忘れられない言葉
年末に向け、ダンボール箱から不要品を取り出す。
昼の13時からリサイクルショップへ売りに出すと
母が言っていたのでそれまでに終わらさないといけない。
ダンボール箱には景品でもらったキャラクターのハンカチや
卒業証書、友達から是非使って勧められた化粧品のサンプルや
一度やろうと思ってやらなかったけん玉等色々ある。
そのうち小さなピンク色の小箱を発見した。
これは確か元彼が私にくれた最初のプレゼント。
中身は捨てちゃったけど、箱は綺麗だからと取っておいた。
箱をゆっくりと開けると元彼の懐かしい匂いがする。
形はないけれど、宙へと匂いが舞うごとに
元彼の思い出がシャボン玉のようにパチンとはじける。
でもスキって言ってくれた言葉は消えなかった。