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裏切り者の剣士さま!  作者: 三日月カヌレ
「新」異世界生活
19/21

良いケーキと悪い知らせ


「で、なんで勇者パーティー(わたしたち)を執拗に追ってるんですか?」


────あの後色々有って、俺達は無傷で勝利した。この世界の銃は技術が進んでないのか凄く弱い。一発しか撃てないし、装填には時間が掛かるからその隙に50発は殴れる。

単純に、みんなの身体能力が異常なのもあるけど。


「言うかよ────ごはっ!!」


椅子に縛り付けた捕虜のメンバーに、容赦無く蹴りを喰らわすメーナさん。相変わらず、勇者パーティーとして受け入れて貰って良かったです。裏切り者として処分されてたらどうなってたのか、と肝が冷える。


「ほら、別に貴方を殺すつもりじゃありませんから、、、言いましょう?」


悪い警官と優しい警官───みたいな方法で、情報を聞き出そうと四苦八苦。シンプルにメーナが厳しいから、俺が優しい警官役にならざるを得ない。






「────ボスが言った、それだけしか分かんねぇ。目的も何もかも、、、」


「ボスが良く行く場所は?」


「南の海岸沿いにある娼婦館、、、と、ケーキ屋のフレッシュ・アウロラだ。」


数時間の拘束の末、やっと折れてくれました。

途中、メーナが魔法で焼こうとしたりするのが大変だった。魔族とは言え、人間が焼ける様子は見たくない。


「張り込み調査と行きましょう!!」


「急にテンション上げてきたわねタチバナ、、、」


ケーキ屋!乗り込まない訳には行かないけど、こんな一大事には行けない───しかし、調査のためなのだ。行かなければならない。


「私はケーキ屋さんに行きます。メーナさんは娼婦館に。」


しょうがない。本当にしょうがない。

うん、しょうがない。しょうがない。


「貴方、、、まぁ良いわ。別にフィーシャ達に行ってもらえば良いでしょ?」


────それもそうか。

ケーキ食べた、、、こほん。調査に熱心で思いつかなかった。


「そうですね、では早速お腹も空いて───いつ現れるか分からないので、早速行きましょう。」


メーナの冷めた視線が刺さる。しかし、ケーキの前ではそんなの無力なのだ。マイルドドラッグ、砂糖の前ではね!

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