第三話 陰陽師はじめました
俺は唖然としたまま一歩も動けなかった。
光とともに広い草原を抜け辿りついた街
“ウィステラ”それは想像を絶するほどの
素晴らしさだった…
「ねぇ行こう?」
俺に問いかけてきた光
俺が一歩も動かないので不思議な顔を
していた。
「うぅん」
ウィステラはとても賑やかな街だった
広場に着くと商人達の声、子供達の
はしゃぎ声などが絶えず聞こえてきた。
「ここは賑やかな街だな」
異世界
「ウィステラはねAnother Worldの中で
三大都市と呼ばれるほどの広さを誇っていて
一番平和で賑やかな街なんだよ‼」
「そっか〜ところで陰陽師のアジトは何処にあるの?」
「ここだよ‼」
光の指の先には三階だての少し古臭さを
感じさせるが
がっしりと立っている建物あった
「ここがアジト…」
俺は緊張し始めてきたこの先にいるのは
きっと…
〜〜〜〜〜〜〜優斗の想像〜〜〜〜〜〜〜〜
「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏」
「死者よ安らかに眠れー‼」
優斗「怖えぇ〜〜」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
陰陽師ってこんな感じだよな…
だけど光を見ていると俺の想像とは
違うような気がしてくる…
「なっなにジッと見てるのっ‼もう行くよ‼」
そういうと光は顔を真っ赤にして
中に入って行った。
「ちょっと待てよ‼」俺も後を追い扉の前で
深呼吸をして扉を開けた
そこは俺の想像をぶち壊す世界だった…
「お〜いビールをくれ」
「おぉ新人か〜宜しく」
「光おかえりなさい」
とても賑やかだった…
「どうしたの優斗?」俺は光の一言で
正気に戻った
「陰陽師ってこんなに賑やかだったんだな」
「そうだよ‼陰陽師は仲間思いで賑やかなんだよ‼それに比べ武闘派は一匹狼の集まる
冷酷な奴らなんだよ」光は感情を強めて言った
「武闘派はそんなに酷いんだ…」
「うん、そうなの‼」すると光の声をさえぎるように低く太い声が光を呼んだ
「光、そしてそこの若僧こっちに来い」
「あっマスターだ」
「マスター?誰だそれは」俺は尋ねた
「各グループにはそのグループをまとめる
マスターと呼ばれるリーダーがいるんだよ」
その話を聞きながらマスターの前に足を進めていた。
「おい若僧、お前の名はなんだ」
「進藤優斗です」
「進藤か…(こいつなんだ…ただならない
オーラを感じるぞ)ここにきたからには
覚悟はできているんだろうな」
「覚悟?」
「陰陽師となり妖と戦う勇気はお前には
あるのか」
ここまで来たらならなきゃいけない
空気だな…「分かったよなってやるよ」
こうして俺の陰陽師生活が始まった
第三話が終わりました!
ようやく陰陽師になりましたね…(笑
そこでここからもっともっと言い作品を作りたいと思うので意見、感想などを
聞かせていただけたら幸いです!
これからも宜しくお願いします!