リターニア公女襲来
ウィズ達は、中将邸の門まで行くてアタフタしたエドがいた。エドの前には狼に乗った一行がいた。
「お、狼に人が乗っている!ウィズ様!人が乗っています!ウィシュターニア公軍では、あれが普通なのですか!」ヴィクトリアは、指をさしながら驚く。
「あれが、普通な訳がないだろ?」ウィズは、呆れた目でヴィクトリアを見た。クレアとアリエルと手を繋いでるビオーネは、わんちゃんとはしゃいでいる。「それで、リターニア公女のアリア殿が、どうして帝都の私の屋敷にいらっしゃるのですか?」先頭にいた人物。つまりリターニア公女。アリア・フォン・ローズマリア・リターニアが笑い出す。「僕をいつも突き動かすのは、発見と閃なのだよアルベルト君!」
「やはり頭がおかしいのう」ジークフリードといえば呆れているばかりである。「まぁ積もる話もあるでしょうし中にどうぞ。家族も紹介しますので」「そうだね!僕の重臣達も紹介しよう」「中将邸にこんなお客様が来るなんて私が嫁いできて初めです」クレアがボソリと呟く。そして、客間に案内する。すると既にロイネットが家族達を集めていた。
ロイネットはアリアに頭を下げた。「結婚したんだって?おめでとう」「ありがとうございます」と、2人は軽く挨拶を交わす。「ロイ兄ちゃん私も!」ユリナンテが駄々をこね始める。それをスノーが慰める。「では、順番に自己紹介を」ウィズの言葉と共にクレアから挨拶していく。
「ウィズ様の妻クレアです」
「クレアの父は中央の大貴族フェルナンテ卿だ」「へ〜それはそれは」次にアリエルが挨拶する。「おやおや、おっぱいちゃんじゃない?」アリアがアリエルの胸を見ている。「誰が、おっぱいだ!」アリエルとウィズそしてアリアは帝国士官学校時代の先輩後輩である。「次は弟妹達だ」エドが前に出る。「帝国軍少佐エドワードです。アリア殿の噂は聞いております」「噂?どんな噂かな?」
「あ〜頭がおか……賢いとか!」
「なるほどね!」アリアは笑った。そして次にアリッサが挨拶する。
「エドワード様の妻アリッサでございます」「アリッサは、ガルム参謀総長の息女だ」「え、あのイカついオッサンの娘なの?お母さんに似て良かったね!」一々余計な一言多いが、まあいいと思うい次を紹介していく。「帝国軍大尉メアリーです。以後よろしくお願いいたします」アリアは、まじまじとメアを見る。「発展途上だね!」どこを見て言っているのか、わからないがとにかく失礼な事を言っているのは間違いない。続いてスノーが挨拶する。「帝国軍准尉スノーです。よろしくお願いします」「うん、君は僕に似ているね」と、アリアは笑う。
次にロイネットが挨拶する。「挨拶は不要でしょうが、帝国軍少佐ロイネットです」「うん!ロイネットくんは僕とアルベルトくんの連絡役だからね」「それじゃあお子様三人衆。挨拶しなさい」ウィズが言うと子供達キリッとした顔をする。
「ビオーネです!」「ユリナンテです!」「ユリウス!」三人は、奇妙なポーズをして挨拶する。
「お前達もう少し、まともな挨拶をしなさい」
「でも、お姉ちゃん達は、可愛いって!」とビオーネが言う。「その格好はなんだい?」と、アリアが不思議そうに見る。「これが、私達の挨拶なのです」隣を見るとヴィクトリアがモジモジしている。「トイレはあっちだぞ」「ち、違いますよ!」「なら、さっさと自己紹介しろ」
「は、はい私は今日よりウィシュターニア公家に仕えることになった騎士のヴィクトリアです」ヴィクトリアが赤面しながら言った。
「よし!じゃあ今度は僕達の番だね!」アリアが立ち上がり自己紹介をする。「僕は、リターニア公女アリア・フォン・ローズマリア・リターニアだ!よろしく頼むよ!」
「はあ……」一同は、哀れみの視線を向ける。「君達絶対失礼な事考えてるでしょ!」プンスカ怒るアリアを従者達が止める。「で、では私から挨拶を。私はアリアお嬢様に仕える親衛隊隊長カミーラと申します」「同じく隊士のモリスです」「同じく隊士のヒソンです」3人共、綺麗なお辞儀をする。「我々がアリア様に使える忠実な臣下」「いえ〜い」と言いながら、ウィズ達に手を振る。子供達に対抗しているのかは、わからないが、乗りが軽い。「カミーラさんですか?」と、クレアは不思議そうな顔をした。「どうした?」
「いえ、どこかで見たような気がしますの……」と悩む。
「それは……」カーミラが言い淀む。




