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妹に呼ばれて異世界へ  作者: 神戸近区


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4話

「サクラ、魔法を使えたらしいな?」

「おめでとう魔法が使えたのね」

両親にも褒めて貰えた。

私は単に水が無いと生きて行けないし、きれいな水が飲みたいと思い管理人さんに水属性を望んだだけだったので皆の反応に驚いていた。

「ありがとうございます。これからも練習します」

これから毎日自分で飲む水は自分の魔法で出そうかな……


「魔法を使って疲労は無いか?」

「大丈夫です」


「そうか。それならいいが……魔力と生命力は関係しているらしい。使い過ぎに注意するように」

「分かりました」

危なかった……洗い物とかにも使えるとか思ってた。


 そこから毎日魔法の練習が始まった。庭に咲く花に水をあげたり、手を洗ったりうがいしたり。

毎日使い過ぎない程度に使っていたら少しずつ慣れて行ったのか発動が早く楽になって来た。


 敷地内で毎日練習していたら偶然鼠か土竜のような生き物を発見した。近くの人に聞いたらあれは畑を荒らす害獣らしく肉は美味しくないが食用らしい。一匹見たら沢山いるのが常識らしく、退治しないと作物や花も食われてしまうらしい。

私は悩んだが魔法で退治する事にした。


 私は翌日土竜みたいなのが出入りする所を見付けて魔法で水を大量に流し込んだ……

なにこれ?私の体に力が……体が軽い。なんかゲームのレベルアップみたい……ってレベルアップした?

そう言えばこの世界の元になったゲームって冒険者になったり出来て、戦うと経験値を得てレベルが上がったはず……。

そう色々思い出した。悪役令嬢にも冒険者にも成れるし、貴族に成って街づくりでもできる謎の詰込みゲームだった。

色々な要素詰め込み過ぎて中途半端で売れなかったゲームですぐ特価で売られ少ない予算で買えるのがこれしかなかったんだった。


 それは良いとして、私レベル上がった……と言う事は考えたくないが何匹か倒したって事か。まあ害獣だから仕方ないよね?

その後も見付ける度に倒して戦果は使用人に渡すと喜ばれた。

何日も続けていると私の魔力がかなり増えたのを実感した。

毎日自分に使う水を魔法で出しているのに余裕で賄える。それだけではなく害獣が出たら魔法で退治している。

両親には心配されたが魔力は余裕がある分しか使ってないと言ってある。


 ある日収納の魔法も貰っていたことを思い出したが、前に話した時一人1属性しか使えないと聞いていたので自分で練習する事にした。

最初は石でも収納してみようか……成功した。で、取り出してみるのも出来た。

次は何にしよう……火を燃やすのに木の枝とか有ったら便利よね……庭に落ちてる枝も拾っておきましょう。

 

 私間毎日いろいろな物を収納していった。学校の行き帰りは馬車だから拾えないが学校内では色々拾えた。食事で残ったパンとかで実験してみたが、収納しておけば時間は経過しないみたいだ。

前世の記憶が有るので、災害時用に食料は少しずつ備蓄していった。


 ある日大きな鐘の音で目が覚めた……。

「お嬢様!サクラお嬢様!魔獣です早く逃げましょう」

「逃げるってどこに?」


「安全な所にです」

「とりあえず動きにくいから着替えて……現金も少し持っていこう」


「お嬢様急ぎましょう!」

「少し落ち着かない?焦っては危険よ」


「でも魔獣ですよ……街が壊されますよ」

「怪獣みたいなもの?」


「怪獣?」

「分からなかったらいいわ」


「それより何処へ行くの?」

「近くに洞窟が有ります。そこには門が有りますので一旦安全かと」


「分かったわ……ってどこに行くの?」

「馬車に……」


「みんな逃げてるのなら馬車は身動き取れなくなりませんか?走りましょう」

「分かりました」


「他の家族は……」

「旦那様は現在軍の指揮を奥様は避難されていると思いますが、緊急時は分散するよう言われてますので……」


みんな無事だよね……

今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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