もうこの世界にはいないのだから。
「美作さんの席は、金枠くん、あそこで寝ている子の隣ね」
「はい!」
彼女は嬉しそうな声をあげ、足音を近づける。
俺はどうでもよかったが、相手に失礼だと思い直し、顔をあげる。
「はじめまして、美作恵です」
「あ、ああ……」
目の前には、昔付き合っていた砂倉冬佳の姿があった。
当然、付きあっていたのは社会人になる前の話なので、少し幼い感じがするが。
「ああ、今幼いと思ったでしょう!」
美作恵と名乗った少女は、頬を膨らませている。
こうなった時の彼女は、非常にかわいく、そして手に負えないことを思い出した。
いろいろ、言いたいことはあったが、俺が最初に言った言葉は、
「おかえりなさい」
だった。
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(あとがき)
最後まで、ご愛読ありがとうございました。
次回作ですが、魔法少女かしわば史上最大の黒歴史「新魔法少女かしわば」の二次小説を予定しています。
最終話「漆黒の23分」によって、大きなカタルシスを発生させた本作品ですが、それまでの展開がひどすぎたため、未だに低い評価しか得られていません。
このため、「本来であれば名作であったはずの「新魔法少女かしわば」が何故あれだけ黒歴史になったのか?」をテーマにした二次小説を執筆することで、「新魔法少女かしわば」の再評価につながればと期待しています。
当然もう一つの理由として、本サイトの「二次創作作成禁止一覧」に「魔法少女かしわばシリーズ(ただし、「新魔法少女かしわば」を除く)」と記載されているのもあります。
4月1日から掲載します。お楽しみに。
タイトルで内容を予想できたかも知れませんね。
ちなみに、「魔法少女かしわば」シリーズは二次創作作成禁止一覧にはありません。
また、単六電池先生による「新魔法少女かしわば」の二次小説の執筆予定もありません。