第十八話 ただいま特訓中
「草原までレッツゴー」
俺は武器屋のオジさんからもらった
融合札を使いこなすために草原に向かって
いた
「五枚しか融合札ないからな〜
また後で買いに行けばいいか‼」
そんな独り言を言っていると目の前には陰陽師のアジトがあった
アジトの前には掲示板がありそこには
様々な情報が書かれていた。俺は今まで
あまり見た事がなく興味が無かった
今回もそのまま通り過ぎようとした…
たまたま目がいき軽く読んで見た
そこには俺の今までの努力を打ち壊す
言葉が書かれていた…
【特訓施設あります】
「………なっ、なに⁉特訓施設があるだと⁉じゃあわざわざ今まで徒歩で30分かかる
草原まで行って特訓をしてきた
努力は何だったんだ…こんな近くで
特訓が出来るなんて…」
「だけどへこんでる場合じゃない‼
この事実を受けとめ前に進むしかない‼」
俺は特訓場へと足を進めた
【ルール】
(注)この特訓施設を使うならまず
ルールを読んでから使いましょう
1、札以外の武器は禁止‼
2、ここで札は無限に使えます‼
「おおっ‼札がなくならない何て便利だ‼」
っと言う事で早速中に入ってみた
「おぉ〜すげぇじゃん」
中はまだ何も無かったが横には
機械が置いてある、そうこの施設は
設定によりいろいろな状況での特訓が出来るのだ。環境の問題敵の有無など。
「まずは、手軽に草原にして敵は…
まずはいらないかな?とりあえず大きな
的に設定っと」
設定を終えるとすぐにそこは草原となり
目の前にはやはり大きな的があった
「ここでは札がなくならないんだったよな〜
じゃあ思う存分特訓が出来ってわけか
じゃあ早速融合してみよう‼」
俺は火の札と光の札をだし融しようとしたが
手を止めた
「俺、牙竜さんとの修行で火は炎ほどに
Levelが上がってるんだからここで
活性の光を使ったら俺の炎は何になるんだ?」
期待をして融合の札にふたつの札を重ねた…
すると札は大きく光だし
三枚あった札は一枚となっていた
「すっげえ〜」その札は上が赤色下が白いと
なっていた、どうやら融合すると
元の札の色が半々に加わるようだ
「早速、使ってみよっと」
俺は的に札をなげ的に当たる前に「印」と
唱えた、すると大きさは前と変わらないが
見ただけですぐ分かるような程、純度が
増している炎だった
「これが光の活性の力…」
しかしそれだけでは無かった
当たると同時に、的の周りに大きく光り
それは遠くから見てても眩しく感じる程の
強さだった
「火の力だけではなく、光の力も加わっているのか?」
俺はそれを確かめるべく火の札と闇の
札を取り出し融合した…
それを使ってみると黒炎が五個ほど現れた
「なるほど、闇の増殖により
炎が増えたって訳か、しかも色がかっこいいぞ⁈」
俺は周りに出来た黒炎を放つために
風の札をだし使った…
わざわざ風の札を使ったのには
理由がある…
それは俺の目の前をうろちょろ
している防具の火の球も、ついでに
飛ばすためだ‼
「印」と同時に俺の周りに風がおき
黒炎と火の玉は同時に進みだした
そして的に当たるとやはり
闇の力も加わっているようだ
闇の力の一つ目は毒だ二つ目は…時期が
きたら話そう(笑
「やっぱり合成すると二回攻撃を
当てれるって訳か…
特訓も終わった事だしそろそろ出ようかな」
俺は特訓施設をでて早めに寝る事にした
「新しい力も手に入ったしこれで
次も楽勝に勝てるな‼」