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我らの革命  作者: 夢望叶
2/2

警戒

詳しい掟の内容は入学式当日に理事長から発表するものだそうだ。

驚いたことに、一年校舎、二年校舎、三年校舎、の三つの建物があり、それにともない、グラウンド、体育館も三つだった。

入学式の始まる30分前、一年生の皆が体育館に集まった時にはもう、学校の闇が、動きはじめていた。



コンコンコ

(ひつれいします。理事長、二十人のおやごさんから学校への寄付金と、繰り上げ金が届いています。)

室内にはパソコンのカタカタカタと言う音が響いていた。

(ああ、わかった。百万から三百万までは、繰り上げ一、

三百五十万から六百万が繰り上げ二だ)

(わかりました。後、一年生の体育館までは、何で行かれますか?)

(徒歩でいく。)

秘書が帰ろうとしたとき、パソコンの音が止まった。

(この、明石の名字は何という?)

少し震えた声だった。

(確か桜木です。)

秘書は答えた。

(わかった。こいつは確かS組だったな。こいつはG組にしておけ。)

声の震えは戻っていた。

(わかりました。では、ひつれいします。)

秘書が帰った後、理事長は大きな声で笑った。

(この学校は、私が守る。)





続く


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