神は言った。「あなたにはヒャッハーが足りない」
お久しぶりです(*´▽`*)
チンピラーノさんの裏事情。
「真剣に冒険するTRPGがやりたいんだ………」
一緒に参加したコンベンションで、悪ノリの酷いマナー違反な参加者に世界観ガン無視の悪ふざけで、シナリオをメチャメチャにされゲームマスターの友人はド低音で呟いた。
たまにいるクソDQNに当たってしまいシナリオ荒らされた彼は、怒り心頭で身内での仕切り直しを提案した。
世界観とルールの範疇で悪のりと見せかけて渾身のロールプレイなスタイルの私の作ったチンピラーノはギリギリ彼の許容範囲で良かった………
NPCを人間として扱い、尊重しながら冒険しないと楽しくないじゃん。
ロールプレイがほぼほぼ素での行動と発言になる私にとってはシナリオに没入するのは当たり前なのでその辺は信頼されてたと思う。
でも今はちょっと反省している。
トゲトゲモヒカンキャラで正直すまんかった。
チンピラーノを作った当初の私はモヒカン雑魚プレイをしたくてたまらなかったんだ!
ヒャッハーがカッコいいと本気で思ってたんだ。
仲間集めはいっそ初心者の方が躾やすかろうとゲーム好きなクラスメートから厳選して勧誘した。
パーティを組んで経験者の私が引っ張っていくにしても、経験者にお任せでダイスだけ振ってる状態にするわけにはいかない。多少の行動方針に対する誘導は行うがチンピラに全てを任せる危険をちゃんと感じさせるのも大事な事だ。
モヒカン雑魚という信用度底辺の外見的バッドステータスは、交渉に不自由する場合も多かったし、下手をすれば某正義の神の信者に悪魔扱いされて喧嘩売られる場合もある。
初心者でも自分で考えて行動する大切さを学ばせたい。
経験者は縛りプレイをするものなのだ。
ギルドホールでのパーティ登録や依頼の受注の際にはちょっと殊勝な態度を取らざるをえなかったけど。
戦闘でははっちゃけてヒャッハーした。
それがマイライフ!我が人生!
「ヒャッハー!汚物は消毒だー!!」と叫びながら始まった戦闘で、ジャイアントラット相手に瀕死の剣士にひたすら回復魔法をかけたり、中々倒しきれず回復呪文を撃ち尽くしてクォータースタッフでボコりにいって、当たらない、たまに当たってもダメージが通らない。
とりあえず、ターゲットの1つと認定され時間を稼ぐお仕事だった。
そんなチンピラーノから始まって、冒険に冒険を重ね着実にレベルアップし、時にシーフに転職しつつ最終的にモヒカン雑魚の見せかけでジェノサイド祭りするヒャッハーなアサシンとして立ち回りながら、追い詰められてピンチになると「残念私がプリーストでぇす!!」と仲間達を完全回復させ敵に絶望を与えるちょっとキてるモヒカンプリースト。
最高だった。
あの頃私は魂からチンピラーノ・ヒャッハーとして戦っていた。
「あの頃のチンピラーノから君という存在は随分隔離していて弱体化を余儀なくされているから気をつけてね」
我が神ラヴァデウス様が目映い微笑みと共に仰った。
やっとの思いで手に入れ、半裸からの卒業させてくれた呪われし黒コート(解呪済み)。
あれが結構な逸品で元々は『品格レベル5』が付与されたお貴族様の家宝で代々受け継がれてきた代物で、着ているとさすがのチンピラーノさんも背筋を正し、紳士然としてしまう『貴公子のコート』だそうだ。
回りとのレベル差であまり実感無かったけど、どうも着ているだけで5割は弱体化しているらしい………嘘だと言って?マイゴッド!
そんな事情を抱えつつ当面の問題は、ジャスティオーザクルセイダースの信徒たちの前で魔王召喚する訳に行かない事だ。
悪魔もこき使う予定だしね。
そして最大の懸念はシナリオキャラの『イリーナ嬢』だ。
彼女はガチガチのジャスティオーザ神官で目覚められると大変面倒くさい。
私は知っている。魔王の花嫁シナリオ経験者だから。
この人はプレイヤーと揉める為に作られたイチャモンキャラでゲームマスターとして演じる分には非常に楽しいがプレイヤーからの印象は最低に近い。
ましてや私はトゲトゲモヒカン。
彼女が正気に返ったら絶対に揉める。絶対だ(確信)。
その為、彼らには早いとこ退場していただきたい。
後、生け贄無しで魔方陣発動させるのに本気の魔力乗せるからコートオフする必要があるので私の中の乙女心が男性陣もさっさと撤収して欲しいと叫んでいる。
ヒャッハーするよりこっちが辛い!
いくら性転換転生したとは言え、おっぱいポロリしないと本気出せない設定マジしんどいです!
あまりに理不尽な運命を振り払いたくて思わず、ラブオブ釘バッド先生で素振りをかます。
思いの外風切り音が凄くて雑念を振り払える気がしないでも無かったという。
コンベンションで導入に説得力がないシナリオで
「え~その怪しいダンジョンになんで入らなきゃいけないの~?俺らそこいく理由無くない~?」
ゲームマスターの未熟(説得力不足)を理由にごねて嫌がらせするプレイヤーがいてさ………という話を聞いてコンベンション怖い………ってなった在りし日の私。
限られた時間の中で、折角人が集まった席でごねて1日が終わるのって何が楽しいのかわからない。
楽しい時間を大切にしたい派です。




