第99話 勝つのは僕たちだ!
煌めく星=トゥインクルスター
橘さんは僕たちの周りに高さは約二メートルくらいある岩を投げつける。
僕たちの視界を奪う気か。でも、そんなことしたら、橘さんも見えないはずだぞ。
すると、橘さんは巨大な腕で岩を上半分を次々と壊していく。
「ーー『ストーンスピアー』!」
続けざまにスキルを放ってくる。
「そうはさせないよぉ! 『煌めく星』!」
「降り注げ! 火の雨よ。『驟雨灰燼』
「ーー『アクアトルネード』」
ヒロさんたちは、ストーンスピアーと降ってくる岩を壊してくれた。
トゥビーさんのアクアトルネードも前と比べて、威力が上がってきている気がする。
これなら、恩寵を発動してなくても大丈夫そうだな。
「トワ君! ジークさんから申請きたから変わるね! あとは派手にやっちゃってー!」
多分ジークさんは、司令塔の使い方を知らないなぁ。さすがに一回じゃ、覚えられなかったか。
「はい! ありがとうございました! あとはお任せください!」
ヒロさんは元気よく手を振りながら去っていった。
「何をするか分かりませんが、そう簡単にはさせませんよ。『ストーンハンマー』!」
「ダメージカウンター」
攻撃を受ける前に小さな声でそう呟いた。
僕はダメージを受けながら吹き飛ばされる。
「挑発!」
僕は橘さんに挑発をかける。
橘さんは『グランドスピアー』や拳で殴りかかってくる。
僕はそれを全て受け切る。HPが減れば、ルナさんの回復魔法やヒロさんの『回復カプセル』の援護を受けて耐えきる。
しかし橘さんの手は緩まない。挑発の効果が切れると、透かさずトゥビーさんに攻撃を狙う。
「ダメージカウンターを狙っているんですね。
ーーしかし、このゴーレムに当てても、ただの泥や岩。僕やギルドガーディアンにダメージはありませんよ!」
「知ってますよ。僕が狙うのは……橘さんとギルドガーディアンです!」
「ほう。では、どう当ててくるか楽しみにしておきましょう」
「分かったところで、この一撃は避けることはできません!」
橘さんの言葉にそう返しながら、アイスウルフに乗る。その背にさらにトゥビーさんを乗せ、フィールドを駆ける。
橘さんは力を溜める。そして、その巨大な腕をルチアに標準が合うように伸ばす。
狙いはルチアに変わったか!
「これで終わりです! この一撃で沈めます。これで僕たちの勝ちです」
「いや、勝つのは僕たちだぁ!」
「ーー『岩魔砲』!」
「イタズラモグラ! 今だーー!」
僕がそう言うと、橘さんが立っている地面が崩れ、地面に巨大なゴーレムの膝当たりまで綺麗に埋まった。
橘さんの放とうとした『岩魔砲』はゴーレムの顔あたりで爆発を起こす。
まあ、どこが首でとか胴体とか分からないんだけども。
その落とし穴を掘ったのは二匹目の召喚獣のイタズラモグラ。
鋭い爪で地面を削って落とし穴を作ったり、相手の背後に回り攻撃を仕掛けたりするのが得意な召喚獣だ。
ルナさんのフラッシュボールの時にアイスウルフと一緒に召喚していた。
トゥビーさんを狙うと踏んでいて、フィールドの中央に移動するように仕掛けたのだ。
「ーー『サステナブルエフェクト』! では、みなさん! トドメといきましょうか。作戦開始!」
「「はい!」」
「「おう!」」
僕は一つの魔法を唱えた。
次回決着で、第3章が完結します!
明日投稿します!
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