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ウィシュターニア公戦記  作者: 上西日向守
帝国編(社交界)
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ラストダンスは貴女と

エミリアとユリウスは、多くの貴族、高級軍人と交流を深め最後に軍事国家グラディウス帝国摂政、イルマの元へやって来た。凛として立たずむイルマの側には、帝国騎士団のライオネルス・フォン・アストレア騎士団が控えている。

「イルマ殿下改めてまして。お招き頂き光栄の至でごさいます」

エミリアは、恭しく一礼する。

「いいのですよ。公女エミリア。それにユリウスくん」イルマは、優しく微笑む。

「ユリウス。陛下に改めてご挨拶なさい」エミリアは、ユリウスの背中を押す。「はい!ママ上!」

「まぁ可愛い」イルマは、微笑む。「改めてまして。僕は、ユリウス・ウィシュターニアです」ユリウスは、緊張しながら片膝を付く。「幼いながらに貴族教育を施されていますね。流石帝国の剣であるウィシュターニア公家です」「ありがとうございます!」ユリウスは、褒められたことに素直に喜んでいる。「これからも帝国に変わらぬ忠誠をお願いしますねユリウス殿」イルマは、ウインクする。ユリウスは、みるみるうちに顔を赤く染めていく。「はい!殿下!!」ユリウスは、大声で返事をした。

「あら〜イルマ陛下にも気に入られたみたいね〜」アリエルが微笑む。「ユリウス殿これからよろしくお願いしますね」イルマが手を差し出すとユリウスは、素直にその手を取った。「よろしくおねがいします!」

「そうですわ、ユリウスくんに私のお相手をして頂きましょうか」「お相手?」

「そうです。私と一曲踊ってもえませんか?」「良いのですか?」エミリアがイルマに聞く。「勿論です公女エミリア。他の殿方は、委縮して誰も近寄ってきませんので。よろしいですか、ユリウスくん?」

「はい、喜んで!!」ユリウスは、嬉しさのあまり声が弾む。

「良かったですね」エミリアも嬉しそうだ。二人はイルマに連れられて大広間の中央へいくとイルマが片膝を付いてダンスの構えをとる。それに合わせるようにユリウスも構える。

「それでは、お願いしますね」イルマの合図で音楽が始まる。ユリウスは、ぎこちないながらもステップを踏む。しかし、そのぎこちなさすら可愛らしさを引き立てていた。リズムに合わせて身体を揺らしている姿はまるで小動物の様に愛らしかった。

「上手いですね〜ユリウスくん」イルマは微笑む。「ありがとうございます!」ユリウスも笑顔を浮かべる。そして、そのまま二人はダンスを続けた。

その後、パーティーが終わりを迎え解散となった。帰りの馬車の中でアリエルは、ユリウスの頭を撫でながら言う。「アナタ達はどうでしたかビオーネ、ユリナンテ?」「私も楽しかった!」ビオーネが答える。「私も!」ユリナンテも笑顔で答える。「それは良かったですね」アリエルは、満足そうだった。

「また行きたい!」ビオーネがエミリアの膝の上に頭を乗せながら言う。ユリナンテもそれに続くようにエミリアの膝に乗る。「2人とも甘えたちゃんですね」「だって、ママが大好きだから」「私も!」2人は、エミリアに抱きつく。

「あらあら、可愛いですね」エミリアは、2人の頭を撫でる。

「ユリウスもねママが大好き」「母は幸せものですね」「ママ!」ユリウスは、エミリアの膝の上に頭を乗せて甘えた声を出す。エミリアは、ユリウスの頭を優しく撫でる。ユリウスは、嬉しそうに笑う。

「これからの帝国も楽しみですね」

こうして、お子様三人衆の濃密で長い1日が終わった。

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