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第62話 コード『主要キャラの名前変更』発動!

「ほらっゴンザレス太郎起きて!」


揺すられて目を覚ましたゴンザレス太郎は顔にスカートが掛かってるのを思い出して体を下にずらすようにスカートから頭を抜いて起き上がる。

フーカのスカート中を他の人に見せないようにする気遣いもしたのだがフーカは何か言いたげな表情をしていた。


「どしたの?」

「なんでもない!」


何故かちょっと怒っているフーカに意味が分からないままのゴンザレス太郎がニヤニヤと見ているマコトの方を向いた後ろで…


「もうちょっとドキドキして眠れないとか…あっても良いのに…ごにょごにょ…」




その後、色々と試すがゴンザレス太郎の発動した『主要キャラの名前変更』の効果が全く分からず頭を悩ませる4人…


「もしかして失敗したのかな~?」


ゴンザレス太郎が頭に手をやった時だった。


「あっ!?」


フーカが声を挙げた。


「今ゴンザレス太郎が手を動かした時にサリアの名前表示が一瞬点滅したの!」


フーカのユニークスキル『スキミング』では名前からステータスや使用できるスキルまで見れるのだが意識しないと人の名前だけが表示されてるのだ。

ここまでのゴンザレス太郎の稼ぎでフーカの神力はかなり貯まっており無駄に使用しても全く問題にならない域にまで達しているので、最近は前髪をピンで止めてオッドアイを披露してる。

本人は口にしないがゴンザレス太郎が「綺麗なフーカのオッドアイ俺は好きだな」っと言ったからしていたりするのは誰にも言えない秘密だ。


「ゴンザレス太郎ゆっくりさっきと同じ動きして」

「こ…こう?」


ゆっくりゴンザレス太郎は頭に手を当てようとして…


「そこっ!」


その位置を見てマコトは気付いた。


「指差しか!」

「どうフーカ?」

「そうみた…いぃ?!」


ゴンザレス太郎がサリアの方を指差しながら話したら見ていたフーカが裏返った声をあげた!


「サリアの名前が…『どうフーカ』になってる…」


ゴンザレス太郎の『主要キャラの名前変更』スキル効果は対象を指差して話すと対象の名前が話した言葉に替わるのであった。

記録と期待は破るためにある。

何が言いたいかと言いますと…


期待の週間ランキング1位になってました!?


もぅ本当にね…読んで下さってこんなに高く評価して下さった皆様、本当にありがとうございます。

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