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プロローグ
プロローグ
「死ねぇ!!!」
ズッガーン!!!!!
「ガハッ!!」
また一人その冷たい倉庫の床を舐める事となった。
そこには1人の少年と20人あまりの男達が対峙し,その横には肉の塊が山となっていた・・・。
少年の顔には微笑が,男達の顔には恐怖がそれぞれ張り付いていた。
「クックック,その程度か・・・。その力でデビルを名乗るなど片腹痛い!!」
少年は嘲笑するかのように言い放った。
「弱きものに生きる価値など,ない!このオレが吹き飛ばしてやろう」
炎よ,その神聖なる力をもって彼の者たちに永遠なる安眠を!
Eruption!!(爆破)
ズッッッガーン!!!!!!
グオッッッ!!!
炎が荒れ狂い男達を飲み込んだ。
炎がおさまる頃,男達の姿は何処にもなかった・・・。
「フンッ!蒸発し,この星の一部となれたんだ,ありがたく思え」
少年は,そうつぶやくと闇の中へと消えていった・・・。
それから2年たった現在・・・