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G海軍航空隊  作者: 自宅防衛隊
オレはGだ。
17/46

第一次マリアナ沖海戦

史上初の空母同士の決戦が始まります。

卑劣なジャップの攻撃に拠りマッカーサー率いる在比米軍航空隊、並びに海軍基地は壊滅した。

マッカーサーは夜半にグアムに脱出。

残された兵士はコレヒドール要塞に立て篭もるも、雲行きは怪しい。

海軍機動部隊は急遽、パールハーバーを出撃。

フィリピンの同胞救援に向かってた。


「クソーー。ジャップめ。

我が同胞になんて事をしやがる。絶対に壊滅させてやるぞ。」


アメリカ太平洋艦隊総司令長官:ハズバンド・キンメル大将は率いる事の出来る

すべての艦艇を率い、フィリピンに急行してた。

輸送船団は率いて居ない。

兵士救援をする場合は艦船に収容する予定だからだ。

まずは敵の日本軍との対決が最優先である。

愚鈍な輸送船を連れて来たら戦えないと判断したのだ。


「まずは敵を叩かないとな。ハルゼーの空母が帰ってて助かったぞ。」


そう・・。

お陸奥撃沈の立役者、ハルゼー率いる米機動部隊は長門撃沈後、速やかに真珠湾に帰還してたのだ。

おかげで今回の太平洋艦隊総出撃に間に合わせる事が出来たのだ。


「これだけの艦隊なら、、汚いジャップも潰せるだろう。

既にヤツ等のビッグガン、長門と陸奥は撃沈したしな。」


彼等は陸奥や長門が偽装戦艦だった事は戦後も知る事は無かった。

日本海軍最高の機密として、長門、陸奥は公式にも撃沈された事になっていたのだ。


「絶対に残るジャップの戦艦も叩き潰し、太平洋からイエローモンキーを叩き出してやるぞ。

総員、戦闘配置!!」


キンメルは近づいてるであろう、日本艦隊を警戒すべく第一種戦闘配置に兵員を付けた。


その頃の日本側。



「いいか。我々の使命は勝つ事では無い。

敵に打撃を与え続ける事だ。

ただし空の戦いだけは完璧に勝て。負ける心配は無いとは思うが、油断はするな。」


第一機動部隊総司令、山口多門の訓示が無電を通じ、全艦艇に流されてた。

無線封止はしていない。

敵に気づかれる事も任務の一つだからだ。


「ヨシ、戦闘機部隊はただちに警戒発進。いいか。

長門と陸奥の仇だけは取るぞ。」


「「「「了解しました。」」」」」


全艦艇の乗組員は総員敬礼を行い、パイロットは各自の機に搭乗。

発進合図を待ってた。

艦艇乗員は持ち場に着き、戦闘開始命令を待ってた。

間もなく怒涛の如くアメリカ機動部隊の戦闘機が押し寄せて来るだろう。

戦いに絶対はない。

今は笑ってる彼等は数刻後にはモノを言わぬ躯となってる可能性も高いのである。


遠く離れた日本の霞ヶ関、海軍総司令部では・・。


「高野長官、待つ身は辛いですね。」


「仕方なかろう。我々は準備するまでが仕事なのだ。

そして彼等が帰る家を守り固めるのもな。

彼等を信じよう。」


「そうですね。

既に命令は下したのです。敵の戦力を削減させよ。

危機を感じたら撤退も可と・・。」


そう・・。

今回の作戦では勝つ必要は無いと判断してたのである。

もっとも負ける事は考えていないが、敵の出血のみを求めるのが今回の作戦のプランでもある。

それに勝ってしまうとコレヒドールの引き篭もり兵士を日本で面倒を見なくてはいけなくなる。

それだけは絶対に避けたい。

なので空母のみを片付けたら撤退する様に指示してたのだ。


後に第一次マリアナ沖海戦と呼ばれる戦いの封は間もなく切られる・・。





コレヒドール兵士を引き取って頂くために今回の作戦では勝つ事はしません。

適当に・・・・・・・します。

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