幕間 牙竜星夜
今回は牙竜星夜の過去を話したいと
思います
「ムカつくんだよ…進藤も、兄貴も」
14年前…
俺は陰陽師といえばと必ず名前のでてくる
超エリート牙竜家の次男として産まれてきた
物心つく頃から札を持っていた、
エリートばかりの牙竜家の中でも俺は
さらに天才と呼ばれてもいい程の能力を
持っていた…
けっして呼ばれる事は無かったが…
俺には6歳年上の兄がいる、俺の人生を
狂わせた最悪で最強の兄だ。
兄は俺なんかとは比べ物にならない程の
強さだった、そう「1000年にひとりの逸材」
なのだ…
「星夜どうしてお前は兄と同じ事が
出来ないんだ‼」
「とても同じ血が流れているとは思えないわね〜」
俺はいつも比べられ侮辱され
続けていた…
「どうして俺が馬鹿にされなきゃ
いけねぇんだぁ‼」
そして俺は誓った…
「俺が大人になった時に必ず兄を
倒し超えておれを馬鹿にしたやつらを
見返してやる」
これが俺の今までの人生だ
そしてここにきてとても良いシチュエーショ
ンが出来た…
それがあいつの弟子の進藤優斗との
戦いの機会だ…ここであいつの直属の
弟子を倒せば、あいつは黙ってはいないだろう…
せいぜい俺の復讐のために勝ち進んでくれよ
進藤…優斗