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第10話「余裕顔ってドヤ顔だよね」





「・・・邪魔をしないで欲しいんですが」


「悪いな、いちおうそんなのでも俺達の仲間なんでな、いちおうは」


「ねぇ、俺って何?」









  *  *  * 









「しっかり研いであるので大丈夫ですって」


「・・・仕方がねぇな、切り落とすだけだぞ」


「分かりました、譲歩しましょう・・・・・では」


「待て待て待て待て待て待て待て!!!!」


「あ?どうしたんだザクセン」


「往生際が悪いですよ」


「ホントにな、お前も男ならこれぐらい我慢しやがれ」





 我 慢 出 来 る わ け ね ぇ だ ろ ! ! !





「ならお前は切り落とされるのを我慢出来るのかよ!!」


「もちろん・・・・・やられる前に逃げる」


「畜生、俺がインテリだからって舐めてるな!!ハゲろ!!!」


「だが断る」





だあああああああ、その余裕そうな表情が腹立つ!!!!


そしてなんかヘクトとお互いガッツポーズとって気があってるっぽいのも腹立つ!!!


あいつ俺に対して笑みって全部黒いし!あんな白い笑みじゃない!!!





「や、それは自業自得じゃないかと思うよー?」


「お、お前まで・・・」





我がパーティの癒しピートにまで言われた・・・


というか俺の心の声が漏れてたのか、やばい普通に恥ずかしい。





「今更恥ずかしがられてもなー・・・ザクセンの普段の行動の方が遥かに恥ずかしい」


「辛辣だな!!!」





もう止めて、俺の体力はもう0よ。





「夫婦漫才やってるところ悪いけどそろそろやっても良い?」


「良いんじゃない?僕もザクセンはそろそろ切り落とされてもしょうがないって思ってたしー」


「あーあ、お前ピートにまで見放されたか」


「ざまぁwwwwwwwww」


「私としても女に間違われたのは少々・・・いやかなり腹が立ちますのでやっちゃってください」





 逃  げ  場  な  し  か  よ  。





じりじりと迫る奴らの包囲網に俺が諦めかけたのと------









「ザクセンさんを離しなさい!魔王の部下達!!・・・とシュバルツさん達」









女神が入ってきたのはほぼ同時だった。


まじ女神まじ天使。













 ザクセンさんのパーティ


ピートさんは癒しだけどなにげに辛辣







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