神級魔術
─────漆黒の渾沌を作り上げ、俺は我が子を喰らった。
チョコでコーティングしたのはマンドラゴラ。森の奥底を探したら土に埋まっていたので引っこ抜いたら、瀕死になってしまった。勇者が。
俺は素の経験値と、魔力量が高い為に抵抗があったが、、、勇者はその実力に見合わない魔力量、レベルの低さが駄目だったらしく、すぐに回復魔法を掛けないと死んでいただろう。
これがバレたら魔王はなんと言うだろうか、怖くて身震いが止まらない。
濃厚なチョコの味は美味しかったが、マンドラゴラには合わなかった。根菜ではダメだったのか、我が子のファーストコンタクトは微妙だった。
次は美味しく食べてあげよう、そう思う。
「ダンジョン攻略前に。お前らには先達勇者パーティーに所属していたメンバー全員が使用していた伝説の魔法を教える。」
チョコフォンデュを食べてから、明後日。
俺と勇者は修行を終え、ダンジョンの前まで皆で来ていた。
勇者はダンジョンの前で振り向き、そんな事を言い出す。
メーナが固唾を飲んだ。魔術師として、気になるのだろう。
「今からタチバナがそれを使う。やってくれ。」
俺!?
内心ちょっと驚きつつも、俺は魔術を発動させようとする。
とくと見よ。神の御業を。そして、メーナ。できれば習得しないで欲しい。
だってこれは──────
「滅び行く星々。行き過ぎた力の到達する結末は愚かな収束。魚は陸を歩いてはならず。人間はその傲慢によって引き起こされる全てに戒めを以てして禁忌としなければならない。」
空に雷雲が立ち込め、辺りは不穏な空気に支配されていく。太陽光は遮断され、ほの暗い光だけがこちらへと届く。
「天に召します我らの父よ。願わくば、御名をもって愚かな種をその怒りによって討ち倒さん事を願う。」
突如。俺達の目の前には巨大な雷が一筋、振り落とされる。
土を焦がし、草を焦がし、空気を、魔力を、空間を焦がして雷鳴は轟く。
雷鳴が止み、雷雲も散った後に残ったのは、雷に打たれた地面は小さなクレータを作るとともに、その周辺の空間がひび割れている光景。
厳密には、魔力が破壊された痕跡であるらしいのだが、これを見てもらったら分かるだろう。
「─────神級。」
────魔王をも撃ち倒す神の一撃。
その名を与えられるに相応しい魔法なのだから。
これは何話目なのでしょうか、、、圧倒的に気力が無いので話に詰まってきてしまいました。
この話まで見て頂いているのならば、この先はコメディテイストにするか、シリアス多めで行くのどっちが良いか教えて下されば助かります…




