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G海軍航空隊  作者: 自宅防衛隊
オレはGだ。
22/46

戦艦出撃

いよいよベールに包んでた戦艦部隊が出陣します。

撃沈扱いとしてた戦艦ですが、ヂツは沈んだのはニセモノでした♪

テヘ♪


Gです。

山城も霧島も榛名も改造が終わりました。

新造した方が早かったかも知れませんが、日本は貧乏国家。

使えるモノは最後まで使うべきです。

ましてや戦艦は今回が最後の出番となるでしょう。

華やかに戦って、敵に大出血をしてもらいませう・・。


榛名、山城、霧島ではさすがに不味いので、それぞれ・・・。


高千穂、河内、桜島と微妙に関係のある名前に改名し、配備した。

ちなみに薩摩と札幌は先の第一次マリアナ沖海戦でデビューしてます。

そして・・。


「大和と武蔵は凄いな・・。」


「高野長官、彼等は今後は防空陣の壁となるのです。

これでも足りない位ですよ。」


大和と武蔵が同時に配備されたのだ。

高野さんも出陣したいと騒いだが、指揮官が前線に出て戦死でもしたら大事。

指揮官先頭は過去の事です。

指揮官や参謀は出撃までのお膳立てが仕事なのです。

栄光はすべて前線の兵士のモノですよ。

高野さん。


「そうだな。Gよ。

オレが間違ってた。彼等の帰る母港や国を守り、指導するのが我々の仕事だ。

戦果を上げて帰る彼等に名誉も与えぬとな。」


「その通りです。

史実のGは我れ先にと自分の栄光としてましたが、我々は違います。

戦果はすべて彼等の栄光とし、栄誉を与えるべきです。

特にエースと呼ばれる事になる歴戦搭乗員は新聞やニュース映画でどんどん取り上げるべきです。

それが後の海軍の底力にもなります。

優秀な若者もこぞって我々を支持してくれると思います。」


「その通りだ。

彼等の乗る航空機の防弾や脱出装置の開発は進んでいるか?

彼等も神では無い。不意を衝かれれば撃墜される事もあろう。

その際にコチラの不手際で彼等を愛機と共に喪う事だけは決してしてはならぬ。」


「大丈夫です。

既に簡易脱出装置も配備しました。

被弾して操縦困難となった場合は最初に風防を飛ばし、次に座席と共に彼等を脱出させる事が

可能となっています。」


「誤爆は無いだろうな?」


「出撃前に必ず点検を義務付けております。

点検は専任の整備士が受け持っていますので間違いはありません。」


「絶対にナアナアにはさせるな。

人間は慣れるとナアナアとなってしまう事が多々ある。

搭乗員の命の綱だ。

絶対にナアナアにはさせるな。」


「モチロンです。彼等は五重もの監視体制で見張っております。

手抜きしたら懲罰房行きです。」


「それなら良い。

先の開戦では数人はエースが出ただろう。

彼等を表彰してやらないとな。」


「次の作戦が終わったら落ち着くでしょう。

表彰すると共に内地での教育航空隊に配備して彼等も休ませてあげましょう。」


「任せたぞ。G。」


高野長官と色々と話してると、大和を含む大戦艦部隊が柱島を出撃して行く。

壮大な軍艦マーチと共に。


旗艦大和のブリッジでは小沢司令長官が高野司令の乗る駆逐艦に敬礼をしてた。

見えるとは思えぬが、それでも上司は敬うべき。

今回の作戦は戦艦同士でのガチでの殴り合いだ。

良くもこんな作戦に私を投入して下さった。

今回の作戦で散る事になろうとも、この小沢冶三郎、地獄に落ちても後悔は無し。

まさに我が生涯の最高の出来事となろう。

だが負けるとも思えぬ。

鉄壁の防空陣を山口多聞中将が約束してくれる。

そしてこの大戦艦の群れだ。

艦隊決戦は恐らく今回が最後となろう。

その後の戦艦の仕事は、空母の壁だ。

国の壁だ。

壁となる前にこの戦いで少しでも彼等の誇りを上げておかないとな。

頑張れよ。大和、武蔵。そして改造した彼等よ・・。


「小沢長官、敵は出て来るでしょうか?」


「出て来るよ。今回は派手に無線も出し、グアム攻略に向かうと宣言してるのだ。

もちろんグアムなど要らないがな。」


「ごもっともです。敵地を占領しても作り直し兵士の捕虜を取る事が時間の無駄。」


「その通りだ。

捕虜を取っても彼等は戦後、絶対に騒ぐそうだ。

卑劣なジャップに屈辱の捕虜生活をさせられたとな。

それなら一人の捕虜も取らなければ良い。」


米軍兵士の彼等の未来は海底の魚のエサと漁礁となるのだが。

それは先の事で・・。


大和、武蔵は往く。

敵の戦艦を滅ぼすべく・・。





海戦はグアム沖の予定です。

ようやく戦艦を前面に出せます。

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