表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

80/234

第80話 ゴンザレス太郎!Sランク冒険者に勝利する!

「そこだ!」


タイガのパンチが何もない空間を突く!

確かな肉の手応えに口元がニヤけるタイガのパンチを両腕をクロスして受け止めたゴンザレス太郎が姿を現す。


「参った。俺の敗けだ」


周りの一同は意味が全然分からなかった。

消えたと思ったゴンザレス太郎をなんの躊躇もなく正拳突きで当てたタイガが敗けを宣言したのだからそれも仕方あるまい。


「どうやって見抜いたんですか?」


ゴンザレス太郎の発動した新しいコードは『姿を消す』であった。

その名の通り自身の体を透明にして完全に見えなくする。

これは周囲には影響はなくあくまでゴンザレス太郎一人にしか効果は無かったのだがそれを容易く見抜いたタイガの方法に興味があったのだ。


「そこの嬢ちゃん、スキミング持ちだろ?」


その言葉でゴンザレス太郎も理解した。

タイガと共に来た女の子『ミシア』とフーカはどちらもユニークスキル『スキミング』持ちである。

なのでこの二人には姿は見えなくなっていてもゴンザレス太郎の居る位置に名前とステータスが表示されている。

姿を消したゴンザレス太郎が超スピードで見えなくしたのか瞬間移動で何処かへ行ったのか、そう考えたタイガはまずミシアの目を見た。

案の定全員がキョロキョロしている中ミシアはゴンザレス太郎の居る方向を見ていたのだ。

そして、もう一人のスキミング持ちであるフーカも同じくして一方向を見つめていた。

後は二人の視線の交わる点にゴンザレス太郎が居ると言うわけである。

口で言うのは簡単だがあの一瞬でそこまで考え行動したのは流石Sランク冒険者と言えるだろう。


「それでそっちはいつだ?」

「消えたのと同時ですよ」

「マジか…全然気付かなかったよ」


タイガが聞いたのはゴンザレス太郎がいつやったのかである。

消えたゴンザレス太郎の位置を捕捉したタイガはその辺りに広範囲のスキルで攻撃を繰り出そうとしたがスキルが使えなかったので正拳突きで攻撃をしたのだ。

そう、ゴンザレス太郎がもう一つ発動させていたのは『スキル一切使えなくなる』である。

これが全スキルを使用できなくできれば位置を捕捉されることもなかったのだがこの効果は常時発動タイプのスキルと既に発動しているスキルには適用されなかったのである。


「おまけに俺の一撃を正面から受け止めてピンピンしてるもんな、勝てないとは言わないが分が悪いのは間違いない。俺の敗けだ」


その言葉は見ていたアイアンとホネオにも届いていた。

まさかゴン太がSランク冒険者に敗けを宣言させるなど思っても居なかったので開いた口が塞がらないまま二人はサインを貰うって事すら頭から吹き飛んでしまっていた。

同時連載中の『エロくてニューゲーム』が運営様から指摘を受けましたので18禁の方へ引っ越しを行いますので本日の更新はこれで最後になると思います。

多分…(笑)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ