英雄
武器関連はそろそろ置いておいて・・。
Gです。
現代日本で知られてる日本のトップエース達が我が海軍航空隊に出来る限り揃えました。
加藤隊長、彼こそは総司令に相応しい人間と思います。
高齢にも関わらず、最前線で部下と一緒に泥と血に塗れ、インド洋に散った英雄。
坂井三郎。
批判はあれど世界から尊敬されたエースです。
岩本徹三。
西澤と共に日本のトップエースとして知られてました。
西澤広義。
岩本ノートが公表されるまでは日本のトップエースとして知られてました。
菅野直。
知る人ぞ知る菅野ブルドッグ。兵学校ではエースの道が無いと知り、
予科練から兵卒として海軍に入隊。
メキメキと腕を上げてます。
笹井醇一。
ラバウルのリヒトフォーヘン。ボンボンですが気合の入ったいい顔してますね。
彼も兵学校には入らず、予科練に来ました。
その他未来のエースは全て我が海軍に・・・。
正直笑いが止まりません。
戦争が始まったら、彼等には命を大切に戦って貰う予定です。
何としても彼らだけは死なせてはなりませんよ。
軍部の方針として、英雄はキチンと新聞で公表し、定期的に故国で表彰する予定です。
そう・・・。
戦時中の独逸空軍やアメリカみたいにヒーローとしても扱います。
彼等は国の宝です。
ただ、ある程度戦ったら内地に戻って貰いますけどね。
陸軍航空隊が消えたおかげで、航空部隊にも余裕が出ました。
キッチリとローテーションで部隊を回します。
「加藤少佐、貴方に今後は我が海軍航空隊の総指揮官として戦って頂きます。」
「・・元、陸軍航空隊の私如きにその様な重責を・・。
この加藤、命を削ってでも重責にお答え致します。」
「イヤ・・。死んで貰っては困るのですがね。
既にご存知とは思いますが、数年以内には我が国は戦争に巻き込まれるでしょう。
その際は我々は生きて母国に奉仕しないといけません。
特にパイロットは育成に膨大な年月と国費がかかります。
普通の兵士とはケタが違うのです。
加藤さん、貴方には彼等に命を大切にして戦う様に指導して欲しいのです。
潔く散るなどとバカな考えは流行らせてはなりません。」
「分りました。G中佐。
この加藤、命続く限り若人の飛行兵士の命を大切に、部隊を率いさせて頂きます。」
ヨッシャ。
加藤隊長が部隊を率いてくれたら安心だ。
陸軍航空隊でも加藤部隊だけは別格だったからな。
未来のエースがすべて手に入り、後は実戦経験のみ・・。
どこか適当な戦場は・・。
アッ、あったぁぁぁぁぁ。
そう・・。
内戦が続くシナですよ。
もちろん公式な軍隊としてではなく、日本軍を一時的に退役して貰い、
義勇軍として参加させるのです。
蒋介石率いるシナ国民党軍に参加させ、協賛党軍との戦いに関与させるのです。
目的??
そりゃ経験を積ませるためですよ。
日中戦争の目は潰しましたが、内戦は相変わらず続いてるのがシナ。
蒋介石もコチラの事情を話すと、諸手を上げて賛成してくれました。
コチラが欲しいのは経験のみですからね。
戦闘機は自前ですし、パイロットも貸し出し。
通称、空鮫部隊として後に恐れられる部隊が誕生です。
シナ協賛党軍のバックはソ連ですが、戦闘機はI-15です。
複葉のクルクル回るしか無い戦闘機ですから、
戦闘機の性能に格段の差があり、かすり傷すら負わせられません。
何分にも経験を積ませるためのみの義勇軍です。
戦士の皆様には絶対にムリはするな。
一撃離脱のみに徹しろと徹底しております。
とにかくソ連軍機は雲霞の如く湧き出て来ますから、いくら落としても減りません。
我が軍の戦闘機はアシは長いですから、敵に攻め込まれる事はありません。
侵攻して叩いて引いての繰り返しです。
適当に戦わせたら国内に引いて貰い、次の部隊と交代。
交代した部隊は休養させた後に国内の部隊で戦訓を後輩の伝授。
実戦に勝る経験はありませんからね。
一応無償ではあまりなので、シナ国民党軍から敵機撃墜の度にボーナスを出して貰ってます。
まあ五機も落としたら交代させていますので、チョイエースが誕生する程度です。
あ、戦闘機は飛燕をP40モドキにして参加させてます。
ラジエターを前面に移し、シャークマウスを書いて・・・。
そう・・。
実史のフライングタイガースが日本軍関与と言う形で出現。
協賛党軍からは空飛ぶサメと恐れられる存在となりましたが、撃墜される戦闘機は皆無なので、
正体がばれる心配もありません。
定期的に本国に召還してますし、戦闘機もオーバーホールの際はバラバラにして本国に
送り返しています。
加藤隊長もモチロン参加して貰いました。
いや、この方はカッコイイです。
鬼隊長として知られてましたが、人情家でもあります。
自分で落とした敵を想い、夕餉を敵に捧げたり、撃墜した敵には必ず敬礼で
見送ったり。
まるでレッドバロンですよ。
世代的には同世代に近いのか・・な?
坂井さんや岩本虎轍、笹井、西澤も腕を上げて来ました。
五機に撃墜が達したら本土召還と決まってるのに、彼等は帳簿を改定して、
機数を誤魔化し、三十機も落としてます。
まあ他の連中ならともかく、要のエースには甘くして置きましょう。
蒋介石からは我が義勇軍の事が漏れる心配もありません。
安心して練習代わりに空中戦の実戦経験を積ませられました。
こうして戦う事、数年・・・。
いよいよアメリカが改訂版のハルノートを我が国に叩きつけて来ました。
いよいよ開戦か。
実戦に勝る訓練はありません。
次回は開戦・・・かも・・。