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異世界言ってみよう  作者: AIまかせ(微妙)
13/30

続 ツノウサギと戦闘の悲(喜)劇

この物語は、AIをアシスタントに、アイデアを形にしたものです。既視感を覚える部分があっても、それはAIや作者が無意識に影響を受けた結果かもしれません。「もうあったらすいません」くらいの気持ちで、気軽に楽しんでいただけると幸いです。

昼休憩で携帯食をとり、その後3時間かかって薬草14本とツノウサギ2匹がなんとかとれた。流石に疲れたので、今日は街で休もうと言うことになった。


疲れた足取りで草原を歩いていると街の門が遠くに見えてきた。

「ねぇ、あそこに子供がいるよ!」ボッケの視線の先で子供が花を摘んでるようだ。

「おい、おい、親がいねえぞ?」ツッコが眉間に皺を寄せる。

「あぁ、あの子のちょっと先にツノウサギいるよ!早く、助けなきゃ」アマリが心配そうな声で言う。


「とりあえず、俺とボッケで、ツノウサギに気付かれないように、ゆっくり近寄って、連れて逃げるぞ!」ツッコはそう言うと2人でゆっくり子供の所まで近づいていった。子供は外見は目がぱっちりして、少しぽっちゃりしてる女の子だった。

「あんた達誰なの?」子供が2人に気付くと、ツノウサギもこっち気付いて近づいてくる。

「うわあ!」急いで子供をツッコが抱き抱えて逃げた。ボッケはとりあえずスキルで滑らそうとボケた「ツノウサギ?ツノのある鵜の詐欺のこと?...あれ滑らない?..あ。うわぁ〜」しかし、スキルを発動するのを忘れていたので、あわてて逃げた。


アマリのとこまで逃げるとツノウサギは追っては来なかった。

「ハァ、ハア、ハァ、おい、大丈夫かお前、ハァ、街から出たらあぶねえだろ」ツッコは眉間に皺を寄せて話しかけた。

「ハァ、ハァ、スキル発動するの忘れちゃったハァ、ハァ」ボッケも戻ってきた。

「ごめんなさいぃい」と子供はそれだけいうと、怖かったのか泣き出した。ツッコもボッケも怯んだ。

しばらくするとツノウサギもどこかにいってしまった。


アマリが話しかけ続けやっと、少し子供も落ち着いてきた。

「あなたのお名前なんていうの?」

「わたしはリタなの」リタは応えると3人を見た。

「...なんか汚いし弱そうだね」リタは正直だった。

「お前ぇ、助けてやったのに、この....」ツッコが睨みつけると

「お姉ちゃん、このおっさん怖い」とアマリの後ろに隠れてしまった。

「ツッコが子供に突っ込まれてる」ボッケは笑っていると。

「このおっさんは、なんか変なの」とさらにリタが畳みかける。

子供の現実を知らせる一言は大人たちにはキツかった。

さらにアマリが話を聞いたところ、肉屋の娘で、街の外に咲いてる花が欲しかったから、グースの隙をみて外に出てしまったようだ。


それからツノウサギを警戒し、リタの欲しい花を取りながら門へ歩いていった。


門の前では相変わらず気だるそうに椅子に座り、空を眺める門番のグースがいる。

「おいグース、子供が外に出てたぞ!いいのかよ!」ツッコが文句を言った。

「何ぃ?」グースは慌てて椅子から立ち上がる。

「その子供はどこなん...リタ!またお前か!」質問しようとして、リタが目にとまると怒り出した。

「外に出ちゃいかんと言っただろ!まったく」グースは困った顔をしている。

「グース、ごめんなさい」リタは謝るとアマリの後ろに隠れてしまった。

それからグースは2度としないように約束させたが、どうも疑心暗鬼になっているようだ。

「お前ら、ありがとな。あと、すまないんだか、俺は門から動けないからリタをギルドに連れてってやってくれないか。リタの父親はギルドで働いてるんだ。あとこの紙をギルドに渡してくれ」

グースはそう言って何か紙に書いてツッコに渡した。


ギルドが見えると、リタは「じゃーとおさんのとこ行くね!アマリとみんなバイバイ」とギルドの中に入っていってしまった。アマリは少し寂しそうにしていたが、ドゥエンデに髪を引っ張られると元気になった。

そしてギルドの建物の外の人のいないところで、納品に必要なものを収納からリュックに入れて持ち出した。


夕方になり、ギルドは報告に来た冒険者が少し順番待ちになっていた。しばらくすると順番が回ってきた。

「すいません、ツノウサギ2匹とってきたんだけど、ここにおけばいいのか?あと門番のグースに、この紙渡せって言われたんだけど」ツッコは自分たちのカードとグースから貰った紙を受付のマーサに渡した。


マーサは紙を読むと、断りを入れて奥の部屋に入っていった。しばらくすると、大きくて太った職員を伴って戻ってきた。

「あんたたち、リタを街に送り届けてくれたんだね。あの子、以前にも街の外に出たことあるんだよ、ほんと子供は時々馬鹿な事するね..でも良かったよ、あんたたちがいてくれて。ありがとう」マーサは深く頭を下げた。

「フゥ。俺は解体屋のバルクでリタの父親だ。あんたたちリタを街に連れ戻してくれて、本当にありがとう」バルクは少し息切れしながら真剣な顔で頭を下げた。


「ツノウサギもとってきてくれたって言ったから見せてくれないか」バルクに言われ、ツッコはツノウサギ2匹を机に置いた。バルクはツノウサギを手に取ると、その肉質やツノの状態を丁寧に確認した。

「まだ倒したばかりみたいだな。この鮮度なら少しプラスになる。肉は1匹銅貨18枚で、2匹で合計36枚。ツノは1匹銅貨8枚で、2匹で銅貨16枚。全部で銅貨52枚だな」バルクは銅貨を机に置いた。

「あと、俺の娘を連れ戻してくれた感謝だ。肉屋で使える引換券を1枚1日分で、10枚もらってくれ。干し肉と引き換えられるんだ。本当にありがとう」バルクは再び頭を下げた。


3人は感謝されることに慣れてないので、どうしていいかわからなかった。

「俺たち、ツノウサギから逃げただけだから、そんなに、たいそうな事してないよな、ボッケ」

「そうだね、僕も逃げただけだし。けど、運よくリタを見つけれて良かったよ」

「私はリタと話してただけだけど、リタと会えて楽しかったです」

心からの感謝に、3人は胸が熱くなった。高揚する一方で、なんとなく気恥ずかしさも感じた。


その後、薬草はエーリカに持っていき

「少し増えたわね、またとってきてね」と完了報告書を書いてもらい、銅貨42枚になり。銅貨は合計94枚となった。


そして、バルクに教えてもらったギルドの近くの肉屋に行った。

「いらっしゃーい、いい肉入ってるよ!」目がぱっちりして、ぽっちゃりした元気なリタに少し似た大人の女性がいた。

「すいません、この引換券で1日分の干し肉欲しいんだけど」ツッコがいうと

「もしかして、リタの言ってた弱そうな変な冒険者に助けてもらったってアンタらじゃないのかい?」女性が質問した。

「弱そうは余計だけど、まーそうだよ」ツッコは呆れながら答えた。


「あたいはバーサ、リタの母親だよ、でも本当によわそ..じゃなくて、リタを連れてきてくれて本当にありがとう」真剣な顔で頭を下げた。

「もうやめてくれよ、感謝はバルクに十分してもらったよ!」ツッコは落ち着かないようだ。

「本当、これ以上してもらうと、乾燥肉もらうのもなんか、悪い気がしてきたよ」ボッケも恥ずかしそうにしている。

「もう大丈夫です。本当にありがとうございます」アマリは頭を下げた。

確かに変な冒険者だと思うとバーサ笑った、「じゃー乾燥肉1日分だね、持ってて」奥に行ってしまった。

そのあとリタも帰ってから怒られていたらしく少し落ち込んでいたが話をして、その後結界の家に帰った。


結界の家に戻ると、疲れが押し寄せたが、久しぶりの携帯食以外の干し肉は美味しかった。


心からの感謝を受けた3人は冒険者に今日なったのかもしれない。



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