首狩りヒリュウ
フランネ捜索隊の剣帝公レイヴが率いる王国騎士団は、1人の男によって制止されていた。「お姫様捜しをしているのに……一応聞きますけど、あれはフランネ姫ですか?レイヴ卿」「ご冗談をあれは、アニース王家から追討命令が出されている第一級犯罪者……首狩りヒリュウです」男は抜きみの刃をエドに向ける。「首狩りヒリュウ……お前は、フランネ姫の失踪と関係あるのか?」「……知りたければ刃を交えろ。帝国の客人」「おっと、俺の身元がバレてるな」「お前の顔、それと立ち振る舞いでわかるぞ……帝国の死神の鎌だな」
「ウィシュターニア公軍第一大隊隊長エドワード・オルスタイン」
「そうか、俺は【七剣列強】首狩りヒリュウ……じゃあ始めようか」
ヒリュウの刃がエドに襲いかかるが、それを剣で受け流す。「ほう、やるな。ならこれはどうだ?」ヒリュウは剣から手を離して、そのまま蹴りを放つ。「ぐっ!」エドは顔面に蹴りを受け、後ずさりする。
「貴様に捌ききれるか?」「無論」とエドは剣を構える。ヒリュウの連続した蹴りを剣で捌く。
「やるな……だが、これはどうだ」ヒリュウは拳を握りしめて殴りかかる。エドは剣を地面に刺して、それを受け止める。「ぐっ!がはっ!」
「どうした?この程度で終わりか?」「俺を忘れてないかい」その瞬間、斬撃が飛ばされるもヒリュウは、それを己の斬撃で相殺する。「アニース王家でありながら、剣帝の称号を持つ公爵。剣帝公レイヴ・マーリック」「首狩りヒリュウ。国家転覆罪の罪で王国騎士団の名においてお前を拘束する。騎士団員は、下がっていなさい」「し、しかしレイヴ卿……」「いいね」レイヴがニッコリと笑うがその瞳の奥には憎悪が混じっている。「では、エドワード殿。彼を倒して私の可愛い姫君を捜しましょう」「了解したレイヴ卿」
ヒリュウは、刀を鞘に納め中腰となり柄を握る。「エドワード殿!避けろ!」放たれた斬撃は、地面を無造作に抉りエドの右腕を掠める。「ぐっ!」「ほう、今のをかわすか」「レイヴ卿、援護を頼む」「無論」とエドは剣を構えてヒリュウに斬りかかる。ヒリュウは、それを刀で受け流し、そのまま斬撃を放つ。
「なんて重い斬撃だ」「どうした?この程度で終わりか?帝国の客人よ」「そう思うなら、こちらを見なさい」レイヴは剣を構えて、ヒリュウに斬りかかる。「無駄だ」とヒリュウは斬撃を躱し、柄を握り鞘から引き抜く。「浅斬り」「ぐっ」レイヴの甲冑が大きく凹み吐血する。
返す刀でエドの顔面をを柄で殴打する。「がはっ!」「エド殿!」「よそ見をしてる暇はない。剣技飛燕」ヒリュウは、エドの顔面に回し蹴りを放ちレイヴには、凄まじい斬撃を放つ。レイヴも剣を構えて斬撃を飛ばす。「甘い!」ヒリュウは斬撃を受け流し、レイヴに接近する。「しまっ……がはっ!」ヒリュウの鞘がレイブの腹部に直撃する。
「所詮はお飾りの坊ちゃんか……期待損だなこれならば、帝国の死神を殺しに行けばよかった」「どういう事だ」鼻から血を垂れ流し立ち上がるエドが、ヒリュウを睨む。「言葉どうりだ。死神の刺客には、ベルモットと堕天の天使が向かった」「堕天の天使?」血反吐を吐きながらレイヴも立ち上がる。「貴様らが捜しているフランネ姫の事だ」「!!!!」2人は驚きの表情を浮かべる。「無駄足だったか?」ヒリュウ!貴様は、フランネ姫をどうした!」「安心しろ。姫君は生きている。しかしベルモットの傀儡となっている」とヒリュウは、レイヴの腹部を鞘で殴る。
エドも飛びかかるがヒリュウの抜刀術によって吹き飛ばされる。
レイヴはそのまま地面に倒れこむ。
「本当にがっかりされる」「エドワード殿離れていてください」レイヴの右手は剣を強く握りしぎて白くなっていた。「どうするのですかレイヴ卿」「アニースの剣士は普段の戦いでは、その力をセーブして戦っています。なのでリミッターを解除する事で真の力を発揮します」レイヴは、剣を自身の胸に掲げる。「しかしそれは、相手も一緒でしょう」
その瞬間、レイヴは、青いオーラが放たれる。
「剣帝公レイヴ・フォン・マーリック。偉大なる剣王アムネシアの名に賭けて貴公を討つ!!」「面白い我が名は首狩りヒリュウ!!」真紅のオーラを纏うヒリュウとレイヴの剣が交差すると爆風が起きた。




