序章
「ドルルルルルルルルルルルルルぅ」
短機関銃の音が聞こえる。男は身を隠した樽から出て、散弾銃を撃った。
「ボ―ン」
それは短機関銃を撃っていた女に当たった。女は倒れた。
近寄ってみると、この女の腹に命中したみたいだった。顔を見るとよく知った顔だった。
「佐由里!」
男は悲しかったが同時に怒りも沸いた。まさか佐由里も入れていたとは。
私は泣いた。でもずっと泣いていけないので、袋を探してきて履いていたハイヒールを脱がして入れ、カバンも入れた。女の死体は鉄板に乗せてかまどで焼いた。お骨拾いをして違う袋に入れた。それらをカバンに入れた。
ーどうして君がいたんだ。なぜ君は逃げなかったんだ。-
思いに更けていた時、
「ボン」
散弾銃の音がした。見ると自分の義足は吹っ飛んでいた。
撃った奴を見てみると
「勘太郎」
「将太」
男の一人はそいつに近づいて
「ごめん、悪かった。だから義足は直す。」
と言う。もう一方は
「仕方がないよこんなに時なんだから」すると、携帯が鳴る。書いていたことは
「ミッション31:絶対服従 登録番号23 新井 勘太郎 誰か生きている女、男一人の両足を刀で切り落とせ。刀は横浜の赤レンガ倉庫にある。従わなかったら君の両足を奪う」