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第00話 繋がる縁は予想外!?

魔法少女、好きです。

ハーレム、好きです。

わちゃわちゃ、好きです。


持ちうるすべてをぶち込んで、ご提供いたします!

 “人との(えん)は大事にしなさい”


 それは、まさしく傑物(けつぶつ)と呼ぶべきウチの母の言葉だ。



「買い物に行きましょう、兄さん! えっと、これは……そう! 家族サービス! 兄は妹に尽くすものなのでしょう!? ねっ?」

「おっと、待ってもらえるかね? 助手くんはこれから私と世界の深淵を目指し、さらなる探求の道を進むんだ。そうだろう?」


 ………。

 母は家出同然に実家を飛び出すと、画家としてまだ芽を出す前の父と恋に落ち結婚。

 自らアパレル会社を立ち上げ、今では世界を相手に商売する段階にまで育て上げた。



「だ、ダメです! 陸人さんはこれから、星守のお仕事で大事な相談があるんです!」



 ……そんな、まさしく“行動力の化身”と言える母が。


『悪縁を断ち良縁を抱え込めば、必ずその手に夢と希望は舞い降りるのよ』


 なんて言いながら、悪戯っぽくウィンクしてたのを覚えている。



 およそ世間の常識を逸脱した生き方をしている母の持論は、子供心にとても真似できないと思った。



「はぁ!? 何言ってるのよ! 兄さんはワ・タ・シ・と! 出かけるんだから!」

「そんなうらやま独占禁止法だ! 私と過ごす時間だって、彼にとっては有意義なはずだぞ!」

「あの、あの! 陸人さんはわたしの、守護星者(セルマスティス)さんなんです!」



 けれど、真似できないなりに真似しようと、自分なりに頑張ってはみた。


 おかげで現在、そこそこ良縁に恵まれて生きている自覚がある。

 小中高と知り合った友人たちとは今もSNSで交流があるし、母の縁から繋がって、母の姉に当たる伯母さんが経営している雑貨屋でアルバイトさせてもらっている。

 大学では気の合う同期と知り合い同じサークルで日々ワイワイと騒いでいるし、ご近所さんとの付き合いも上々。町区対抗運動会じゃ引っ張りだこだ。


 母の教えは、なんだかんだで俺――御伽守陸人(おとぎもりりくと)の人生において、とても役に立っていた。

 俺は今、たくさんの“繋がり”の中に生きている。



 さて。

 縁といっても一口では言い表せないくらい、たくさんの種類がある。


 良縁悪縁、合縁奇縁、因果応報etcetc。


 俺と繋がる何か。

 俺が繋がる何か。


 それらは意識すればするほどに振り回してきて、頭を悩ませてくる。

 だから俺は、なるべく割り切りよく決断できるよう普段から心構えするようにしている。


 悪縁からはそっと遠ざかり、良縁とみればもう一歩踏み込んでみる。


 それを小さな頃から繰り返し、今じゃそれなりの精度で判断できるようになった。


 ……なった、はずなんだが。



「もー、わずらわしいっ!」



 ある日を境に、突然に。

 避けようがなくやってきた、未知の縁。



「マジカル・マジック・マギア・マナ! さぁ! 大人しくワタシの、可愛い妹の言う事を聞きなさいっ!」



 ここではない別の世界からやって来たとか。

 自分が望むなりたい姿に変わるとか。

 星の力を借りて超常現象を鎮めるだとか。



「待ちたまえ! そんな感情任せに魔法を使ったら!」

「へ? あ゛あ゛っ!! 力が暴走して……!」

「! 星守の杖よ! 我が呼びかけに応え……間に合わなふなんっ!」



 っていうか。

 魔法少女(まほうしょうじょ)って…………なんだそれ!?



「い゛や゛ーーーーーッッ! 兄さん助けてーーーーーッッ!」

「助手くん! このままでは大層けしからんことに……きゃんっ!? 全身が絡め取られて!」

「あうあう、ダメです陸人さん! こっち見ないでください~!」



 ……こういう縁は、さすがに予想できないと思うんだ。常識的に考えて。


   ・


   ・


   ・


 これは。

 今日までそれなりに上手く生きてきたつもりだった俺と。

 そんな俺の信じてた常識を根本からぶっ飛ばす、不思議で可愛い魔法少女たちとの。


 ……新しい日々を繋ぐ、現代のものがたりだ。

魔法少女は、いいぞ(鳴き声)


応援、高評価してもらえると更新にますます力が入ります!

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