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妹に呼ばれて異世界へ  作者: 神戸近区


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1話

「お姉様 先に逝って 待ってます 早く遊びに 来てくださいね」

何だろう……この変な短歌(?)は……


 私は人生を終え、異世界の管理人と言う人に有った時に言われた。

「何ですかその出来損ないの短歌みたいなのは?」

「君が昔妹にプレゼントしたゲームを覚えているか?」


「忘れられないわ懐かしい……でもねあれは失敗だったの」

「そうか?君の妹は精一杯のプレゼントだったと感謝してたぞ」


「当時のバイト代で買えたのはあの特価のゲームぐらいだったのよ……もう少し生きてくれたらもっといい物を」

「生活も楽ではなかったみたいだな。でもなそんな君にお返しがしたいと妹さんから転生の誘いだ」


「妹から?」

「そうだ。初めてのゲーム機で看護師に怒られる位遊んだ世界と似た世界を私が管理している。そこに転生してみないか?」


「転生ってよく小説とかアニメである奴?チートとかも有るの?」

「良く知ってるな。なら話は早い、そんな感じだ」


「それで一番大事な事だけど……そこに妹は居るの?」

「居る。”今度は私が年上よ”って言ってた」


「あの子らしいわ……でもそうね今回は妹に面倒見てもらおうかな」

「それはこの件を了解したと言う事でいいのかな?ここで一つだけ……もう前世の家族の事とか忘れてると思うが妹以外の記憶は消去する。これは転生時に引き継げないからだ」


「分かったわ。それでいつ行けるの?」

「今すぐでもいいし、聞きたいこと有るなら質問しても良い……それと一つだけ伝えておくと君の妹の転生体は近くに来るか居る。しかし誰かは分からない」


「また会えるのね。そうだ、魔法は?」

「使いたい魔法は有るか?」


「例えば水の魔法だったらその水は飲めるの?」

「安全で体にいい水を出せるよ」


「では水で。あとできたら……収納の魔法とか欲しいかな……」

「……そうだね特別に許可するよ。本当は一つだけしか駄目なんだけどね」


「ありがとう」

「それとこれは転生時の注意だが君の記憶は脳を守るため6歳になるまで封印される。最後に言い忘れていたが君がこの世界のどこの家にいつ生まれるかは分からない。これは私にも決められないんだ」


「説明は以上だが大丈夫かな?」

「はい。大丈夫です」


「では楽しんできて。また機会が有ればどこかで」


 私はツバキ王国に有るサザンカ領の領主であるサザンカ辺境伯家の令嬢サクラ。

明日で6歳の誕生日なので凄く楽しみにしてる。

勉強とか運動は嫌いだが両親も使用人も領民も優しくしてくれるからずっとここに居たい。

今日寝れば明日は誕生日、少し早いけど今日はもう寝ようかな。

なる前の挨拶はしておこう

「パパ、ママおやすみ。もう寝る」

「明日は誕生日だから楽しみにな、おやすみ」

「寝て起きたら6歳ね。早いわ……おやすみ。愛してるわ」


「わたしも~。おやすみ~」

寝室に入って寝たのだが午前零時頃に激しい頭痛と吐き気で目覚めた

「あ、頭……いたい。気持ち悪い」

「「どうした大丈夫か?」」

私は気を失った……がそこで前世を思い出した……


 次に目が覚めたのは翌日だった。

「おはよう……ございます」

「サクラ!サクラが目覚めた!」

「サクラ、大丈夫?気分悪いとかない?」


「どれ位寝てましたか?」

「……?1日ずっと寝ていた。熱も有ったし今日目覚めなかったら医者に来てもらう所だった」

「ねえサクラ、その話し方どうしたの?」


「何か変ですか?……ってそうか、あの……今日から6歳だから頑張ってみたの」

「そう。昨日から6歳だからね。お腹は空いてる?何か食べられる?」


「そうか、私1日寝てたんだね。ごめんなさい折角誕生日の準備してくれていたのに」

「いいのよ。目覚めてくれたのだし……成人まで生きれない子も多いから生きていてくれるだけで嬉しいのよ」


「では何か食べられる物が有るなら食べたいです」

「……分かったわ」


 その後3人で食事したが3人共に何か違和感があり会話も少なかった。

食後に昨日の誕生日のプレゼントを貰えた

「この本は絵が多いから楽しいぞ。大きくなって勉強したら文字の多い本も読めるようになる。本は楽しいぞ、世界が広がる」

「私からはドレスよ。これから先お披露目など有るから使ってね」

本は1冊だったがドレスは数着有った


「こんなに頂いてありがとうございます。……あの我儘言っても良いですか?」

「いつもは断らずに言うのに……成長したな。何をお望みかな?」


「出来れば勉強を教えて欲しいのですが」

「どうした!?サクラは勉強嫌いだったはずなのに」


「そうなのですが……本を読みたくなりまして」

「本を?」


「はい。それ位しか娯楽が無さそ……ではなく本で自分の中の世界を広げたくて」

「それは我儘ではない。この領地の未来を考えたら勉強は必要な事だ……でも頑張れるか?」


「はい。頑張ります」

「そういう事なら家庭教師を雇おう。少し待っていてくれ」


「ありがとうございます」

「そこはまだ”ありがとう”でいいぞ。なんか淋しい」


「では、ありがとうお父さん」


私はまだ記憶の年齢と今の実年齢での会話の仕方に混乱していた。 



この話は公開してますが、タイトルもまだ決まってません。

別に現在連載中の話がある為、更新も遅くなるかもしれません。


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