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悪魔も鳴かずば討たれまい。

ブクマ&評価ありがとうございます~(*´ω`*)

  アーチに浮かんだ紋様は明らかに前回とは違った。


『神のみぞ知る』


どういう意味だチクショー!? 足元には転送陣浮かんでなんかじわじわ転送陣が上昇するだけ体は足元から消えかけている。


どういうこった。

トゲトゲ肩パッド先生の『魔法防御』とか『状態異常無効』が仕事してないから多分ダンジョントラップ! トゲトゲ肩パッドの防御システムに即死無効は積んでるけど転移無効は仲間だけ転移させられそうになったことがあるので積まなかったのは失敗だった。


行き先が火山の火口なら耐熱防御でワンチャンあるけど、海底だとかなり本気出さないと死んじゃう。魔界とかの異界落としなら転移させたこと後悔させる自信あるぞ、オンドリャー!


「マスターが貴方をご招待したいと仰せだ。私は………ふむ、花嫁達が苦戦してる。加勢せ」


悪魔がなんか言い終える前に裏拳(ちょっと距離があるので衝撃波)で頭部を木っ端微塵にした。上半身はフリーだぜ?


が、一応ラスボス。

ぶっ倒れたのに見る見る吹っ飛んだ頭蓋やら脳漿やら再集結していく。この程度では死なんのか。

床が謎のラインを浮かべて取り囲んでいるところを見ると悪魔の能力でなくダンジョンのサポート機能だろう。

弱そうだもんなこの悪魔。殴った感触はトマトだったし。

しかし、このままだとコイツを止められない。


「約束した………あの人達に。何人たりとも通さないって」


再生した口だけで悪魔がせせら嗤う。


「一回死んでしまったではないか! なんて乱暴な人間だ。約束なんて、貴方はもう何も出来ないヨ」


「いでよ、『下僕の指輪(1/72)』 喜べ最後の一匹、仕事をくれてやる」


転送陣は肩まで上がり、出現した指輪を手に取る事は出来なかったが命じる事は出来た。


これは昔、大魔王と戦った時に巻き上げた72の下僕を呼ぶ指輪だ。

剣を振り回す事しか頭にない戦闘バカや、自分の育てた召喚獣をこよなく愛する魔法バカに「「いらん」」と言われてチンピラーノに押し付けられた。

正直、もうレベル的に戦闘補助にもならんクラスしか喚べないのでいつか売ろうと思ってたけど、最終決戦ではよい弾幕になったので、一応役には立った。


アイテム整理の際、カウントが一個残ってたのを確認しておいて良かった。

まぁ出てくるの悪魔だからなるたけ使いたくなかったけど、目には目を、悪魔には悪魔を、だ。


指輪のカウントがゼロになり、ボロボロと崩れ残骸が風に飛ばされて消えた。

風は今喚んで現れた黒い影から強く吹いている。

というか物凄いバイブレーションで風を起こしている?

首だけ残っている私には、なんかその黒い影が私に土下座してるように見えた………もしかしてこの下僕ヨワヨワかよ! これだから悪魔は! この期に及んで期待外れとかいい加減にしろ!


「私が戻るまで、隣の戦闘の邪魔をさせるな」


転送陣が耳を越え目の高さを越えてしまったので私に返事は聞こえなかった。

頼むぞオイ! ちゃんと仕事してないと後までまとめて絞めるからな!


「我が魂に代えましても」


黒い影が発した言葉を宙に浮かんだモヒカンだけが聞いていたのを私は知らなかった。




大魔王の72の下僕:まぁわかる人にはわかるやつ。


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