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リュボーヴィ クローリク  作者: 西瀬 零真


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7/14

第六話 「結真の憂鬱と新たなる攻略対象 登場」

※本作はオリジナル作品です。

※BLゲーム世界が舞台ですが、女性主人公視点で進みます。

※更新は不定期です。

白水から足早に逃れ、私たちはまず職員室へ向かった。

そこで諸々の手続きを済ませている間、

うゆくんがそわそわとした様子で口を開いた。



「あの、さっきの婚約者の方って…」



あぁ、やっぱり……

あのお馬鹿さんが、わざわざ“婚約者”なんて言うから、気にしちゃっているじゃない……

実は私は、「白水×結真」か「逆ハーエンド」希望なのである。

なので正直、面倒この上ない話だが、

あのお馬鹿さんがやらかしたこの状況を、私がなんとかしてやらなければならない。

つくづく、手のかかる男である。

だがしかし、うゆくんの幸せのためならば致し方なし。

私はうゆくんの誤解を解くべく、必死に言葉を選んだ。



「うゆくん、勘違いしないで欲しいだけれど、

白水様は親同士が勝手に決めた、いわば()()()()()()()で…

幸いお互いの経営は順調だし、私たちがわざわざ結婚する必要はないのよね」


「そう、なんですね。

鈴乃お姉様は……

先ほどお会いした、宝来様がお好きなのですか?」


「それは本当にないわね。心配しなくていいわ」



即答である。

(しかし、まだ他の攻略対象と出会ってないとはいえ、うゆくんは白水ルートなのかしら?

もしかして、さっきので一目惚れしたのでは——!?)


私としては少し心ときめく展開ではあるが、

だからこそ、ここで誤解を残すわけにはいかない。


すると、

うゆくんはほっとしたのか、満面の笑みで「よかった……」と呟いた。


もし白水ルートに入ったら、

自分の身の安全のためにも、少し警戒しておいた方が良さそうである。


()()()()()()()()、私は何をされてもご褒美に変換されるのだが——

万が一、万が一にも、うゆくんがバッドエンドを迎えた場合。

私は“あれ”と結婚しなければならない。


最悪の結婚生活である。主に()が。


何故ならば、彼はうゆくんと結ばれなかった場合、

うゆくんに似た浮気相手を複数人囲う、

最悪中の最悪なバッドエンドを迎えるのである。

主に()が。


そもそも、“うゆくん”は唯一無二であって、

似ているだけでは何の意味もない。

それが分からなくなるほど狂った末に、私と結婚してしまう未来など、まっぴらごめんだ。

——そんな未来とおさらばするためにも、彼には早急に、““婚約破棄””を検討していただこう。


私とうゆくんは同じクラスだったが、

先生から色々説明があるため、私だけ先に教室へ向かうことになった。

ちなみに白水は別のクラスだ。


そして、ある()()()()()に気づく。

うゆくんは前の方の席になるため、

授業中、堂々とガン見してもまずバレないのである。

——私にとっては、文字通りの大歓喜だ。


そんな邪なことを考えていると、

背後から聞き慣れた声が話しかけてきた。



「よう!

鈴乃、おはよ!」


「あら、(ひばりの)くんおはようございます」


「今日は転校生がいるらしいな」


「ふふっ、もうそんな話が広まっているの?

実は私の義弟(おとうと)なの。

だから、よければ気にかけてくれると嬉しいわ」


「そっか、お前の弟か!

あとで挨拶しておくな!」



元気で溌剌とした彼の名は、(ひばりの) 風音かざねという。


彼の生家である野財閥ひばりのざいばつ

宝来 白水が属する宝来財閥ほうらいざいばつ

我が西園寺財閥さいおんじざいばつ

そしてもう一つ——

この世界には、計四つの大財閥が存在している。

そして、ここ御伽学園(おとぎがくえん)は、

富裕層の子息令嬢のみが通う、歴史と格式を誇る名門校。


…まあつまり。

野 風音もまた、例に漏れず攻略対象なのである。


ここまでご覧いただき、ありがとうございます。

よければ評価・ブクマ・♡で応援していただけると励みになります。

感想など頂けましたら泣いて喜びます…!


新キャラ登場回でした☺︎

まだまだ学園編の予定です〜!

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