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追憶の電脳世界〜エタニティ・ドリーム・ワールド〜  作者: 夢達磨
第四章 光の巫女・始動編

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第103話 船旅


 僕たちはゼロさんのおかげで豪華客船に乗ることができた。しばらくの間はこの豪華な船旅を楽しもうと思う。


 船に乗るのは初めてなので、船酔いしないか不安だ。急に乗船したのに、僕たち一人一人にも部屋を用意してくれた。


 外装も凄かったけど、内装もしっかりしている。

 アーティダル王国で見た物と同じようなシャンデリアに剣を持った黒騎士の像などがありかっこいい。


 ヒロさんを始め、ゼロさんやトゥビーさんたちもテンションが上がっている。しかし、ヒロさんは僕に対して、ご機嫌が斜めの様子。意地悪をしたつもりはなかったのになぁ……。


 荷物を部屋に置きたい人は部屋に行き、それ以外の人はメインダイニングルームに集まっている。

 もちろん僕は荷物がないからダイニングルームで待っている。ザーハックさんとジークさんは眠っている。


 船内の設備は物凄く充実している。カラオケやオープンバー、ジムにサロンに展望浴室! まだまだ他にある。全てを回れそうにないよ!


 まあ、年齢制限があるところもあるので僕が入れない所もあるけど。


「お待たせー!」

「お待たせしましたぁ」

「う、動きにくい」


 そう言ってやってきたのはヒロさんたちだった。  

 女性陣はそれぞれ化粧をしたりオシャレな格好をして満喫している様だった。


 ヒロさんはAラインティードの黒色のロングドレスですごく大人の魅力を感じる。肩の露出がすごい。


 ルナさんは紺色のミディアムドレスで、デコルテ部分に月や星が散りばめられている。


 リーフィスさんは水色のお嬢様が着そうなワンピースドレス。腰にリボンが付いているのが特徴だ。


 トゥビーさんは黄緑色のファンシードレス。神秘的な魅力を感じるし、エルフ族のトゥビーさんにとても似合っている。胸元の露出の仕方が大胆だ。

 本人は動きにくいらしく、スカートをめくりあげる。


 ドレスは無料レンタルができるらしい。普段見慣れない姿だし、みんな露出度が高い服装で目のやり場に困るし恥ずかしい。でもみんなよく似合っていると思う。


「ねぇねぇ、似合ってる?」


 ヒロさんは恥じらいながら聞いてきた。僕は恥ずかしさのあまり、目を逸らしながら言った。


「はい。とっても似合ってますよ」

「うふふ。なら、良かったぁ!」


 すると、僕の腰にぶら下げている袋から、寝ていたはずのハニポンが出てきて言った。


「ふわぁぁっあ。よく寝たぁ。それにしても、ほーんと、あんたって乙女心ってやつを分かってないわねぇ」


「いきなり出てきて説教かよぉ」

「ヒロピーが喜んでるからいいけどさぁ。もっと相手を見て具体的に褒めるとかしなよぉ」


「しょうがないだろ。直視できないんだからさ」

「シャイだねぇ。そんなんじゃあ、一生ガールフレンドができないよぉ」


「いいもん別にぃ」

「それにこんな豪華客船に乗ってその格好はないわぁ。ヒロピーたちのようにあんたも着替えなさいよ」


「分かったよー。あとで着替えるよ」


 ハニポンとのやり取りを終えると、着替え終わったゼロさんがやってきた。


「絶対零度の魔女ここに参上! 危うく時の牢獄に囚われるところだった」


 ゼロさんは水色の膝が隠れるくらいのワンピースドレスに白色のストールタイプのボレロを羽織っている。めちゃくちゃオシャレだ……。


 ドレスを選ぶのに時間を取られたんだろうな。僕はお礼を述べた。


「ゼロさん、僕たちが乗船できるよう、取り計らって頂きありがとうございます。おかげさまで楽しい旅になりそうです」


「いえ、こちらこそいらぬお節介を……。こほん! わ、我と一緒に悠久なる旅路を楽しもうじゃないか!」


 あれ? 今一瞬だけ素が出てたような? 厨二病はあくまで設定かな? まあそれは本人の自由だし気にしないでおこう。


 そういえばゼロさんって髪の毛、白色だし目も銀色だな。自分の顔のパーツとかは当たれなかったからウィッグとカラコンでも使ってるのかな?


「あのーゼロさん。ちょっと質問なんですが、その髪の毛と目の色ってどうなってるんですか? あ、答えたくなければ答えなくて大丈夫です」


「よくぞ聞いてくれました! この目には古より伝わる氷の魔獣……ニブルヘイムを封印している。再び封印が解かれることがあろうものなら、この地を……いやこの世界を凍らせることだろう。そして、髪色はニブルヘイムを封印した代償だ」


「なるほど。ようは、カラコンとカツラって事ですね?」


「か、カツラじゃないやい! これはウィッグって言うの! はっ! はぁぁぁ」


 ゼロさんは赤面して手で顔を隠した。


「うわぁ、トワ君最低ー!」

「ないわー。これはないわー」

「坊主最低だな。くかーっ」


 僕の言葉にヒロさんとハニポンはそんな事を言い出した。それにザーハックさん、本当は起きてるでしょ!

 

「すみませんでした。そのカラコンとウィッグってどこに売ってたんですか?」

「これは自作だよー」


 自作したのか、それはすごいな。僕は髪の色とかは当たってみたいって思っている。

 僕と同じ気持ちの人はいるだろう。ウィッグとかを生産して販売したら大儲けできそうだ。

 それにアクセサリーも作るから女性受けが良さそう。


 僕はこの事をみんなに伝えて、一応ゼロさんにウィッグなどを生産する許可を得た。今度作り方を教えてくれることになった。


 ゼロさんはまだ完成品とは思ってないみたいで、もう少し改善の余地がありそうとのこと。今は試行錯誤して成功や失敗を繰り返しているらしい。

 

 プレイシスに着いたら早速、色々考えてみよう!


 出店できる日が楽しみだ。

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