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萌ゆる朱・碧・葵(仮)  作者: 司波っ
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そんなこんなで?

なんとなくですが 書き始めました。

当たって砕けて玉砕っ

何処まで行けるか不明です

 外はまだまだ雪が降り積もる白い世界。

 空を見上げたら灰色の空。


 イヤになる。まるで私の気分だわ。


 外に見える家々の煙突から暖炉の煙が見て取れる。そんな寒い季節、だけど家の中は暖房が完備されて居心地はいい。


 なのに何で私はこんなにも悲しい思いをしているのかというと・・・


「午前中だけですからっ。お嬢様集中してくださいませ」

 中年に差し掛かろうかという何時もは優しいオバサマっという感じの先生。

 なんだけど、今は目がコワイったらないわぁ。

「はいっ」

 とりあえず返事して集中しよ。


 先ずは歩き方の所作。剣術にも使えるから私は好きなんだけどまだ足がプルプルするのよね。続いては礼の所作、お辞儀ごときでなんでこんなに面倒くさいのかしら。

 何度も何度も繰り返して身体に叩き込んでいく。

 日に日に進歩してるつもりなんだけどなぁ。

 いつまで経っても厳しさが変わらなくてイヤになる。

 別にだからって先生嫌いなわけじゃなくてむしろ指摘が的確だから納得も行くし好き。

・・・・タマには褒めてよ。

 分かってはいるのよ。お城に行ったら可憐にカーテシーをしなきゃだし、ダンスだって踊れなきゃ恥をかくって。そりゃ私だってカワイイ女の子って見られたいわよ?

 

 そんなこんなで午前中をどんよりしながらこなした私を誰かほめて!


「レッスンはここまでにしましょう。明日も扉を開けた所から見せて頂きますのでそのつもりでお願いしますね。ごきげんよう。」

「ご、ごきげんよう。」

 精一杯の笑顔と声で何とか返答して部屋を出たけど、タブン引きつっちゃったわね。


窓の外の灰色の景色と廊下の灰色の壁。景色的には絶望だわね。壁を紅くしたら賑やかになるかしら。ならないわね。なんて元気を出す方法を考えつつも、

「遅くなりました。」

扉を開けたその先で、既に着座している両親と姉に挨拶をする。


 食堂の扉をくぐるともう美味しそうな香りが漂ってくる。

 並べられているのはパンとスープ、

 そして目を引くチキンの丸焼き。美味しいんだけどね?

 見た目がなんだかチキンの丸焼きだけ違和感がハンパない!

 聞いた話だと身体を作るために食べなきゃいけないんだって。美味しいからいいけど他人様には見せられないわねコレ。


「遅かったわね。今日もしっかり教わったの?」

 4人では大きすぎる食卓を囲み、メイドに料理を持ってきて貰う。ありがたい。

 先ずは一口食べたい位にはお腹すいた。けど、

「毎日しっかり教わってますわ、お母様。なのでお腹が空きすぎて倒れてしまいそうですわ。ということで頂きます♪」

 先ずはスープから♪濃厚で美味しい♪

「もうちょっと厳しくしてもらってもいいんじゃないか?」

 お父様変なこと言わないでっと目で訴えておこう。

「それでも変わらなそうな気がしますわこの娘は」

 流石お姉様♪その程度ではへこたれませんわっ。でも擁護してくれたって良いじゃない。

「食べながら上目づかいで訴えてもダメよ。」

 っく、ぷりてぃな上目遣いも玉砕だわ!

「善処しますのでマナーのレッスンはお手柔らかにお願いしますっ」

「娘に嫌われても困るしな、今のままにしておこう。」

 よっし、食い止めたわ!

「ともかく、午後はおまえの好きにさせているんだ。午前中くらいはしっかりやりなさい。」

「はーい、分かりましたわ。」


チキンの丸焼きはいつの間にやら無くなってるけど、4人で食べると早い物ね。

次回 まだ未定。

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