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妹に呼ばれて異世界へ  作者: 神戸近区


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3話 

 私はもし自分が子供だったら先生は何をしたいかと疑問に思い質問した。

「私が……今の記憶を持ったまま6歳に戻ったらですか?」

「そうです。何が出来ると思います?」


「……特に何もできませんね。魔法も使えないし、少し難しい字を読める程度……ですね」

「そうですか。では私はもっとできる事が無いと言う事ですね」


「え?」

「先生でも他に出来る事が無いのでしたら、私は……」


「そういうことですか。でもそうですね、今勉強する事は無駄には成らないと思いますよ。今は色々な知識を吸収してそれで将来何をしたいかの判断をしたらいいと思います」

「そうですね。私がどこまで自由に出来るか分からないけど、この世界で探したい人も居ますし」


「それはどのような方か聞いても大丈夫ですか?」

「まだ分からないのですが、私と会うために生まれた人が居ると思うのです。それは先生かもしれませんが」


「それだったら素敵ですね。出会うために生まれるか……考えた事無かったな……」

「先生、今異性のこと考えてます?」


「な、何で?」

「少しお顔が……」


「失礼いたしました。さあ勉強しましょう!」

「誤魔化しましたね……」


 その日は簡単な本を読んで終わったのだが、その終わった理由も持って来た本が簡単すぎて意味が無かったからだ。

「この後どうします?私の滞在する部屋に戻ればもう少し難しい本も有りますが」

「出来たら先生の事を教えて欲しいです」


「私のですか?面白くないですよ」

「折角出会えたのだから知りたいのですよ」


 そこから教えてくれたが、男爵家に生まれて友達は平民が多く初等学校に入学する者は殆ど居なくて、学校内では男爵家と言うのが下の方になって友達はほとんどできなかったが、成績が良かったため家庭教師となり初めての生徒が私らしい。 

色々話を聞いたところで授業は終わった。


 このような日々が3年程続き私は9歳となり初等学校に入学する事になった。

初等学校は大きめの街に有ったので私は自宅から通う事が出来た。

家庭教師は変わっていない。

「先生……これ聞いても良いのかな?」

「なんでしょうか?」


「私が9歳なので先生は19歳ですよね?」

「そうですね……私ももうすぐ20歳か……」


「あの先生、結婚って何歳位で……」

「私には出会いが無いのよ!……周りは結婚して行ってるのに」


「そ、そうなのですね」

「ここで住み込みで働いてますし……出会いが……」

……この話は危険だと知った。話を変えよう


「先生。魔法について教えて貰えますか?」

「私は使えませんが基本は分かります。一応希望する属性とかって有りますか?」


「私は水属性に興味が有ります」

「まあ希望してるからと言っても希望通りに使える訳では有りませんが」

管理人さんに使えるようにすると言ってもらえたし使えると思うけど……


「どうすればいいのでしょうか?」

「呪文を唱えます」


「じ、呪文!?」

「はい。魔法使うのですからお願いしないと」


「水の場合は?」

「精霊さんにお願いすればいいのです。”水の精霊よここに水を下さい”的な感じで」


「水の精霊さん、ここに水が欲しい……な」

水が出て来たが室内で受ける物も無い……服まで濡れてしまった。

先生は混乱している

「なんで?普通使えるまでには練習が……1回で成功?それも自分の欲しい属性を??彼女は天才かもしれない……いや天才だ」


騒ぎを聞いて人が集まって来た。

「サクラ様、服が濡れているようですが」

「魔法の練習したら水が出てきて濡れてしまったの」


「おめでとうございます!水属性の魔法ですか?……凄いです」

「それより着替えと拭くものを頼めますか?床が濡れて」


こちらで着替え用意しますと隣の部屋に連れて行かれて着替えさせられ両親に報告する事となった。

私は知らなかったが魔法を使える人は少なく、それもすぐに発動できる人になると非常に稀らしい。

私は管理人さんに貰った能力なのでなんか少し狡い事してるみたいに感じたが人には言えないので黙っておいた。

今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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