表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
追憶の電脳世界〜エタニティ・ドリーム・ワールド〜  作者: 夢達磨
第三章 ギルド結闘編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

70/108

第70話 追憶


       【EXS1-10 真実の物語】


[月日が経ち、落ち着きを取り戻した国民たちは、自分たちの愚かさを後悔するようになり、人々は叫ぶように泣き崩れました。

 もう笑っても泣いても、昔も今も未来もあの日のような楽しい日々が、やってくることは二度とないのだから。

このお話はどこかに存在した、愚かな人のせいで犠牲になった四天の勇者と、誰よりも優しく悲しい姫、イーリスの物語でした]




国民たち

「我々はなんてことを……」


「王よ。そして、イーリス姫……申し訳ありません。我々が間違っていました」


「きっと、天国で我々を見守ってくださっているはずだ」


「一からやり直そう! この国を! この大陸を!」



 こうして、新たな国の王として、怪しい話をしていた、貴族が新たな王様となった。


 貴族が王様に成り上がるって何か裏でもあるのだろうか。僕は、あの貴族たちが怪しいと思うな。


 そして、自分たちで処刑しておいて、見守ってくださるとか、やり直そうってさすがに、傲慢ではないだろうか。



 モヤモヤが晴れないまま、初めてのイベントストーリークエストが終了した。



 全ての報酬を受け取ると突然、眩い光が僕の体を包み込んだ。


 ギルド会館に戻ってきた僕は、時間もあるので、『サブ職業』の『鍛治職人』を取りに行くことにした。


 すぐに終わらせるとハニポンに伝えて、ワープゲートで試験会場へ移動した。


 その部屋の光景を目にした僕は、なんだか懐かしいような、でも、懐かしくはないような、不思議な気持ちになった。


 その空間には、三十二個の机と椅子。黒板の前には先生用の教卓が一つ。


 まるで、学校の教室そのものだったのだ。


(僕も数ヶ月前には学校に通って、みんなと勉強してたんだな。今は戻れないけど。みんな……元気にしているかな? 現実では今どうなっているのかな? 僕がいなくて心配してくれている人もいるのかな?)


 色々と考えてしまって弱気になってしまう。


(あー。僕って意外と弱いな。考えないようにしていたのに。またみんなと勉強したい。家族は……。心配なんてしていないだろうけど、また会いたい。ーーあ、あれ? なんで涙が……)


 急に流れた涙を僕は拭う。


「君。大丈夫?」


 涙を拭う僕に女性の声で、優しい言葉が聞こえた。

 

 その声の主の方向を向くとそこには、しっとりした黒色の髪の毛。背中まで伸び切った長髪の女性が、ハンカチを差しだしている姿があった。


「え? あぁ、大丈夫です。すみません」


「本当に? これ、使って!」


 僕は差し出されたハンカチを受け取り涙を拭いた。


「ありがとうございます。ーーハンカチ助かりました。洗ってお返ししますね」


 すると、彼女は首を傾げながら言った。


「そこまでしなくていいよ。泣いているようだったけど、何かあったの?」


 そういう彼女に、僕が拭ったハンカチをそのまま返すのは申し訳ないと思いながらも返す。


「色々と思い出してしまいまして。僕は何をするのが正解なんだろうって……。

 あ、初対面の人にそんなことを言っても迷惑ですよね。すみません!」


「大丈夫。みんな迷うことくらいあるよ。

 何が正解で何が不正解なんて今は分からない。結果がでるまで足掻いて頑張ってみて。

 そうしたらいつか、君だけの正解がきっと見つかるよ」


 そんな言葉をかけてもらい、僕の迷いが晴れていったような気がした。



 今はまだログアウトの方法は分からないけど、必ず方法はあるはずだ。


 条件はまだ分からないけど、まずはゲームクリアを視野に入れてみよう。


 そのために物語を進めて、色んな条件をクリアして、エレボタロスに挑んで討伐を目指す!


 そして、救ってみせる。みんなを! 囚われたこの世界から必ず! 

家庭の事情で投稿を休ませて頂いていましたが、本日から再開いたします♪

大変失礼しましたm(_ _)m

これからも当小説をよろしくお願いします(^^)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ