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幼女に羽根が生えてます。
「モフモ、やかましい。」
「はっ、り、リサルア様!!」
「は?誰だよリサルアって。」
「敵か?」
「、、まったく。」
バサァっと、大型の鳥が羽ばたくような音とともに、あたか達の前にリサルア・フリングは現われた。
あたかの目には、羽根の生えた幼女、夜海の目には、天の使い、という風に捉えられた。
「リサルア様!申し訳ございません!!っわ、わたくしモフモは、この通り、反省しておりますぅう。」
先程までとても偉そうにしていたはずのモフモは、幼女の前でぺこぺこ頭を下げている。
「、、おい、モフモ。そこの天使は誰だ。」
「おぉ、夜海。紹介しよう、こちら、、」
「リサルア・フリングよ。リサって呼んで。」
リサルアは、モフモが言い切る前に、自己紹介をした。
「俺は園屋 夜海だ。」
「そう、ヨミね。よろしく。ところで、そっちのネクタイパーカーは?」