Mステ 紙コップ
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都内某所
捜査が一段落つき喫煙所へ向かう。
タバコに火をつけて至福のひとときをすごしていると喫煙所の扉が開いた。
「森田刑事!事件です、、!」
「落ち着きたまえゲサモリくん。なにがあったんだ?」
「汐留のテレビスタジオに爆弾を仕掛けたという犯行声明が届きました!」
「そうかね、まあきみも1本どうだね。」
「森田さん!そんなのんびりしている場合では無いですよ!今すぐ現場に向かえと上からです!」
「さっきいい感じにおわったんじゃないか、少しくらい休憩したってバチは当たらないぞ〜」
一見のんびりしている上司、森田刑事は有能警官であり、今までいくつもの凶悪事件の解決に献上している。
そして部下のゲサモリ刑事は去年この部署に配属されたばかりの新人警察官である。
「森田さん!いや、豪!!!いい加減にしてください!!罪のない人が死ぬかもしれないんですよ!!?」
ゲサモリは森田に臆する様子なく、高圧的に机を叩く。
「だから言ってるだろ?ゲサモリくん落ち着けって。」
「だって、、!!」
「もう、事件は解決してるんだよ。」
「え」
どういうことか分からず、大森ゲサモリは混乱している。
「いいかい。その犯人との連絡は取れるのかい」
「いえ、こちらからの連絡は取れません」
「だろうね。例えばの話をしよう。」
指をたて、森田は話し始める。
「君は歌に自信があるんだよね?」
「ええ、多少は。タップルでもカラオケ好きだけ設定してますから」
「そうなんだ。自信があるなら、それを誇示したくなるから、待ちができるんだ。こちらから連絡がいかないのはそのせいだろうね」
「でも、あ、、、そろそろ逆探知が終わったそうです。場所は、、、、週刊新潮??!!」
「だろうね。汐留スタジオは週刊文春と繋がっている。今怒っている新潮文春戦争の一端さ。これは。だからこの犯行声明も嘘。まあ慌てる素振りくらいはしといた方がいいかもね。その点でゲサモリくん、いい演技だったよ。」
そうして森田はタバコをもう一本取り出した。
後日談というかその後の結末。汐留は爆発することはなかった。その代わり、週刊新潮がなぜか爆発した。新潮文春戦争の軍配は文春に上がった。
次回、伊東純也ぶっ生き返る
by臀部(木村ポリフィアandゲボ紅葉)