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空の碧さ

作者: ガンベン

いつか言ったよね。

私がみんなに愛される人になるって

私を見たら、皆がほっこりするって

今のところ、全然そんなことない

人違いじゃない?

もう一度調べてみてくれない。

私が将来どうなっているのか?

あなたの未来でさ


おかしいな。

確かにあなたのはずなんだけど

間違ってるはずはないんだけどな


ほら、ここに書いてあるよ。

この本には、確かにきみが…


一度見せてよ。

嘘っぽい話ね。


私が寂しそうだったから

こんな本を作って、嘘をついて励ましてくれたの


それなら、いらないわ。

見てよ。わたしのこの姿。

将来どうなるのかっていうよりも

今の、一日生きるのも苦しいのに

私にそんな未来があると思う?


こんな時って、ドラマなら雨が降って

私が泣いてるのをかき消してくれるのに

なんでこんなに空はきれいなの?

なんでこんなに晴れてるの?


それは、あなたの未来だから。

空は、太陽と涙色した空があって

綺麗になるから


あなたの流した涙が

あの空を作って

また他の人を照らす太陽を

更に映えさせるんだよ。


だから、いっぱい泣いていいんだ。

涙の分だけ、空の青さが増して

人の心に寄り添えるようになるから

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