14話
ブクマありがとうございます。
私達は魔獣2頭を倒して街に戻ってきた。
「ねえ、このお肉店にあげてもいい?」
「例の孤児が経営してるという店か?それならいいよな?」
皆が賛成してくれた。
「ありがとう」
「獣や魔獣との戦いで親を亡くす子も多い……頑張ってるなら協力したくもなるだろ」
話しながら歩いていたら店に到着した。
「こんにちは……肉持って来たよ」
「こんにちは。ありがとう……何の肉?」
「これ、魔獣の肉」
「……魔獣の肉は食べられないのよ……って魔獣なんてどうやって倒したの!?」
「最近食べられることが分かったんだよ。今から魔力抜くね」
私は魔獣に触れそこから魔力を抜き水魔法として消費した。
「水が出てる……」
「これは魔法よ。魔獣の中の魔力を吸い取ってるの」
「これ飲める水?」
「飲めるよ。飲む?」
「いいの?」
「このままだと捨てるだけだし」
私は近くの入れ物に魔法で水を入れた
「これが魔法の水?」
「間違ってないけど……魔法で出した水ね」
「飲んでみるね」
ゆっくりと飲み始めたがすぐに飲み終わった
「何これ美味しい!」
「口に合ったようでよかった」
「これ捨てるの?この水……」
「そうね。魔力を抜くと出て来るものだから」
「これ料理や飲み水に使う!売って」
「無料でいいよ」
「前にも言ったけど無料では受け取れない」
「それならこの肉も含めてここに居る人達に何か一品お願い」
「了解、でもその肉本当に食べられるの?」
「私達が先に食べるから、それで分かるでしょ?」
「そうだけど……調理するね。……あの、この肉柔らかいけど……魔獣の肉って硬いって聞いてたのに」
「魔力を抜くと変わるのよ」
「そうなんだ……これは美味しそうね。適当に何品か作ったわ皆で食べて」
隊員が小さな声で聴いて来た
「隊長、頂いても?」
「皆の分よ。いただきましょう」
皆で食べたが相変わらず美味しい。皆も旨い!って言いながら食べてる。
「美味しかったわ。また肉獲れたら持ってくるね」
「食材持って来てくれてありがとう。そう言えば名前聞いてなかったね、私はランタナよ」
「私はサクラ。よろしくね」
「サクラ?……どこかで聞いたことある名前……」
「似た名前の人なんて沢山いるよ……多分」
「そうね。どちらにしてもこれで数日は営業できる。ありがとう」
店を出て、この後は家に戻りカルミアと勉強かな?と思っていたら5人組がランタナの店に来た。
客かと思って家に戻ろうとしていたら怒鳴り声が聞こえて来た
「ここの店と取引する奴はもう居ないだろ!諦めて俺のものになれランタナ!」
「これから店の準備をするんだ返ってくれ、邪魔だ」
「食材も無いのにどうやって営業するのかな?そんなことしなくても俺が養ってやるって言ってるのに」
「ここには私以外も居るんだ!皆で協力して生きるんだよ!」
「って言っても孤児だろ。……俺に逆らったら他の子たちも生きて行けないだろうな……可哀そうに。ランタナが俺を受け入れたら皆も助かるかもしれないのに」
「卑怯な……」
私は近くの店の人に聞いた
「あれは何?喧嘩?」
「この辺りで大きい店を経営してる所の長男がランタナちゃんを気に入ったのよ……。でもあの人女癖悪いって噂だし……ランタナちゃん頑張ってるから応援したいけどあの店に逆らったら私達も生きて行けないからね……」
「もう何回か来てるの?」
「そうね。来る度に機嫌が悪くなってるみたいね……護衛も連れてるし。子供は離れたほうがいいわ」
「ありがとう。あの子知り合いだから助けて来るね」
「ちょっと待って、危ないわって……軍人連れてる?誰なのあの人?」
私は声を掛ける前に隊員に言った
「皆は離れてて。軍が絡むとややこしくなるから」
「いや隊長こそ貴族では……?」
「今日は作業着だから大丈夫!」
「服の問題かな?」
「あの店を守りたいけど……喧嘩したいわけではないから、皆は近くで待機しておいて」
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。




