7話
あれ前作と話が繋がってる?
初めて来た王城だったが外から見ても大きいが中が凄く広くて驚いた。重機も無しにどうやって建てたのだろうか……。
「サクラ、珍しいのは分かるが前を見ないと危ないぞ」
「はい。ごめんなさい」
「違うよ、初めて来た時には驚いたから気持ちは分かる。凄いよな。人の力でこんな大きなものを建てられるのだから」
「そうですね。凄い人数と日数が必要そうですね」
「そこか……まあそうだな」
「本当に……人にはこれほどの力が有るのかと感動します」
先生の発言に父は頷いていた。多分父の欲しかった答えはそれだったのだろう。
その日は1泊し翌日朝から起こされ、入浴、着替え、化粧と忙しく準備され気が付くと王の前に居た。
挨拶とか多分したのだろうが忙しすぎて覚えていない。
「どうした固まって……サクラと言ったか、襲撃の日の事を詳しく頼む」
私は返答に困って父を見た……父はなんか頷いている……どうしたらいいのよ?
正直に話す?でもそれも危ない気がする……でも嘘なんて簡単に気付かれるよね……
仕方がない本当の事を言うか。
「あの日は、襲撃を鐘の音で知り近くにある洞窟まで走って逃げだしました」
「なぜ走った?馬車は使わなかったのか?」
「それは、邪魔になるからです」
「邪魔に?」
「他にも逃げてる方は居ると思いましたので」
「……自分は貴族だから優先とは考えないのか?」
「優先ですか?貴族とは他の方達の税で生活をしている……納税者を困らせて我先にと逃げ出すのが貴族の姿なのでしょうか?……失礼しました。失言でした」
「……結構言うな。サクラ、貴殿はその年で自分の考えを持っている。それは悪い事ではない。今の発言は他の貴族にも聞かせたい言葉であった」
「ありがとうございます。で、逃げたのですが洞窟の近くまで猪のような魔獣が来たのです。当時私は魔獣というものの存在を知らなかったので、猪位なら倒せると思い提案しました」
「女の子一人が猪を倒せる……無知とは恐ろしいな。それで?」
「皆からは逃げるように言われましたが私は水魔法で戦いました」
「水魔法?飲み水を出したのか?」
「水球を作り息が出来ないように顔を覆ったのです」
「やってみて貰えるか?そうだなその辺りに魔獣が居るとして」
私は大き目の水球を空中に作り、王の指定した場所付近に動かしそこで停止させた
「……無知なのは儂の方か……魔法にこのような使い方が……いや違う初代王が……」
「そして近くにある岩を投げて止めを……」
「岩を投げた?貴殿が一人でか?……もしかして、おい誰か宝物庫より初代王の剣を!」
何か持ってくるみたいだ……王は少し待つように私達に言った。
数分後数人の兵士が重そうに一本の太い剣を持って来た。
「この剣を持てるか?」
「はい……持ってみます」
私は近付き触ってみた。持ち上げようと思ったが重い……しかし魔力を少し吸われた気がしたので魔力を逆に流し込んだ。あれ?この剣意外に軽い……
「初代の剣を持ち上げた!」
皆が驚いている。
「サクラ殿、貴殿は複数属性が使えるのではないか?」
「……はい。もう一つだけですが」
「昔、勇者と呼ばれた初代王と同じ。この剣も使える……貴殿はこの国の王に成る気は無いか?」
「はい?」
「今のは合意したと言う事だな?」
「違います!」
「冗談だ」
「心臓に悪いです」
「この剣はな、初代王の愛用の武器で魔獣でも簡単に切った伝説の剣なんだ。そして初代王は魔法が得意で全属性を使えたらしい。使えるのならこの剣を貴殿に貸与する。道具は大切に保管するより使った方が良いと初代王も言っていたそうだ。但しこの剣は必ず貴殿が生きてここに返却するように」
「そんな大切なものお借り出来ません」
「これは儂からのお願いだ」
「何か意味が有るのですか?」
「初代王はな、貴族であり冒険者だった。この剣も使える者が居たら使ってもらうように代々言われておるのだ。儂の代で貴殿に会えたのは何かの縁。何が起こるのか楽しみだ!」
「でも私は王家の血縁者でもないと思いますが何故……」
「儂も違うぞ。初代王は自分より先に死ぬのは嫌だと子供は居なかったのだ。だから儂らも血縁者ではない。少しだけ言うと……初代王ツバキ様の妹はサザンカ様だった。これ以上の事は言えないがな」
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。




