55話
今日は久々に時間が出来たので、3人でダンジョンに来た。
「ツバキ様、今日もミモザといつも通りに魔獣退治してきますね」
「わかった。私は適当に……深い所で運動してくるわ。こちらはサクラに任せても大丈夫よね?」
「はい。大丈夫です」
「では行ってくるね」
「気を付けて!」
「そちらもね」
「ミモザ、今日はどうする?もう少し深い所に行ってみる?」
「敵が強くない?」
「強いというより数が増える。魔石も少しだけ大きくなる」
「私でも大丈夫?」
「怖いなら最初は二人で戦ってみる?」
「そうね。お願いできる?」
二人でいつもより下に降りて行った。
「確かに敵が多いね……強くは無いけど」
「数が多いからここで戦うと経験値が多く貰えるのよ」
「経験値……私も稼げているのかな?」
「そうね。学生の時と比べてら数倍の魔力を持ってると思うわ」
「そんなに!?」
「増えてるよ。魔法発動するの楽でしょ?」
「それは慣れたのかと……」
「まあそれも有るけど、慣れだけでは無くて魔力も増えてるよ。見ていたら分かる……魔法で体強化してる時の強さが凄いから。先程敵の攻撃受けたけど怪我しなかったでしょ?あれ普通の兵士でも吹き飛ぶ程度の攻撃だったよ」
「そこまで強く……なってるの?信じられないわ」
「いまなら軍の1部隊対ミモザでもミモザが勝つよ」
「……喜んでいいのか分からない」
「私の気持ち少しは分かって貰える?皆に魔獣より強いとか言われる気持ちが……」
「確かに素直に喜べないね」
「そうなのよね。でも魔法は楽しいから苦では無いの」
「もし魔法が無かったらサクラはどうしてたんだろうね?」
「そうね……魔法の無い世界って有っると思う?」
「世界なんてここだけ……では無いの?複数あるの?」
「あるかもしれないし無いかもしれない。でもあるって考えた方が楽しくない?」
「楽しいかな?魔法が無いと不便なだけでは?」
「分からないよ。その分色々な物がつくられているかもしれないし」
「そうなのかな?想像できないな」
「まあ何が正しいという正解は無いけどね」
「色々な世界か……違う世界に生まれていてもサクラとは会えたのかな?」
「そうね。姉妹だったかもしれないよ」
「姉妹か……ならサクラが姉だね。お姉ちゃんって呼んでみようかな。ってどうしたの?何か嫌な事言ってしまった?」
「そんな事無いよ。でもね……お姉ちゃんって呼ばれるのが懐かしくてね」
「あれ?でもサクラに妹は居なかった気が……」
「そうね。でも何か懐かしくて……」
「妹欲しいの?」
「……落ち着いたら欲しいかも」
「妹がいる人と結婚したら義妹が……」
「そうね。でも結婚は今まだしたくないかな?」
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
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