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目は口ほどに物を言う

ブクマありがとうございます! 感想ありがとうございます~(*´ω`*)ふぉー

 封印ダンジョンの攻略は、サクサクと進んだ。

自分(レベル87)が戦闘に参加していなくても十分過剰戦力気味なので出てくるモンスターは、ほぼ瞬殺の憂き目にあっていた。

ジャスティオーザクルセイダースやるぅ! カッコいいーひゅーひゅー!


このダンジョンで襲ってくるモンスターは、足止め目的なのでランクが高くない。

私もゲームマスターとして、配置したからどのモンスターがくるか大体知ってるんだけど……うーーん。


上層から、順調に降りてようやく最下層にたどり着くと、今まで以上にモンスターが待ち構えていた。

嫌な予感に眉間のしわが寄った。


おかしい。


それに私の知ってる『魔王の花嫁』なら、街にモンスターが押し寄せる前のタイミングでダンジョンに入ったら最下層手前の下層エリアに人質の娘さんのいる部屋があったはずだ。


気配探知はクルセイダースに隠れてソコソコやってた。

無人のエリアと確定したら探索すっ飛ばして突き進んで行く作戦で、道すがら散々チェックしても人質の気配は全くなかったのだ。

このエリアにいないとなると最下層の召喚陣の傍に居る可能性が高い。


なんでや? 先手を打って突入したんだから、生贄配置済みの魔法陣で召喚タイムアタック悪魔退治というギリギリ展開にはならないと思うんだけどなぁ。


後、最下層こんなにモンスターいたっけ? 封印ダンジョンで久々(100年ぶり)のお客様だからっておもてなし多すぎ! 流石にクルセイダーズの手にあまり始めたので働くことにした。


「我が父なる神ラヴァデウスの名において、愛を知らぬ迷える子羊に真の慈しみを与えたもう。神の愛は平等なり」


暗いダンジョンなのでラブオブゴッド棒がうっすら白い燐光を放つのがわかる。


クルセイダースと連携を取れる気はしないので、壁走りと跳躍で前に突出し、ただ敵の密集地点を狙って吹っ飛ばしてやる! と気合いを入れてぐるりと大きく振り回した。


グッシャアァー!


「………あ」


戦闘の喧騒が一気に消えて静まり返った。

ヤっちまったァァァ!!


ゴブリンより確実に強いダンジョン産特殊モンスターばっかりだから、ホームランしてまとめて跳ね飛ばそっかと…飛んでった先で後方のモンスターにブチあてようって狙いもあったのですよ! 

本当に! 吹っ飛ばそうと、思っただけなの!

吹っ飛ばした………といえば吹っ飛んだと言えるかもしれない。


……肉片が。


バラっバラに吹っ飛びましたね……レベル87の筋力ぅぅ怖いぃぃ!


私の周りから一気にモンスターが後退ってATフィールド出来たんですけど?


後、クルセイダースまで静かになってどうすんの!? これくらいジャスティオーザなら日常茶飯事でしょ! しっかりしてーーーーー!!


ああ、でもゴブリン戦の時より心が凪いでる自分が怖い。

ぶっ叩いた感触の比較として、ゴブリンの手ごたえ豆腐くらい柔かったけど、こいつらはさすがにスイカくらいの硬度はあった。

いやもうちょい、いい例えな固さないかな……食べ物比較止めようよ、わたし。


困惑と怯えの混じったモンスター達よ。

いっそ逃げてくれ。


「大丈夫、死は一瞬。平等に神の庭に送って差し上げよう」


ダンジョンモンスターは本能で侵入者を襲う。

それは習性なので罪でもなければ罰を与える対象でもない。


脅しを込めた笑顔でラブオブゴッド棒を振るうと釘に引っかかっていた肉片がベチャリと落ちた。


これは、愛の注入なんで尊き行為だけど、別に強制はしないよ。君達には逃げる選択肢があるんですよ。

神敵必滅なんてジャスティオーザみたいな事は言いません。

去るものは追いません。

全員ミンチにするの面倒くさいのでとっとと逃げてどうぞ。

クルセイダースの手前、声に出さずに目で訴えた。


一歩踏み出す。


それを合図にモンスターたちは一斉に逃走した。









ジャスティオーザは正義厨で存在『悪』に分類される全てをサーチアンドデストロイだけど、流石にミンチにはドン引いた。



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