表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界言ってみよう  作者: AIまかせ(微妙)
18/30

初めての録音の悲(喜)劇

この物語は、AIをアシスタントに、アイデアを形にしたものです。既視感を覚える部分があっても、それはAIや作者が無意識に影響を受けた結果かもしれません。「もうあったらすいません」くらいの気持ちで、気軽に楽しんでいただけると幸いです。

薬草採取、ツノウサギ狩り、スライム狩りで日々生活費を稼ぐことが日課となって更6日が経ち銅貨1700枚が貯まった。


この頃になると、ドゥエンデを隠すこともやめていた。なぜならピクシーを色々な所で時々見ていて誰も気にしないので、ある日アマリがドゥエンデに「あなたもピクシーみたいだったら隠さなくてもよかったのに」と言ったところ「アマリ、コレデイイカ」というと体の色をかえ、ピクシーの見た目にできることがわかり、人のいるところではピクシーに擬態するようになったのだ。ただ、ギルドにいるマーサに見せると不機嫌になり「ピクシーに、この前いたずらされたんだよ、あんたじゃないのかい?」と言われ否定して納得させるまでに少し時間がかかった。


この事から録音時にドゥエンデが捕まえられる心配もなくなったので、以前スキルを教えてもらった吟遊詩人バルタザールのスキルを録音して防御を上げれるか試してみようという事になった。そして、マーサに銅貨120枚で依頼した。依頼内容はスキル録音と書くと説明が難しいのとドゥエンデがピクシーでないのがバレるので、もう一度、防御の『守りの詩』などの吟遊詩人のスキルを体験したいと書いて出した。あと、この前のお礼としてポーションを4本、自分達用に3本買った。その時1本銅貨100枚なのだが、エーリカが「毎回薬草とってもらってるし1本銅貨95枚でいいわ」となり多少減ったが依頼料も入れると合計785枚もかかった。


そして、ギルドを介して3日後にバルとギルドで再会をした。

以前会った時と変わりなく肩掛けカバンをかけ少し傷のあるリュートを背負った小人族ハーフローレは気づくと近づいてきた。

「久しぶりだね、みんな元気にしてたかい?」バルはニッカリ笑った。

「あれから、スキルで攻撃できたんだってね?ロルフとフローラが酒場で君たちの事、気にしてたよ」

「でも、なんで『守りの詩』なんて使えないのに体験したいの...あ〜ボッケは足踏まれるのが好きなんだね?」バルは楽しそうにボッケを見た。

「違うよ!踏まれたいわけじゃないよ!ろくお」ボッケが録音といいそうな所で口をツッコに塞がれる。

「ろくお?」バルは不思議そうに聞き返した。

「ろくお、お、お、おじいさん元気かなーーーっって、今いう事じゃないだろボッケ君」ツッコは笑顔でボッケの肩を思い切り掴みながら言った。


「ん?ピクシーなんかと一緒にいるんだね、そいつにイタズラされないの?」バルはアマリの肩に乗ってるドゥエンデにも目をつけた。

「大丈夫です。仲間になったドゥエンデです。よろしくお願いします。」「オネガイ、オネガイ」アマリの小声の紹介にドゥエンデもバルにお辞儀をした。

「まーもの好きだね」バルの呟きを聞き、マーサの反応を思い出すとピクシーは一体どんなやつなんだと思うアマリだった。


そして雑談も終わり、ツッコ、ボッケ、アマリは集まり少し相談するとバルに向かい真剣な表情になった。

「バルこの前は依頼料より高いポーションまで使ってくれて、ありがとな。これもらってくれ。」と言ってツッコはポーション4本をバルに渡しボッケもアマリも「バル、ありがとう助かったよ」「本当に、ありがとうございました。」と頭を下げた。

「...君たち...本当に人がいいね.....ありがと」バルは照れくさそうにしながらも受け取り大事そうにカバンにしまった。

「そんじゃあ、今日はツノウサギでも刈りしながらにしよっか?足踏まなくてもわかるだろうし」バルは頭を掻いた。

そして、ツノウサギの狩りに向かう事になった。


最近は真面目に周りを見てる時もある門番のグースに挨拶をして草原に向かう。


見慣れた草原に時折吹く風が草の匂いを運んでくる。この前見た時は小さい蕾だったのに、もう咲いている花を見て進んだ時間を少し感じた。


「低いレベルで?そうだねぇ『守りの詩』以外の吟遊詩人のスキルだと、『攻撃の詩』だと物理攻撃力が少しあがるから、おすすめだね」バルは答えた。

「僕達スキルで攻撃してるから、物理攻撃力上がっても関係ないのかな?」ボッケがさらに聞いた。

「それなら、やっぱ『守りの詩』の方だね」バルは断言する。

そして、ボッケとバルが話している時に

「アマリ『守りの詩』を録音頼んだぞ」と小声でツッコがアマリにいうとアマリは頷いた。


雑談をしながら歩くと、前方100M先でツノウサギ発見し、みんなで相談が始まった。

「それじゃあ、みんなに『守りの詩』を発動させるよ」バルが言い終わる前にアマリはドゥエンデにバルを指定して「スキル録音」と呟くと。ドゥエンデはバルの方を向いて身体を大の字に広げると、ほんの微かに身体が光りだした。

その後バルは、まずツッコを見据えると『守りの詩』が口から言葉が流れだす。

「ツッコは冷静に動き守るだろう、それが無理だろうと、もう諦めはしない」その言葉が響くにつれて、ツッコの体に力が漲っていく。そしてアマリはドゥエンデに「録音停止」と呟くと、ドゥエンデは少し疲れたのかアマリのフードの中に入っていった。

その後、ボッケ、アマリの順に発動させてもらい、3人は体に力が漲った。


「じゃあ動きも良くなったろうし、君たちの戦いを見せてね」バルは手を振った。


3人はいつも通り、もう慣れて何回もした動きをツノウサギに向けて始めた。

まず50Mまで近寄り、アマリは木の仮面を被った。


「スキル開始だ!」「「「言葉の力を始めます」」」ツッコの号令でスキル開始した。

近くにいた、バッタが驚いて逃げていく。


「ツノウサギって詐欺募ってるの」「お前のボケも詐欺みたいなもんだろ」ボッケとツッコが連携する。

「ツノ ウサ 串焼き 美味しいよ 食べたい 金ない たまらない チェケラ!」アマリとドゥエンデはノリノリだった。

ツノウサギは2回後ろに滑って頭を打ち頼りなく立ち上がると、その頭上に約20cmの石が現れ結構な勢いで頭に落ちると倒れて動かなくなった。LV2になり少し威力が上がったようで、ツノウサギは、これで倒せるようになっていた。


バルは以前のツッコを思い出し少し笑っていたが、見たことがないアマリのスキルとアマリの変わりっぷりに少しポカンとしていた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ