表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
G海軍航空隊  作者: 自宅防衛隊
オレはGだ。
35/46

モンタナ出撃

アメリカ海軍の誇り、モンタナがデビューします。


膨大な国費を投じて建造してた戦艦モンタナクラスのネームシップ。

BBモンタナがついに実戦へと参加する。

モンタナクラスは5隻。

戦艦モンタナ、アイオワ、ミズーリ、ニュージャージー、ウイスコンシン。

すべて50センチ主砲三連装を三門搭載。

排水量は八万トンを超える世界最強の戦艦だ。

空母は戦前から設計が進められてたエセックスクラスが七隻。

満載排水量就役時:34,500 t~36,380 t

全長270m、速力33ノットを誇る最新鋭空母だ。

アメリカ中の新聞社を呼び、新鋭艦隊の概ねの概要を発表。

もちろん機密は封印してるが、大きい、強い、速いと言う表現だけは使ってる。

もちろん世界一の戦艦とも・・。

少しでもアメリカ海軍の信用を上げるためには必須なのだ。

艦隊建造のため、アメリカの国債発行額は至上最高に達してる。

この艦隊が壊滅したら、もう二度とアメリカには海軍が作れない可能性も高い。

しかし、この強大な彼女達が滅びるとは・・。

夢想も出来ないのだ。


モンタナの出撃は世界各地のメディアにも派手に報道し、

日本帝國海軍よ、モンタナがグアム海戦の仇を取ると威嚇報道をしたのだ。

そして恨みのグアム沖で待つと・・。

当然、日本側もモンタナを討つべく、柱島を出撃。

ただし、機密の部隊も秘密裏に硫黄島に進駐してたのだ。

彼等の進駐は、アメリカも世界も知らなかった。


日本側の司令長官は、小沢冶三郎。

今や日本海軍の柱として世界に知られてる。

次席司令長官は山口多門。

機動部隊を率いたら世界一との評価。

そして山口機動部隊には、グアム攻防戦で多くの敵を撃墜したトップクラスの

エースがすべて召集されてた。

戦闘機集団最高飛行隊長に加藤健男少将。

各空母の飛行隊長もトップクラスのエースばかりだ。

空母信濃飛行隊長、坂井三郎、大鳳飛行隊長、岩本徹三。

赤城飛行隊長、武藤金義。加賀飛行隊長、笹井醇一。

蒼龍飛行隊長、西澤広義。翔鶴飛行隊長、黒江保彦。

瑞鶴飛行隊長、若松幸禧。飛竜飛行隊長、菅野直。

いずれも撃墜30機は超えている世界のエースばかりだ。

彼等の部下も全員が彼等を追い越せと撃墜レースに加わってる兵ばかり。

しかし彼等も今回の海戦では、敵を誘き寄せるエサ代わりなのだ。

日本は負けて無かったから、これだけの陣容が揃えられたが、もし一度でも

敗北を喫してたら、これだけの陣容が揃わなかっただろう。

海戦の勝敗は国の浮沈にも関わってるのだ。

小沢も山口も勝者の驕りは全く無い。

あるのはいかにして勝つか?だけだった。

戦艦同士の実力ならアメリカの勝ちは確実だろう。

特にモンタナの主砲は射程が五万は飛ぶと言う話だ。

だが日本側は戦艦同士のバトルは前回の海戦が最後だったと認識してる。

大和も武蔵も今回はエサでしか無いのだ。


彼等は今回の海戦でアメリカの戦争追行能力を根絶させようと考えてる。

いかな強大なアメリカの国力でも膨大な国費を注ぎ込んだ艦隊を二度も喪失したら。

再び立ち上がる事は不可能と考えてる。

大統領がいかに戦争を続けたいと考えても国民が納得しない。

最悪、暴動が起きると考えられてる。

それに海軍兵士が枯渇するハズだ。

陸軍兵士と違い、機械に囲まれる生活が続く海軍兵士は、

特殊な訓練と長い実務経験が必須なのだ。


特に前回の海戦ではその兵士のすべてを喪うと言う愚作も犯してる。

二度目となったら、アメリカ海軍の存在自体を国民が許さなくなるだろう。

現に去年の敗北直後は留守兵士宅が村八分にされ、士官学校生徒が大量退学。

あげくには犯罪者を兵士として雇用せざる負えない事態も起きてる。

コレで負けてしまったら、およそ予想出きる更に斜め上の事態となるだろう。

そしてそれは現実の事態となるのがほぼ確定してるのだ。

敵は確実に来る。

そしてそれ等は確実に殺れる必殺兵器も完成してるのだ。


アメリカは自分の足で死刑執行の場に足を進める囚人になってるとも知らず、

大艦隊と共にグアム沖に向かってた。

日本側は敵をおびき出す「エサ」としてのみ動き出したとも知らず。



クケケケケケケ。

アメリカ海軍の末路がいよいよ始まった。

戦闘機パイロットはルーキーばかり。

そして兵士は罪人や下手糞ばかり。

さて新鋭艦と言う兵器をどう扱い、逝くか・・。

楽しみですわ。ホホホホホホホ。


Gはアメリカ海軍が出撃を報じるニューヨークタイムズを楽しそうに眺め、

高野と共に大笑いしてたのだ。





次回は恨みのグアム沖です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ