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G海軍航空隊  作者: 自宅防衛隊
オレはGだ。
12/46

英雄

武器関連はそろそろ置いておいて・・。

Gです。

現代日本で知られてる日本のトップエース達が我が海軍航空隊に出来る限り揃えました。

加藤隊長、彼こそは総司令に相応しい人間と思います。

高齢にも関わらず、最前線で部下と一緒に泥と血に塗れ、インド洋に散った英雄。

坂井三郎。

批判はあれど世界から尊敬されたエースです。

岩本徹三。

西澤と共に日本のトップエースとして知られてました。

西澤広義。

岩本ノートが公表されるまでは日本のトップエースとして知られてました。

菅野直。

知る人ぞ知る菅野ブルドッグ。兵学校ではエースの道が無いと知り、

予科練から兵卒として海軍に入隊。

メキメキと腕を上げてます。

笹井醇一。

ラバウルのリヒトフォーヘン。ボンボンですが気合の入ったいい顔してますね。

彼も兵学校には入らず、予科練に来ました。

その他未来のエースは全て我が海軍に・・・。


正直笑いが止まりません。

戦争が始まったら、彼等には命を大切に戦って貰う予定です。

何としても彼らだけは死なせてはなりませんよ。

軍部の方針として、英雄はキチンと新聞で公表し、定期的に故国で表彰する予定です。

そう・・・。

戦時中の独逸空軍やアメリカみたいにヒーローとしても扱います。

彼等は国の宝です。

ただ、ある程度戦ったら内地に戻って貰いますけどね。

陸軍航空隊が消えたおかげで、航空部隊にも余裕が出ました。

キッチリとローテーションで部隊を回します。


「加藤少佐、貴方に今後は我が海軍航空隊の総指揮官として戦って頂きます。」


「・・元、陸軍航空隊の私如きにその様な重責を・・。

この加藤、命を削ってでも重責にお答え致します。」


「イヤ・・。死んで貰っては困るのですがね。

既にご存知とは思いますが、数年以内には我が国は戦争に巻き込まれるでしょう。

その際は我々は生きて母国に奉仕しないといけません。

特にパイロットは育成に膨大な年月と国費がかかります。

普通の兵士とはケタが違うのです。

加藤さん、貴方には彼等に命を大切にして戦う様に指導して欲しいのです。

潔く散るなどとバカな考えは流行らせてはなりません。」


「分りました。G中佐。

この加藤、命続く限り若人の飛行兵士の命を大切に、部隊を率いさせて頂きます。」


ヨッシャ。

加藤隊長が部隊を率いてくれたら安心だ。

陸軍航空隊でも加藤部隊だけは別格だったからな。


未来のエースがすべて手に入り、後は実戦経験のみ・・。

どこか適当な戦場は・・。

アッ、あったぁぁぁぁぁ。


そう・・。

内戦が続くシナですよ。

もちろん公式な軍隊としてではなく、日本軍を一時的に退役して貰い、

義勇軍として参加させるのです。

蒋介石率いるシナ国民党軍に参加させ、協賛党軍との戦いに関与させるのです。

目的??

そりゃ経験を積ませるためですよ。

日中戦争の目は潰しましたが、内戦は相変わらず続いてるのがシナ。

蒋介石もコチラの事情を話すと、諸手を上げて賛成してくれました。

コチラが欲しいのは経験のみですからね。

戦闘機は自前ですし、パイロットも貸し出し。

通称、空鮫部隊として後に恐れられる部隊が誕生です。


シナ協賛党軍のバックはソ連ですが、戦闘機はI-15です。

複葉のクルクル回るしか無い戦闘機ですから、

戦闘機の性能に格段の差があり、かすり傷すら負わせられません。

何分にも経験を積ませるためのみの義勇軍です。

戦士の皆様には絶対にムリはするな。

一撃離脱のみに徹しろと徹底しております。

とにかくソ連軍機は雲霞の如く湧き出て来ますから、いくら落としても減りません。

我が軍の戦闘機はアシは長いですから、敵に攻め込まれる事はありません。

侵攻して叩いて引いての繰り返しです。

適当に戦わせたら国内に引いて貰い、次の部隊と交代。

交代した部隊は休養させた後に国内の部隊で戦訓を後輩の伝授。

実戦に勝る経験はありませんからね。

一応無償ではあまりなので、シナ国民党軍から敵機撃墜の度にボーナスを出して貰ってます。

まあ五機も落としたら交代させていますので、チョイエースが誕生する程度です。

あ、戦闘機は飛燕をP40モドキにして参加させてます。

ラジエターを前面に移し、シャークマウスを書いて・・・。

そう・・。

実史のフライングタイガースが日本軍関与と言う形で出現。

協賛党軍からは空飛ぶサメと恐れられる存在となりましたが、撃墜される戦闘機は皆無なので、

正体がばれる心配もありません。

定期的に本国に召還してますし、戦闘機もオーバーホールの際はバラバラにして本国に

送り返しています。

加藤隊長もモチロン参加して貰いました。

いや、この方はカッコイイです。

鬼隊長として知られてましたが、人情家でもあります。

自分で落とした敵を想い、夕餉を敵に捧げたり、撃墜した敵には必ず敬礼で

見送ったり。

まるでレッドバロンですよ。

世代的には同世代に近いのか・・な?

坂井さんや岩本虎轍、笹井、西澤も腕を上げて来ました。

五機に撃墜が達したら本土召還と決まってるのに、彼等は帳簿を改定して、

機数を誤魔化し、三十機も落としてます。

まあ他の連中ならともかく、要のエースには甘くして置きましょう。

蒋介石からは我が義勇軍の事が漏れる心配もありません。

安心して練習代わりに空中戦の実戦経験を積ませられました。

こうして戦う事、数年・・・。


いよいよアメリカが改訂版のハルノートを我が国に叩きつけて来ました。


いよいよ開戦か。



実戦に勝る訓練はありません。

次回は開戦・・・かも・・。


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