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ウィシュターニア公戦記  作者: 上西日向守
帝国編(内紛)
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円卓の会議

「まずは、外交だ。タルタロスにアルフレッドの引渡し要請をするべきだ!」ボルケーニア公ゼフが力強く発言し机を叩く。「タルタロスがそう簡単に応じるとは、思いませんが?」エミリアが笑顔で返す。

「ふん!外務省が弱腰だからだ!死んだ前外相もそうだ!軍事国家ならば戦って奪えばいいのだ!」「相も変わらずだね」「黙れ!アリエル」

「やめんか、ゼフ」メイビスが葉巻に火を付け叱責する。「何にせよ今はタルタロスよりもユスタリス神聖国だ。軍事最高指揮官アドラメレク・アマリア将軍を処断した以上、最優先するのは、ユスタリスが先だと私は思うが」ウィズは、煙草の煙を吐き発言する。「外交ではもうダメなのですか?エミリア公女」イルマが不安気に聞く。「ダメでしょうね……もはや神聖国と帝国は引けないところまできています陛下」「俺もそう思います……ユスタリスの国土の占領は時期尚早だと感じているはずですが」

「ならば攻め落とすのみだ!タルタロスも落とす」ゼフの発言にエレラルド海軍提督も頷く。「そうだ、弱腰外務省には任せておけん!」「アドラメレクを倒せたとしてもユスタリスの聖十字軍はまだ出てきていませんよ神聖国の強兵さは本物です」エミリアの指摘に二人は押し黙る。「これじゃあ、あの3年間が無駄になるよ……」アリアが言う。「あの時も神聖国とは、同盟を結ぼうとしていたものを結局先帝が休戦という形をとったんだったね」とアリアが続けて付け加える。「それだ!それなら!」とアリエルが言う。

「悪いがそれは無理だ」ボルケーニア公ゼフの発言を遮るようにウィズが言った。「なぜかね」グレイもさすがに驚きの表情を隠せないようだった。「簡単な理由ですよ将軍……こちらはもう狼煙を上げてしまっている。それにアドラメレクを処した今、話し合いなどできるものか」

「それは、我々が迂闊だったと言いたいのか?ボルケーニア公」ウィズがぜフを睨む。「いや、俺がその場にいても殺していた。そう睨むなウィシュターニア公」「外交と戦争の両面で進めるのはどうでしょうか?」アルストリア書記長が話を纏める。

「いかがでしょうかイルマ陛下」ガルムがイルマに聞く。皆一斉にイルマの方に注目する。「ではその案で進めましょう」「次の議題に移りましょう」メイビスが煙を吐く。「警務局と近衛騎士団の処断に移りましょう」アルストリアの進行で話が進む。

「国の治安維持を司る警務局が傭兵国家に皇帝陛下の近衛騎士団が神聖国に内通していた。これは、国が揺らいでいる証拠ですよ」「帝国騎士団長の貴公の意見は?」ガルムの質問にライオネルスが答える。「そうですね……普通に考えたら廃止するべきですかね。新たに組織するのには時間が掛かります」「ですが、そう簡単には行かないのでしょう?」グレイ将軍が葉巻をふかす。「それに関しては私に、考えてあります。ライオネルス騎士団長が組織する警務局と近衛騎士団を併合し新帝国騎士団として新設し指揮に当たらせます」イルマが発言する。

「それがよろしいかと」ガルムもそれに同意する。「承知いたしました」「では、まとめさせていただきます。警務局は解体。近衛騎士団も解散とさせて頂きます。そして新たな帝国騎士団を新設します」「異議ありません」「了解」ガルム、グレイが賛同しライオネルス、アリエルが頷いて会議は終わった。

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