表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

90/234

第90話 初日の夜営

「それ本気で言ってるの?」


町を出て最初の夜、一同は夜営をしていた。

馬車から降りて痛くなった腰を擦りながらゴンザレス太郎は今回の最終目標を話した。

それに対してサラが怒り気味に詰め寄ってきたのだ。


「ゴンザレス太郎様、私もそれは少々無理があるのではと思いますが…」


ニセバスチャンも続いて反論してくるがそれ以外のメンバーは…


「目標は高い方が良いしゴンザレス太郎には何か考えがあるんだろ?」


マコトが答えてくれる。

ちなみにこの旅のメンバーは、ゴンザレス太郎、フーカ、マコト、ジル、メール、サラ、ニセバスチャンである。

サリアは今回の勇者の集いに参加して人々を聖女様として導くために残ってもらったのだ。

ヤバイとデニムもそちらに加わり少数精鋭で攻める事となった。


「タツヤが大丈夫と言ったら信じる」


フーカのその言葉にサラは「あなたと違って私はゴンザレス太郎を心から信頼してますから」っと言われてると勘違いして膨れっ面になる。

そんなサラの姿に「あぁお嬢様がお年頃に」と感動しているニセバスチャンは置いておいて、ゴンザレス太郎はメールとジルに頼み事をする。


「えっと?こうですか?」

「そして私はこう?」


それはメールの湾曲した結界を2枚出してその間にジルが水魔法を使って水を溢さないようにする合体魔法であった。

もちろんこの効果は…


「何これすごい!?」

「こんな小さい石の傷がが大きく見える!?」


そう、虫眼鏡である。

これを複数繋げれば望遠鏡代わりとして遠距離から様子を伺えると考えたのだ。

敵は万を超す大軍勢。

情報は勝敗を決する鍵となるのは基本であった。


「お二人は到着までこの魔法の練習を繰り返して自由に使えるようになっていて下さい」


ゴンザレス太郎のその言葉に責任重大と考えた二人は真面目な顔で頷く。

サラはその様子を見ながらゴンザレス太郎の言った最終目標を復唱して…


「ちっ無理だよ…」


っと歯を噛み締めながら呟きその日は過ぎていったのであった。

おはようございます!今日は何処まで進められるか楽しみです!(笑)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ